勇者に追放された薬師ですが、峠の検問で薬の値を代官に決められたので、三つの町をつなぐ融通網を作ったら専売の証文が紙くずになりました(十六夜ハル )の注意事項

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漫画(まんが)・電子書籍のコミックシーモアTOPライトノベルライトノベルRealize出版C-Trap LIGHT追放薬師ロラン勇者に追放された薬師ですが、峠の検問で薬の値を代官に決められたので、三つの町をつなぐ融通網を作ったら専売の証文が紙くずになりました
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勇者に追放された薬師ですが、峠の検問で薬の値を代官に決められたので、三つの町をつなぐ融通網を作ったら専売の証文が紙くずになりました 発売予定

900pt/990円(税込)

8/13(木)発売予定

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作品内容

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カルデで薬屋を営むロランのもとに、峠の代官ハウレンが検問を敷き、薬の値を一手に決め始めたという報せが届く。徴税吏クードは検問で「薬の一部を差し出せ」と迫るが、ロランは応じない。
「──それはあんたのつけた値だ。俺の値は、俺がつける」
峠を強行突破するのではなく、ロランは正規の商いとして薬を通す道を探る。セダ町では薬が高値で買い占められ、オルバ町では薬草はあるのに薬師がいない。ロランは三つの町をつなぐ薬の融通網を構想し、弟子リタに三町ぶんの仕分けを任せ、宿主バンや世話役ミトを巻き込んでいく。クードが突きつける専売の証文を突っぱね、三町の代表が初めて連名で抗議の文を出し、ついにハウレンが自ら峠に姿を現す。
「管理してやっているから薬が回る」と言い張る代官に、ロランは再び同じ言葉を返す。そして三つの町が同じ日に同じ薬を手にした朝、ハウレンは検問での専売をあきらめ、正式な通行の取り決めが結ばれる。証文はもはや、誰の値も縛れない紙きれになっていた。
本作は「追放薬師ロラン」シリーズ第2巻(全8巻・完結)。

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作品ラインナップ 

  • 十年ただ働きで勇者一行を追い出された薬師ですが、薬師のいない町で薬を配っていたら、追放した英雄が毒に倒れて助けを乞いに来ました
    8/13(木)発売予定

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    900pt/990円(税込)

    十年、勇者パーティ「暁の楯」の後方で薬を作り続けた薬師ロランに、支払われたのは飯代と宿代だけだった。四本の解毒剤を毎朝欠かさず腰に提げ、氷窟では魔法使いミラの命を一本で拾ったことさえある。だがその手つきに、誰も値段をつけなかった。宮廷の錬金術師を後任に据えると告げられ、「鍋をかき混ぜてただけの奴」と嘲られて、ロランは追放される。持って出たのは、師から継いだ石臼と乳鉢だけだった。
    流れ着いたのは、薬師が一人もいない辺境の宿場町カルデ。戸口には病人の白い布と死者の黒い布が並び、子どもが薬もなく死んでいく町だった。ロランは閉ざされた薬屋を借りて店を開き、摘む才のある少女リタに手つきを教え、元傭兵の女将バサ、鉱夫あがりのゴウとともに、町ぜんたいが自分の力で薬を回せる仕組みを作っていく。薬の道を握る商会ヴェルグに一度は道を塞がれ、目の前で母親に薬を渡せずに負けもした。それでもロランは、半年をかけて蔵に解毒剤を満たし、井戸に濾し器を据え、崩れない道を敷き、近隣の村に無償で技を配り続けた。
    やがて北から毒の霧が下りてくる。北の村々が丸ごと沈むなか、備えのあったカルデだけが死者を一人も出さず、四百を超える避難民を屋根の下に抱えて立ち続けた。そして毒に倒れた「暁の楯」の一行が、この町へ助けを乞いに這い着く。
    「薬を寄こせ、治すのがお前の仕事だ」と命じる勇者ガイに、ロランは静かに首を横に振る。
    「断る。あんたたちが、王都で俺の薬の値段を勝手に決めたようには、もういかない。この町では、薬の使い道を決めるのは、俺だ」
    毒が晴れたあと、駆けつけた大公はロランに宮廷薬師の位を差し出す。ロランはそれを断り、代わりに「薬の往来を誰にも禁じさせないこと」と「技を無償で教える自由」を願い出て、辺境の町医者のまま店に残る。追放は罰ではなく、値段のつく場所へ出してもらえた一本の道だった。
    本作は「追放薬師ロラン」シリーズ第1巻(全8巻・完結)。
  • 勇者に追放された薬師ですが、峠の検問で薬の値を代官に決められたので、三つの町をつなぐ融通網を作ったら専売の証文が紙くずになりました
    8/13(木)発売予定

