久しぶりにTVで「ハンカチ王子」を見たら、「あーこのイメージ、BL的には白ブリーフ王子?白ブリーフって言えば、いとしの猫っ毛のけいちゃんだよ!」とピコーンと閃いてしまいました。
なんか白ブリーフ穿いてる若者って、お母さんが買ってきた下着
を何の疑問も抱かず穿いちゃう性愛に疎い子ってイメージがあって、それが清潔感あるハンカチ王子のイメージに重なるように思うんです。
そして、そんなイメージにピッタリなのが、この明るい髪をした道産子ボーイの恵ちゃん。久しぶりに1巻から読み返したら、1巻から白ブリーフ拝めるし、先生の手文字で「お母さんが買ってきた」と書き添えてあって期待を裏切りません。うん、やーっぱり面白い!
恵ちゃんはノンケ。隣の実はイケメンのみいくんは生粋のゲイで、幼馴染の恵ちゃんに片思いし、葛藤の末告白してお付き合いが始まるけれど、それから6年間清いお付き合い。そんな恵ちゃんに劣情を抱きながら手を出せずにいたみいくんが管理しているアパートに恵ちゃんが上京してきて、個性的過ぎるサブキャラとの刺激的だったり、ホッコリしたりする日常の中、ピュアボーイ恵ちゃんが次第にエロくなっていくのです(ちゃんと下着は白ブリーフです)。幼馴染の2人の醸し出す唯一無二感が最大の魅力です。
では、なぜ番外編のレビューを書いているか。それは、濃すぎるサブキャラ達のスピンオフ作品集の番外編が、一番エチくて、刺激的で面白かったからです。
本編では、逃げ続けてたニューハーフのポンちゃんから快楽攻めに遭うゲイ嫌いの編集者火野さん、ドMの元高校教師の北原さんとドSの元教え子のハルくんCP、ホントいい。遠恋中の泣き顔のみいくんの切ない話や、みいくんの母美夜子さんと、みいくんに気持ちいいことを教えてあげたゲイの清水さんの最後の夜と、ノンケ同級生との出会いと別れ話も切なさMAXで最高。
けれど、この番外編は、それまでの本編と小樽編を読んでこその面白さなので、これだけ読んでも、魅力半減なのです。
白ブリーフ好きなら、いや、そうでなくてもおススメです。1→2→小樽編→3→4→5→番外編の順で。無料版、合本版もあります。1冊だけなら番外編か小樽編。しかしハンカチ王子で白ブリーフを思い浮かべる日が来るとは。なぜそんな謎の思考回路が出来上がったのか、腐の道の業の深さを感じます。リバありです。
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