家族を愛する顔を見せて実は愛人がいた父親を許せずにいるヒーローマイクは、心惹かれたヒロインジェニーが取引を打診してきている企業の姪と聞いて、その後ろに自分の父親の影を見て彼女も同類と決めてかかり罵り突き放すという見下げた男。仕事を通じ近い距
離の2人は、何度も復縁のチャンスがアリながら 戻るという事を繰り返し、全く前向きに熟考しようという姿勢さえなくて腹が立つ。気持ちは分かるが、お互いが何か前向きなキッカケ待ちをしてしまっているからモドカシイ。マイクが父親が家族を裏切ったという思いからの脱却待ちなのだ。その脱却は弟ショーンの助言を受けてのものだったが、そもそも家族の絆を一番信じていなかったのはマイク自身だという事をショーンによって導き出すのだが、その部分が今一つ説得材料に欠けてしまっている。何よりも振り回されて傷つき泣きを見ているのはジェーンで、叔父からの3発だけでは物足りなさを感じた。
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