    900pt/990円(税込)

    カルデで薬屋を営むロランのもとに、峠の代官ハウレンが検問を敷き、薬の値を一手に決め始めたという報せが届く。徴税吏クードは検問で「薬の一部を差し出せ」と迫るが、ロランは応じない。
    「──それはあんたのつけた値だ。俺の値は、俺がつける」
    峠を強行突破するのではなく、ロランは正規の商いとして薬を通す道を探る。セダ町では薬が高値で買い占められ、オルバ町では薬草はあるのに薬師がいない。ロランは三つの町をつなぐ薬の融通網を構想し、弟子リタに三町ぶんの仕分けを任せ、宿主バンや世話役ミトを巻き込んでいく。クードが突きつける専売の証文を突っぱね、三町の代表が初めて連名で抗議の文を出し、ついにハウレンが自ら峠に姿を現す。
    「管理してやっているから薬が回る」と言い張る代官に、ロランは再び同じ言葉を返す。そして三つの町が同じ日に同じ薬を手にした朝、ハウレンは検問での専売をあきらめ、正式な通行の取り決めが結ばれる。証文はもはや、誰の値も縛れない紙きれになっていた。
    本作は「追放薬師ロラン」シリーズ第2巻(全8巻・完結)。
  • 勇者パーティを追われた薬師ですが、男爵領で薬税に苦しむ村を回っていたら、徴税官の裏帳簿を暴いて薬税ごと吹き飛ばすことになりました
    8/14(金)発売予定

    900pt/990円(税込)

    男爵レーガンの領に、薬税が課された。徴税所でロランを迎えた徴税官オルドは、数字と規則を盾に高率の薬税を突きつける。領内の村々を回れば、税のために薬を買えず弱っていく家々ばかり。元衛生兵くずれのヴォルフ、教師のミーナ、荷方頭のカドルを仲間に、ロランは薬の融通網を男爵領全体へ広げていく。
    やがてロランは、押さえられた薬の代金の大半が男爵に届かず、処分を請け負うシラム商会へ流れている証拠を掴む。商会は取り上げた薬を封蝋つきの正規品として同じ村へ売り戻し、その差額は金貨百七十枚を超えていた。オルドは薬の差し押さえを続けるが、ロランは退かない。
    「──それはあんたのつけた値だ。俺の値は、俺がつける」
    寄合の場で、一冊の帳面がすべてを明かす。押収薬の代金の八割を商会へ流す契約を結んでいたのは、徴税官ではなく男爵家家令だった。オルドはその不正を隠すどころか、査定額も払先も契約の年月も、一件残らず同じ帳面に書き残していた――読み上げられるその日のために。村々が記録を突き合わせ、初めて公の場で不正に異議が唱えられ、ついに男爵レーガン自身が姿を現す。家令は解かれ、差額は返され、薬税そのものが廃された。三年ぶん数字を書き続けた徴税官オルドもまた、静かに職を解かれて領を去る。旅の医師がふと口にした「辺境伯の侍医団」の名だけが、次の風を運んでいた。
    本作は「追放薬師ロラン」シリーズ第3巻(全8巻・完結)。
  • 辺境に追放された薬師ですが、侍医団に「辺境の薬は品目書に載せない」と格付けされたので、三領の薬師と値を持ち寄ったら品目書の一条が消えました
    8/14(金)発売予定

    900pt/990円(税込)

    城下へ送った薬が、封も切られずに荷ごと返ってくる。添え状には、辺境伯領の「品目書」に載らない薬は棚に置けないとあった。写しを確かめれば、辺境の薬は一つも載っていない。城下町アイレンで、侍医団次席カルネはロランに等級の採点表を示し、三領の薬師をまとめて下の等級に置いていた。首座侍医ザイドは「辺境の薬は品目書に載せない」と言い切り、ロランの手つきにさえ等級を付けようとする。
    「──それはあんたのつけた値だ。俺の値は、俺がつける」
    等級を得るために処方を書き換えていた老薬師ハンナ、品目にすら無い骨接ぎのサルカ、等級を盾にしていた薬師ネド。ロランは三領を回り、薬師たちが自分の値を自分で書き込む「持ち寄りの帳」を立てていく。侍医団が等級試験の日を通告しても、採点表には手つきを測る項が一つも無いことが露呈するだけだった。
    辺境伯ヴェスタの城で、ロランは試験を断り、四十人の値を綴じた帳を差し出す。辺境伯は侍医団に「自分の値を書けるか」と問い返し、やがて品目書から『辺境の薬は載せない』の一条が削られる。侍医団の若手エイルは、自分の処方に自分で値をつけた札を持ってきた。書付の末に一度だけ記された「王都の薬師ギルド総長」の名が、次の相手を告げていた。
    本作は「追放薬師ロラン」シリーズ第4巻(全8巻・完結)。
  • 王都のパーティを追われた薬師ですが、十四年ぶりに戻った王都でギルドに「免状の等級がない薬は売るな」と言われて断ったら、無免状の薬師たちが市で自分の値を叫び始めました
    8/14(金)発売予定

