プロ野球選手・近藤健介はなぜ誕生したのか?
父が語る近藤家の子育て
<スペシャルインタビュー収録>
近藤健介(福岡ソフトバンクホークス)
「父はやりたいことを存分にやらせてくれた」
子どもの夢の実現へ
幼少期、小・中学生時代に親ができること
一般的に考えると「育て方」となるが、あえて「育ち方」と表現した。「育てた」というよりも、健介自身が自らの意思で道を切り拓き、目標を次々と実現しているからだ。親として大事にしてきたことは、健介が好きなことを存分に頑張れる環境を作ること。そのために、健介がやりたいことにとことん付き合ってきた。
夫婦ともども、運動神経がずば抜けていいわけではない。私の家は父親だけでなく母親も教員で、絵に描いたような「教員一家」。そんな近藤家からなぜプロ野球選手が誕生したのか。
あくまでも近藤家の事例になるが、幼少期からプロ野球選手になるまでの歩みを振り返りながら、子育ての中で大切にしてきたことを書き残していきたい。
<目次>
第1章 子どもの意思を可能な限り尊重する
第2章 理不尽さに授業料を払う
第3章 成長のカギは向上心と好奇心
第4章 成果を出すためのカギは考え方
インタビュー
戸村直樹(泉谷メッツ元監督)/小野寺信介(修徳学園中学校元監督)