【フルカラー124ページ】すっかり日の暮れた放課後、幼なじみで次のターゲットである睦月舞と再会する雅樹。舞は雅樹をしたって“お兄ちゃん”と呼んでいる。二人で肩を並べて思い出話に花を咲かせるが、ふと雅樹はさも困ったような様子で舞に相談を持ちかける。「実は、君のお父さんの事なんだ…。」 「えっ?パパの?」雅樹は舞の父の借金の返済期日が過ぎていること、それを何とかして早急に返してほしいという事を告げた。返済額を知らない舞は「平気だよ!心配しないで!もしすぐ返せなくても舞がなんとかするよ!」と安請け合いしてしまう。だが、返済額は億単位。すぐに用意できる状況ではない事はメイドの理子に確認済みだった。「そうか、舞がなんとかしてくれるんだ…」雅樹の目は怪しく光った。翌日、ざわつく教室の中、神那瑞希の席が空いている。それに雅樹はいちべつをくれただけだった。そして放課後。キョロキョロと周りを見回す舞。雅樹がいないことを確認するとそっと帰ろうとするが、待ち構えていた雅樹につかまってしまう。