人助けの駆け落ちを終えた昭典は、映像制作会社を引き継いでくれた博己を頼って帰郷する。たったひとりの理解者である博己の薬指に思いがけない結婚指輪を見つけ、昭典の心は鈍く乱れるが、迎え入れられた田舎の一軒家には女性の影もなく……。
指輪のことを聞けないままに、映像制作の仕事に復帰する昭典。
嫌味な先輩に翻弄されながらも、友情と恋の狭間で揺れるふたり。
好きだから打ち明けられない想い。遊びのままにしておきたいふれあい。
けれど、それでは足りなくなる。好きだから。
お互いのことを男として好きだから、当然、抱くのは自分だと考えているふたりの終着駅は……
現代舞台×お仕事BL×メンズラブ
王道・こじらせ両片想い
※本作は高月紅葉の個人誌作品の電子書籍版となります。
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