「あははは!このおじさんたち、若者たちに解説&通訳してもらってる笑」と冒頭からわちゃわちゃ楽しい雰囲気。ワクワク。
実は、立ち読み以外でちゃんと読むのは初めての作者様。レビューを拝見して、まずはどれを読もうかな〜と考えて、近頃のオジサマ熱
にも背中を押されて、こちらを選びました。
今作のオジサンは、ガチムチらしいぞ!と思っていたら、やられている方は、ガチムニ〜でした笑。その中年感がいい!
序盤からぶっ飛ばした展開で、「おお!」と引き付けられてからの過去の回想。いつも飲み込んできた気持ち(言葉)の理由に切なさが募ります。素直な人ほど、一途に信じる人ほど、一度拗らせるとこんがらがった心をほどきにくいのかもしれないなって思いました。
先回りして相手の気持ちを考えすぎて、離れたり、追いかけられなかったり、そのすれ違いが本当に切ない。それから12年ですよ!まぁ、お互いすっかりおじさんになっちゃって。ムチィとムニィがそれぞれの12年間を物語っています。
可愛くないミチが可愛くて、薫の愛がどこまでも深くて、なんだか泣き笑いです。
以前にも、フォローしている方々がこぞって熱いレビューをされていたのを読み返し、完全同意です。ほんと、表紙!萌え上がる!過去の私は、オジサンに抵抗があったのですが、こうして再び読むチャンスをいただけて、とてもありがたいです。
笑いあり、涙あり、ガッツリエロあり!面白かったです!
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