『仏の畠の落穂』では、庶民の信仰や輪廻転生の思想を温かい眼差しで考察し、日本人の精神性の源泉を描く。一方『日本お伽噺』は、英語圏の読者向けに「桃太郎」や「化け蜘蛛」などの昔話を再話したものであり、どちらも日本文化への深い理解と愛着が根底に感じられ、八雲の興味関心の深さ、幅広さを示す名作。ハーンの教え子たちによる現代語訳で復刻。
●目次
『仏の畠の落穂』
第一章 生神
第二章 街頭より
第三章 京都紀行
第四章 塵
第五章 日本美術における顔について
第六章 人形の墓
第七章 大阪にて
第八章 日本の民謡に現れた仏教引喩
第九章 涅槃
第十章 勝五郎の転生
第十一章 環中流転相
『日本お伽噺』
化け蜘蛛
猫を画いた子供
団子を失くしたお婆さん
ちん・ちん・こばかま
あとがき