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花丸漫画 恋の分量
1巻完結

花丸漫画 恋の分量

100pt/110円(税込)

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作品内容

控えめで人と交わるのが苦手なトバリには、優しい恋人・ミツがいる。魅力的で、どんな人をも虜にするミツが自分を選んでくれただけで幸せで、たとえ抱き合えなくても満足だったはずなのに……いつしか、ミツのすべてが欲しくなって―――。(この作品はウェブ・マガジン:花丸漫画 Vol.39に収録されています。重複購入にご注意ください。)

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  • 花丸漫画 恋の分量

    100pt/110円(税込)

    控えめで人と交わるのが苦手なトバリには、優しい恋人・ミツがいる。魅力的で、どんな人をも虜にするミツが自分を選んでくれただけで幸せで、たとえ抱き合えなくても満足だったはずなのに……いつしか、ミツのすべてが欲しくなって―――。(この作品はウェブ・マガジン:花丸漫画 Vol.39に収録されています。重複購入にご注意ください。)

レビュー

花丸漫画 恋の分量のレビュー

平均評価:4.3 37件のレビューをみる

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高評価レビュー

視点を変えると、表紙の雰囲気まで一変する
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編です(41ページ/100pt)。
人の間に埋もれがちな大人しい個性の大学生トバリが、入学式の日に自分と真逆の華やかな容姿で人好きのする同級生ミツに声を掛けられ…。
“恋の分量”と思っているのは果たして誰なのか?それは本当に“量”なのか。
トバリ視点で進むこの物語を、第三者視点で眺め直すと、人慣れない青年が目をつけられ揺さぶられ…という話に見えてくる。
テーマは普遍的でもミニマムな表現が却って印象を強め、いつまでも胸に余韻を残します。


