女には3年に一度どうにかされたい日がある 3巻

オムニバス形式です。何人かの話がくるくると交互に出てきます。
全体で見れば繋がってるので、これはこれで面白いですが
個人的には、最初に主人公だったキャラのエピソードをいっきに見たいんだけど...とモヤッとしてしまい、こういう形式の話はあまり好きではありませんでした。

結局、興味のないキャラのエピソードを読むために課金していられない！と思い
途中で別サイトで単話買いし、最初のキャラの行く末だけ見守りましたが
それを読んで思った感想は「課金してまで読まなきゃよかった...」でした。なんとも残念な気持ちに。

題材は面白いと思います。3年に1度、どうにもできないほどムラムラしてしまう日があったら、女性はどうなる？！っていう。
ただ、せっかくそんなタイトルにまでしているフィクション設定を考えたにもかかわらず、その設定を使ってこの作品を面白くできていたかと問われると
そうでもないよね？としか思えず。

個人的には第1話が1番面白かったです。
本能のままヤッちゃったけど、設定上仕方ないよねって思えて。
むしろこの設定がある限り、もっとワケわからなくなってヤッちゃう女の子達が見れるエロ漫画だと思っていたのですが、全然そんなことなかったです。
むしろこの設定なのに、なんであんまりエロくないんだ？じゃあ何を目当てで読むための漫画なの？？と疑問に思いました...。

2番目に出てくる女の子の話からは、結局3年に1度とやらがきても、本能よりも理性を優先してヤらない子の方が多かったり
ん？どうにもできないほどの性欲はどーした？？？？？と思わされる、ごく普通の理性的な展開が多かったように思います。
普通の恋愛展開だと、少女漫画と何ら変わらない気がしてしまいますね。

加えて私が1番残念だったのが、オムニバス形式ゆえに仕方ないのかもしれませんが、それぞれの話の薄っぺらさです。
巻を跨いで話は続いていくものの、えっこれで終わり？と思うような繰り返し。
最後の締めくくりはちゃんとハッピーエンドだったのですが、なんの感動もありませんでした。
結局好きな人とエッチして幸せです、めでたし。
あ、そう。よかったね。っていう冷たい感想しか浮かびませんでした...。

3年に1度〜って結局なんだったのか。
そもそもそんなものがあるなら、生理の話とかと同じように授業で習うでしょうよ。
腑に落ちない点が多く残念な漫画でした。