フォロー様のレビューでずっと気になっていた作品。読んでみたら想像以上に良くて心が浄化されました。
ある事情があって通院を余儀なくされている森本さん。その理由が明らかにされる前に、森本さんの心を柔らかくする日々が描かれていて作者様の優しさが
感じられます。
自分の心を救うのに自分の努力だけでは時間がかかるけど、自分のために行動してくれる人がいるという現実に勇気づけられ心救われるというのはよくある事。恭介みたいな行動力はなくとも、誰かのために動けるって素敵だなぁと率直に思いました。
作品内で特に心に響いたのは、登場回数少ない無口で温厚なお父さんの「よくがんばった」の一言でしょうか。昔、がむしゃらに働いていた時の自分を思い出して、当時の自分に言ってくれてるようで何故か涙が込み上げてきました。このさりげない一言で救われる人がいるんだろうけど、どうして言うのが難しいのか‥。
重いテーマを扱ってるのに、クスッと笑えて穏やかな気持ちにさせてくれます。癒し効果、抜群でした！
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