百年分の繰り返しの人生と時を生きてきた古手梨花。原作『祭り囃し編』を経てようやく手に入れた昭和58年7月からのその後を描いたほのぼのアナザーストーリーです。…なので本編ひぐらしの惨劇や残酷展開を期待している方にはまったくお勧めしません。御注
意を。また原作にも同じく『その後物語』として『賽殺し編』がありますが、その話とも全く別物(…とも言い切れないけど)のお話です。
内容はようやく繰り返しの運命から抜け出したものの思い通りに行かない『新しい毎日』に四苦八苦してばかりいる古手梨花に、羽生が彼女の想い人である刑事・赤坂に逢いに東京へ行く事を提案。しかし周囲の大人達から反対され、結果部活メンバーの仲間達とで一夜限りの家出を試みる…というお話。
途中様々なハプニングに襲われたり小さなケンカをしながらも楽しい冒険。…そして羽生には一つの思惑があり、最後までハラハラしながら読めました。最後にちょっと成長した梨花の姿や竜騎士先生のメッセージも必読です。
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