    900pt/990円(税込)

    王都の薬師ギルドから触書が届く。免状の等級のない薬は、王都の市に出せない。三領の持ち寄りの帳の写しには、八十七人の名の横に『等級なし』の判が一つずつ押されていた。侍医団を辞したエイルとともに、ロランは追放以来十四年ぶりに王都へ入る。下町では無免状の薬師クェナが表通りから追われ、裏口に客の列ができていた。
    ギルド館で総長トレヴィは、ロランの手つきを褒めた上で特例の二等免状を差し出す。免状方マルシェが等級の五段と薬礼の上限を読み上げるなか、ロランはそれを受け取らない。
    「──それはあんたのつけた値だ。俺の値は、俺がつける」
    登録簿の最初の巻を辿れば、免状はもともと疫の年に薬の出所を辿る名簿として始まり、十六年前に等級の欄が書き足されて採点表に変わっていた。余白には、免状を持たずに売っていた頃のトレヴィ自身の名が残っている。市の西側の屋台に値の紙を置く動きは十七枚まで広がり、マルシェはそれを禁じにかかる。総見の場でロランは試験を受けず、八十七枚の値の紙を綴じて壇に置いた。
    等級の効力が三日だけ止められた朝、クェナが市の板の上に立ち、自分の薬の値を声に出す。ハンナが続き、その日のうちに八十人が板の上で値を口にした。かつて氷窟でロランに救われたミラは、空き瓶の底の傷から七年前の作り手に気づき、礼ではなく値を言う。やがて王都から届いた解散状には、等級の欄を登録簿から削ると記されていた。
    本作は「追放薬師ロラン」シリーズ第5巻(全8巻・完結)。
  • 追放された辺境の薬師ですが、王国が官版の薬価表で値をつけること自体を禁じたので逆らったら、返ってきた表の余白に薬師の値が千も書き添えられました
    8/14(金)発売予定

    900pt/990円(税込)

    王国の官版の薬価表が、一枚刷りで峠を越えて届く。国じゅうの薬の値が一枚に固定され、末尾の一条には「表に無い値を口にすること・書くこと・掲げることを禁ずる」とあった。値をつける行為そのものが、禁じられていた。ロランは王都へ発ち、王城の薬務寮で薬務卿ヴェンツと向き合う。ヴェンツはロランの手つきを認めた上で「表に一行足す」と申し出るが、ロランは断り、面と向かって値の言葉を言う。
    「──それはあんたのつけた値だ。俺の値は、俺がつける」
    二十二年前、値が決まらないまま薬が届かず村の半分が死んだサド村の冬。その村を担当した下役が、ヴェンツ自身だった。ヴェンツは「表は薬を止めないための表だ」と信じて疑わない。ロランは面と向かって値を言うが通らず、書き添えた者たちとともに薬を扱う権を三年止められ、処分の紙を渡されて王城を出される。下町に腐り病が出た三月のあいだ、権を止められた老薬師ギレンが禁を破って五十三人を持たせ、薬務寮の使いに値の言葉を言い残して死ぬ。ロランの右手も、腐り病の手当てで痛めたまま戻らなくなった。
    それでも、地方から返る薬価表の余白には、薬師たちの書き添えが増え続けた。返る写しの書き添えはついに千を超える。ヴェンツはそれを「表を破った者の数」と数えたまま、内府の使いに薬務卿を解かれて王城を去った。写し方頭サレムは、焼けと命じられた余白入りの写しを焼かずに刷り場の奥へ積んでいた。カルデに戻ったロランの棚では、瓶が千八十本になり、右手はまだ戻らないままだった。
    本作は「追放薬師ロラン」シリーズ第6巻(全8巻・完結)。
  • 追放された薬師ですが、隣国の商会に薬市で薬を買い叩かれたので、二国の薬師と互いの手つきに値をつけ合ったら、商会の買い場が崩れて逃げ出しました
    8/14(金)発売予定

