4巻読了。
まさか、こんな風にお話が変わってくるとは想像もしませんでした。長〜い表題の顛末は2巻で解決かと思いきや、意外な方向へ転がっていきます。
このお話の主人公は「ビアトリス」なのですが、王太子「アーネスト」そしてその対抗馬たる「カ
イン」それぞれの幼い頃からの心情の吐露の物語があり、そして4巻で、実はこのお話の最重要人物の生い立ちが絡んできます。
登場人物各々がその立場と考え方で行動しますが、やはり一番重要なことは、人を陥れて成る自分の幸せは無い・・・という事でしょうか。
意外な展開に、予想以上に面白かった(まだ続きますが)です。
6巻読了・追記
イヤ、ほんとに面白くなってきました!
まだ手付かずで読み始めの方にネタバレしてはいけないので、内容には触れないようにしたいのですが、辺境伯家の「カイン」と王家と貴族の関わりが、凄く複雑に絡んできて、新しい登場人物も、本流のストーリーと深い繋がりがあり、最初からずっとひとつのお話が動いています。
どなたかが言われるように、本作はタイトルで損をしているようです。タイトルの回収後が、この物語の真骨頂です!
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