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グラン・ギニョール
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グラン・ギニョール

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作品内容

「僕の執事になって欲しい」ドイツ旅行中の須蛾(すが)子爵に請われ、国を捨て彼の忠実な僕(しもべ)となったコンラート。「男妾」と噂されるが、互いへの愛の”高潔さの証”として決して交わろうとはしなかった。――だがある晩、コンラートは怪しげな屋敷に連れて行かれ、主人の欲望を満たすために目前で『醜悪な痴態』を演じることを強要される…!! 華麗なる性の饗宴が開幕する。

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レビュー

グラン・ギニョールのレビュー

平均評価:4.3 51件のレビューをみる

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高評価レビュー

スゴイものを読んでしまった
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 子爵 須蛾聡×執事 ドイツ人 コンラート・ネルンスト
グラン・ギニョールとはフランス、パリに19世紀末から20世紀半ばまで存在した大衆芝居・見世物小屋のグラン・ギニョール劇場のこと。またそこから転じて、同座や類似の劇場で演じられた「荒唐無稽な」、「血なまぐさい」、あるいは「こけおどしめいた」芝居のことをいうそうです。
本仁先生は作中で「悪趣味な痴態」「残酷な演技」という言葉にグラン・ギニョールとルビを振っています。
須蛾子爵はドイツで通訳のコンラートと知り合い、日本に連れ帰り、執事にします。男妾を連れ帰ったと須蛾とコンラートは激しい非難と嘲笑を浴びますが、2人の間には性的な接触はなく、コンラートは触れあうことを耐えることが愛の深さと信じてやり過ごします。
耽美というか、最初は屈折しているけれどこれが至高の愛の表現とされているのだろうと思っていましたが、最後まで読んで須蛾の性的嗜好の拗れっぷりに嘆息しました。いや、スゴかったです。読む人を選ぶというか、頭の中の地雷を全部取っ払って読まねばならないのではないでしょうか。
あとがきに「あと4話で完結」で「大どんでん返しの最終話」があるけれど「大人の事情がイッパイ」で2巻目が出せないとあり、続編を熱望しております。大どんでん返しとは?「ロマンティック」のその後はあったのか?須蛾が本懐を遂げずに健やかな方向に行ってもらいたいのですが、どうなのでしょうか。個人的にはコンラートが気の毒でならないのでなんとか彼だけでも助かってもらいたいのですが。
登場人物に阿木乃男爵、白川伯爵など爵位がついていましたが、身分の高い順に公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵です。
2巻の構想ありとのことですが、こちらだけでも完結しているものとして読めます。ページをめくるとグラン・ギニョールの開幕です。醜悪で美しい世界へようこそ。
2016年8月 総196ページ 修正は白抜き
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6件
2022年10月26日
性の饗宴
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 以前フォロー様のレビューを読んで凄く興味を持ち、しばらくカートに入っていた本作。ようやく購入して読みました。

これは昼間よりも、間違いなく夜に読むのをおすすめします。執事と主人の関係性はある程度、想像はしていたのですが、そんな自分の想像を超える歪んだ世界観に最初は頭が付いていかなくて途中で放棄…。これは昼間に読んだのがいけなかった。

夜遅くにもう一度読んだら、狂った主人の考え方、執事のコンラートが主人の嗜好を受け入れ性の饗宴をすることも、お互いが愛しているからだと理解できたし、高潔の証として決して交わらないことを心に決めている2人とその2人を取り巻く男達。官能的で狂気的なグラン・ギニョールの世界観に私も浸る事ができました。
演劇のセリフのように言葉ひとつひとつが美しく官能的で私はこの作品が好きです。

こういう作品はなかなか自分では見つけられないのでフォロー様に感謝です。

読み終わって最初のストーリーに戻るとタイトル通り2人の結末がよりロマンティックに感じられるので結局何度も読んでしまいます。
この1冊で上手くまとまっていますが、大人の事情でまだ出せていない4話があるとの事なので、これは是非とも続編が読みたい!!

