主人公最強系の中ではそろそろ古参と言っていいぐらいのラノベ作品のコミカライズ。
原作の進行諸島先生は本作を書くまでに1,000種類ぐらいのラノベを読んで書き方を研究したそうだが、コミカライズもそれを上手に調理している。
シリアスとギャグ
、アクションとほのぼののバランスがよく、読んでいて飽きない。また主人公最強系の作品らしく、ハラハラさせるシーンはあまりないが、敵の倒し方には色々なバリエーションをつけているのでそのあたりも楽しめる。サブキャラクターも味があり、少年マンガ的な良さはしっかりと内包されていると言える。
刊行ペースが速いのもありがたいのだが、今(2024年10月)から追いかけるのはちょっと大変かもしれない。
ハラハラの展開を期待しているのであれば少々物足りないかもしれないが、頭を空っぽにしてのんびり読むのにはちょうどいい作品である。
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