学園アリスのイラスト集の2冊目です。1冊目の続きから作品完結までのイラストが掲載されています。前回と同様にそれぞれのイラストには樋口さんのミニコメントがついています。
学園アリスは物語の中盤から終盤にかけてストーリーの内容が重くなっていく
ので、白黒のイラストだとシリアスに感じられますが、カラーで見ると雰囲気が違います。樋口さんの描くイラストは全体的に柔らかくて優しいタッチなので、それが理由かもしれません。あと物語の序盤ではツンツンしていることが多かった棗の表情が、後半になるにつれて笑顔が増えて柔らかくなっているのも良いですね。
この本の終盤に掲載されている『学園アリスキャラ別ご当地日本地図』では、自分の生まれ故郷がお気に入りのキャラクターの出身地で嬉しかったです。
学園アリスの作品が好きな方にはおすすめできる本です。余談ですが、前回レビューした学園アリスのイラストファンブックに載っていなかった裏表紙がこの本に載っていました。一方でこの本の裏表紙が見れなかったのは残念でした。気になって調べてみたところ、前回のイラストファンブックと同じく、棗と流架のペアが描かれていることが分かりました。
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