あと、他の人との絡みが沢山あるので、地雷の方は気をつけてください。
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10件
2023年3月9日
これぞ愛、久々の名作/続編希望!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 他レビューにもございますが、まだBLが"801"とジャンル分けされる前の世界観漂うお話でした。耽美でいん猥、背徳感で溢れていて、ゾクゾクします。作家さんの画風でトーンが少なく、はっきりとした白黒、たまに細線で陰影を描かれる、かといって手を抜く訳でなく細かな背景がきちんと描かれ、そこもまた、昨今のトーンだらけ作品にない、独特の麗美・造形美を醸し出しています。味わい深い作画で、『グラン・ギニョール』感むんむん、酔いしれます。
内容も「子爵と執事」。どんなに愛し合おうともけして交わりも口付けさえもしない、どんなに求め狂いそうに欲っしてもただただ耐える──その姿がいん靡です。直接触れない代わりに第三者との馬鍬いを視かんで埋めるというもの、背徳心を煽られます。
後半分の続編があるそうですが大人事情で出版されないとあり、これほどまでに"BL"にない、耽美な世界を表現している作品はないと思うので、残念でなりません。リブレさんで出せない(もっとえげつない作品を発刊しているのに何故でしょう)なら、他社でもいい!個人制作でも!何年でも待ちます!続編を是非お願いします。
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7件
2021年8月5日
ため息
JUNEで育った私にとって、耽美という薄暗い部屋で白い息を吐きながら、じっとりと愛する人を待つ。それはとてつもないご馳走。
今となっては801は古典文学でしょうね。BLは日常ですが801は非日常です。
BLが嫌いではないのです。大好きです。ただ、非日常はもっと好きなのです。
ゆっくりと落ちていくこの作品をうっとりしながら読むことができる幸せを堪能しています。
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3件
2016年10月19日
満足ですっ!
気になっていてずっとカートに入れておいていた作品。次巻を出せない状態だと知ったのでいつも後回しにしていましたが、今回ようやくクーポンにて購入。これは買ってよかった。台詞の合間のちょっとした仕種に、はっとするような艶かしさを感じる。これ一冊でも完結にできないこともないですが、やはり続きが読みたいです。本仁戻先生、リブレ様よろしくお願いします。
いいね
1件
2019年11月1日

最新のレビュー

愚かで暇な人々の、魅力的な「見せもの」
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ あー、なんて陳腐で愚かな人々なんだ!
人のやってることのほとんどは、所詮ただの「見せもの」。愚かな見せものが、精緻で美しい作画で繰り広げられる、なんとも魅力的な作品。

以下魅力的な陳腐ポイント
●陳腐その1、ぼんくら子爵: 誰のことも、自分のことも愛していないから、ひたすら浪費し傷つける、あー、なんてかわいそう。
●陳腐その2、わかりやすすぎる使用人たち: どんなに馬鹿にした相手でも、やりたい欲望にはかなわない。あー、なんて正直で身勝手な人たち。
●陳腐その3、欲求不満の奥方: 不自由な、囚われのカゴの鳥。あー、とにかくがんばれー。
●陳腐その4、裕福で暇な友人たち: 気になるのはおいしそうな子爵と執事のことばかり。他にやることないんか?
●コンラート: ある意味最も何の色もない人。東の果てまでぼんくらについてきちゃったなんて、どうかしちゃってたんだね。そういう時もあるよね。

こんな人々の醜態が、緻密な作画とのマリアージュで、芳しい香りを放ちながら展開されるすばらしさよ。作者様ありがとう。

私は断言する。子爵とコンラートの間にあるのは愛ではないと。
これはただの欲望だ。
美しいものを、自分だけのものにしたい。この満たされない心の穴を埋めたい。でもできないからこそさらに欲しくなるジレンマ。願いが叶った時が二人の頂点、あとは色褪せる一方だろう。
指先だけの触れ合いで表現された二人の抑圧された欲望は、艶かしくてよかった。忍耐さえも、愛というより退屈をまぎらわすプレイの一環に見えた。

私は一話目のロマンティックが特に好き。全然ロマンティックじゃないところが。
堕ちた先の最後の選択がそれだなんて、なんてありきたりで、なんて浅はか。

この作品、起きてる事、やってることがいろいろひどい割に暗くないというか、根本にあるのはコメディーというか、どこか冷めた目線で人物たちが書かれている感じがして、そのおかげで私は楽しく読めた。ただ、あまり興奮はしなくて、それで★3な感じ。でもこういう一歩ひいた感じの、通常の一途とか健気とは違う路線をいく作品好きなので、本仁先生また何か書いてほしいなー。
いいね
1件
2025年4月13日

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