    900pt/990円(税込)

    峠を越えた荷とともに、隣国のザルネ商会が国境で薬を安値で買い上げ、断れば荷を通さないという話が届く。同じ荷で、五年前に薬市への出品を約束した大公からの招き状も来た。国境の交易圏へ向かうロランは、ザルネの粗悪な薬で腹を下した子を手当てし、買い占められた村に出た毒に、ギレンの匙で塩と蜜と薬を量って当たる。隣国の女薬師サイラは、亡父の借金のためにザルネへ解毒剤を売り続けていた。
    薬市は、ザルネが二国の薬師の値を根こそぎ下げる買い場と化していた。大公は一律の買い値で薬市を安定させる案を出すが、それもまた上からの採点にすぎない。薬市が開き、ザルネの買い値が場を支配するなか、ロランは商会に値の言葉を言い、荷を通さないと言われて薬市から干される。
    「──それはあんたのつけた値だ。俺の値は、俺がつける」
    ロランは、二国の薬師が互いの手つきに値をつけ合う形を立てる。サイラを皮切りに薬師たちがロランの薬に値をつけ、ザルネの買い場は崩れていく。買い叩きを間違いとも思わないまま、商会主ザルネは薬市を去った。サイラがロランの手つきにつけた値を、ロランが受け取る朝。棚の瓶は二千四百本になり、右手はまだ戻らない。海の向こうで井戸が次々に封じられ、どの解毒剤も効かぬ熱が広がっているという話が、一度だけ届いていた。
    本作は「追放薬師ロラン」シリーズ第7巻(全8巻・完結)。
  • 追放された薬師ですが、大陸に広がる名の無い熱を「神罰」と呼んで薬を捨てさせる司祭に抗い、各地の薬師に手つきを配ったら、六百の手が熱を押さえる朝が来ました
    8/14(金)発売予定

    900pt/990円(税込)

    海の向こうから、名の無い熱が南の港に上がる。井戸を封じても人が倒れ、手持ちの解毒剤はどれも効かない。ロランはその熱の水に、十年前の氷窟で紫蛇の毒を診たときと同じ手触りを見つけ、病の源が北にあると見当をつける。リタにカルデの井戸の持ち場を託し、南へ、そして川を遡って北へ向かう。村の水を汲んで濾し、煮て、ギレンの匙で塩と蜜と生薬を量り、氷窟の解毒剤を変形させた煎じ薬で熱を落とす。だが、その薬は一人の手では大陸に届かない。
    上流の領では、薬を作らぬ司祭グレンが名の無い熱に「北の帰り」「神罰」の名をつけ、水を絶って祈れと説いて、薬を驕りと呼んで人を薬から遠ざけていた。十年前、氷窟の一件を「勇者ガイの加護」と名づけた男である。名を信じて薬を捨てた家では人が倒れていく。ロランは各地の薬師が自分の井戸のわきで解毒剤を挽く形を立て、川筋の薬師に手つきを一手ずつ写させ、サイラの荷で写しが隣国へ渡っていく。
    だが大公の御前で、グレンと役人は熱を神罰と裁定し、ロランの手つきに公の値をつけて認可制にしようとする。ロランは、疫病そのものに値をつけることを拒む。
    「──それはあんたのつけた値だ。俺の値は、俺がつける」
    ロランは御前で孤立し、後ろ盾を失って一度負ける。それでも各地の薬師は公の裁定を待たず、自分の判断で写しを取り、自分の井戸のわきで挽き始めた。認可を待てと言う役人に、エイルが同じ言葉を返す。ロランはゴウと北の森へ入り、紫蛇の沼が水の源だと突き止めて堰き止めるが、すでに水に回った毒は消えず、これだけでは熱は止まらない。止めるのは、六百の薬師が各々の持ち場で挽き続けることだけだった。
    雪解けの朝、カルデへ戻ったロランは、リタが井戸の持ち場を冬じゅう守り抜き、名の無い熱をこの町で止めていたことを知る。棚の二千四百本は右手のせいで増えないまま、数えるものが瓶から六百の持ち場の手へ変わっていた。追放され立場を失った男は、誰に立場を与えられたのでもなく、六百のうちの一つの持ち場を自分の手で取った。名の無い熱が名の無いまま六百の手に押さえられる朝で、物語は閉じる。
    本作は「追放薬師ロラン」シリーズ第8巻(全8巻・完結)。

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