213ページ。
8作入り短編集。著者らしいグロと耽美と時にワイルドなオチ。好き。
・表題作 主人公が幼少期を過ごしたというゴーストタウンに、中学生男女4人で訪れるパニックホラー。脇役の拓ボンが、典型的な調子に乗るザコって感じで、作品のに
ぎわいになっていて良かったです。
・『きみの右側』人の右側に見える謎のもやもや。あれは一体……?という奇妙な話。
・『ふたりの秘密基地』幼馴染の再会。かつて二人で遊んだ「地球をねらう悪と戦うための基地」が今は……?
・『悪い遊び』廃病院に居る3人の子供と、捕まってしまった女子学生。
・『見慣れた塔』町の中心にある謎の塔を調べようとしたばっかりに。
・『這い寄る足』美しい転入生と、蜘蛛の恐怖と。
・『しあわせな悪夢』夢見る少女と、歪んだ「夢を叶える」男。
・『薔薇の婚約者』古びた洋館が舞台。資産家のもとに息子の花嫁候補として招き入れられた、美しいスミレと醜い蘭子。お屋敷の謎と、二人の少女の邪悪な争い。これが一番良かったです。
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