(9/13追記)
*フォロー様方へ:
「この話は単に性格や考え、価値観の不一致、恋の“分量”の違いでは?」------との見解、わかります。まさにトバリも最初はそう思っていたと私も思います、「わかり合えるかも知れない/わかり合えるはずだ」的に…。
私が注目したのは反復する描写------たとえば初めて二人が体を繋いだ時にミツがトバリの首を手加減なく絞めたこと(息がヒュッとなるほどの力がどれ位のものか自分でやってみると分かる)。または、恋人をというより物体を見るような無機質な目を向けるミツの視線に、翌日まで尾を引くほどトバリが感じた恐怖。あるいは、二人の関係が変質したことをトバリが一方的に自分の非だと思い込んでいること。もしくは、それまでの優しい口調が一変し、「離れないでね」でなく「離れないよな?」と強く言われてトバリが目を見開き体を震わせたこと等々のディテールです。
言葉に乗せた感情の、ミツへの伝わらなさ加減や彼の反応の異質さは、トバリが単に“悲しい”ではなく“怖い”と感じるほどのレベルや性質ですよ、と読み手に伝える作者の意図的な繰返し、と自分は受け取りました。
感情や良心、罪悪感や共感性の欠如、冷酷さとエゴイズム、特異な自意識。他方で魅力的な外見と振舞い、口達者。優しさと脅しを使い分け自分の思惑どおりに他人が思考・行動するよう誘導するのが巧み…… 反社会性パーソナリティ障害(ASPDいわゆるサイコパス) の特徴そのままを作者が描いた風だなぁと思いました。
サイコパス相手では諸々の不一致の折り合いなど望めないから逃げるが一番、なのに思考操作され逃げられず搦め捕られてしまう……一般小説でも少女漫画でもBLでも'90年代末から多くの作家が繰返し描く定番人気テーマの一つで、この作品をその系統だと解釈するなら、セオリー通りの展開と結末、とてもいい短編だと思いレビューしました。
いいね
26件
2021年9月3日
読み手の受け止め方で印象はガラリと変わる
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 正直なところ、どう解釈して、どうレビューを書けばいいのか自信ありません(泣)難しい…
友人のいないトバリにとって、初めての友人であり、初めての恋人のミツ。誰しも、好きな人に触れたい触れられたい、肌を重ねて温もりを感じたい、繋がりたいと思う事は、ごくごく自然で当たり前の感情です。ミツがそういう触れ合いを拒絶する真意がわかりません。気持ちが繋がっていれば、それでいいというプラトニックな気持ちも、わからないではないけれど、でもやっぱり不自然で…
もう、そうなると『恋の分量』というよりは、『質』の問題なのではないかと思うのです。お互いが向いてる方向も違うし、好きの度合いが違うというよりかは、好きの質が違いますよね。 ミツの言い方を考えると、トバリが望んだから、セッ*ス【してあげた】この【してあげた】がくせ者で、ミツとトバリの立ってるラインが対等でないような気がしました。極端な話、トバリが自分を好きだから、好きになってあげた、と考えれば、ミツの無機質な行為もしてあげた事になるのかなと。そこに心がないのは明らかな事で、ちょっと怖いです。してあげたから、その代わりに僕の望みを聞けよって…
恋は与えるばかりのものではないし、与えられるばかりのものではない。give and takeのバランスがあってこそ関係は成り立つもの。ミツの中には異質なgive and takeがあるような印象です。ただ、何故トバリにこだわるのか?自分に恋心を持つ者なら、離れて行かないという過信なのか?ん~わからん。
トバリにしても、何故離れられないのか?友達のいないトバリにとって、孤独よりも、ミツの呪縛を選んだのか?とも思ったりしたけど、しっくり来ない…ミツにとっては嫌な行為をさせてしまった事で、心のバランスを失ったから?とか。答えにたどり着かない自分の未熟さよ…ギブアップです。
トバリからの視点で描かれたこの作品に、今度はミツからの視点でanswer編を描いて欲しいです(泣)
続々と皆様が更に深く考察されて探究される姿勢は、頭が下がる思いです。皆様のお考えを元に読み返すと、また違う印象にもなります。十人十色、読み手が違えば、受け止め方も様々であるだろうし、それぞれが持つ印象が違ったとしても、視点が違うのもそれは面白いかなぁと思えました。
皆様の話の中に加えて頂いて、ありがとうございました。
いいね
17件
2021年9月10日
言葉を交わさない二人
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ●作者さんの短編『恋の〜』『愛の〜』を以前拝読し、本作も機会あれば読んでみたいと思っていました。本文39P。
●読了後にレビューを熟読しましたが、ミツをサイコパスと表現されてる方が多く、自分が抱いた感想と違っていたので驚きました。目から鱗と言いますか…そうなんだー!って。なので読まれるかたによって解釈が違ってもいいよね、と思ってます。(以下解釈系のレビューです…)
●私は、ミツは本当にプラトニックな人なんだと感じました。性的なものを理解できない。嫌悪している。ミツが最初に語ってるそのままです。そしてトバリのことを本当に好きなんだとも思います。利用してるとか囲ってるとかじゃなくて。
●なので、トバリの「スキンシップもsexもしたい」という望みを、なんとか叶えてあげたいと思ったのでは。自分は好きじゃない行為だけど、トバリのために。もしかしたら、sexで豹変してしまう自分を知っていて怖いと思っているのかもしれないし、あるいは嫌悪感のあまり無機質な抱き方に(表情に)なってしまうのかもしれない…。私には、sex中のミツの顔はとても苦しそうに見えました。
●トバリの方が“普通”(あえてそう書きます)の感覚に近いので、読者としてはそちらに共感してしまいがちだけど、トバリもミツに寄り添ってない。不安になり、したいと言い、してみたら思ってたのと違って怖くなり、一方的に終止符を打とうとする。もちろんトバリも、ミツのこと本当に好きだからこそ「したい」わけなんですけどね…
●とにかく二人の間に対話がないのが致命的。二人とも相手に言おうとしないし相手の話を聞こうとしない。恋の“量”や“質”がお互いの間で異なると感じたなら尚更、言葉を交わさなきゃ。これって人間関係の基本でもあるよなぁ…などと思ったり。
●でも彼らは結局…『好きだよ』の一言でしか語り合おうとしないのです。胸がシクシクするような読後感でした。考えさせられます。
●(追記)表紙かぁ…。これくらいの手の触れ方が一番幸せに感じるミツと、物足りなくなってしまったトバリ…という表情に見えます。視線はお互いに向かうでもなく、全く同じ方向を向いているでもなく……(長文失礼いたしました)
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5件
2022年7月5日
分量ですか?
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 悪魔シリーズはどこ読んでるのか分からないくらい混み合っているのに対し、こちらは引き算が多くて、えー!!って感じです。情報量が足りない。ミツ目線の描写がないからこそ静かにその時が来ます。そこもまた良い。
ミツって何者?プラトニックな恋愛であることが肉体〇係を持つより超越しているという考えをお持ちなんでしょうね。確かに、浮気をされたとして、どちらが腹立たしいかと問われたら前者な気がします。肉体を問題解決の方法として折り合いをつけてしまう、それは避けたいところ。しかも、支配欲が強すぎる。トバリに声をかけた時点で隙があるとターゲットにしていたのではないだろうか。ミツは初めから片鱗を見せていた。トバリはごく普通の感覚をお持ちで触れ合いを求めてしまった。この考え方が不均衡となってしまい、ここが分量のことなんですかね。ミツが今後求めているのは一緒にいることだけ。と言うことは、トバリが求めてしまった〇交渉は感情の無いまま、今後も問題解決方法として選択されてしまう可能性があるってことは否定できない。行為自体や最後のミツとの会話には優しさと粗暴の落差があって、ピーターパン症候群だから性に否定的なのかなと思いましたけれども。当初には考えられなかったサイコパスのような狂気が見えた。トバリは既にミツのプラトニックな恋愛というストイックな価値観を否定してしまって、越えてはいけない一線を越えてしまった。自分はできているから相手にも同等を求めるなんて、スイッチ押下済みの典型的なDV男じゃないですかね。自分のせいだと罪悪感を持たせミツの思い通りにコントロールされて、対等ではない主従関係が出来てしまっています。こっちが分量なのかな?
他の方のレビュー読んだら、過去の性的な問題も否定できないですね。どっちにしてもトバリは逃げた方がいいですね。助けてくれる友達がいないですから望み薄いですけど。
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3件
2022年3月13日
読後の頭の中の????が消えない
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 想像の余地ありまくりな短編作品でした。
最後のページのOWARIを目にして、「え、嘘でしょ?!」と思わずツッコミを入れてしまいました。短編作品だから短い物語なのは当然なんですが、なんとも煮え切らない読後感。え、なんで??と思う事があり過ぎて消化し切れない。
ミツがああいう価値観を持つ様になったきっかけは一体なんだったんだろうとか、そもそもきっかけ自体あったのだろうかとか、何かトラウマでも抱えているんだろうかとか、色々想像してしまいます。トバリに関しては、彼は至って平凡というか、好きになったからもっともっと一緒にいたいし触れ合いたいと、割と普遍的な感情を抱いていて共感できました。
ミツの心の中をもっと知りたいと思う気持ちはあるんですが、想像する事しかできないのでとりあえず置いといて…。人それぞれ考えや価値観色々、という前提があるとして、彼らの関係性を客観的に見てみると、単純に性格、考え、価値観の不一致ですよねえ。と僕は思います。恋愛の仕方や形、愛の表現の仕方、"恋の分量"にお互い差異があるんだろうなあ。(そもそもミツがトバリを本当に好きなのかどうかも不明ですし…。) お互い愛し合っているというのも事実で(仮)、でも疑いの余地もない価値観の不一致があるというのも事実で、そこにどう折り合いを付けていくかなんだろうなあ。
全くコミュニケーション取れてないままのあの終わり方で、彼らの関係の行く末はどうなっていくんだろう。ミツもトバリもお互い不健康な関係性、泥沼にどんどん嵌っていっている様な姿しか想像できないです(汗)
こういうゾクゾクさせる、ドロドロ闇が深そうな作品は大好物なので、物語としてとても面白かったです。他の方のレビューで知りましたが、ヒロ先生はこういう読後感スッキリしない作品を多く描かれているみたいなので、他作品も読んでみたいと思います。
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17件
2021年9月11日

最新のレビュー

怖い
初読みの作家さん。短編が読みたくて購入。短い中で、こんな関係は駄目だってわかるストーリーは上手いし、怖かった
いいね
0件
2024年6月24日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

抱き合えなくても…
分析:いっちゃん(シーモアスタッフ)
人との関わりが苦手なトバリは、自分と対極的な恋人ミツの存在に幸せを感じていたものの、次第にそれだけでは満足できなくなり、ミツに疑問を投げかけてしまいます。本作は多彩な作品のある斑目ヒロ先生のシリアス短編。あまりにも価値観の違う二人の選択は重く、ヒリつきが病みつきになります!

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