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今月(6月1日~6月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 冷遇皇妃は死に戻る ~さよなら前世、今世では幸せになります~

    かしこ/夕香里

    原作で腑に落ちない事もコミカライズに期待
    ネタバレ
    2026年6月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ コミカライズ5話まで読んだ時点では、主人公「リーティア」の過酷な虐げられ度に心の持って行き様がない程でした。それでも死に戻り、同じ家庭環境の中赤ちゃんからやり直しをします。
    原作はまだラノベの書籍版にもなっておらずWEB版のみ。
    主人公は前世の記憶を持ったままなので皇太子妃になる事だけは頑なに拒みます。
    そのおかげか前世と違ってきたのは候補が複数になった事。
    そして何より大きく違うモノが、前世では無かった『魔法』が今世には存在する事。
    魔法を極める為の学校に12歳から通うようになる事。

    原作を読みに行くとわかりますが、コミカライズは原作と違う展開になる部分があるとのこと。
    単話5話までにも随分違う場面が加えられているようです。(例えば、皇太子がリーティアの事を少しでも考えると突然頭に激痛が走る等は原作ではありませんでした)
    2回目の人生になって、物語は何故かとても退屈で〝それじゃ無い感〟が私の中では溢れていました。
    あんな非業の死を遂げてその後は・・・⁉︎
    原作を読み進めると主人公の死までの皇太子サイドのストーリーがあり、それを読んで少し溜飲が下がりましたが、次のエピソードでは2回目の学園生活の日常になり・・・違う違う知りたいことはそれじゃ無い‼︎と心がザワザワするのです。そして原作を読み進めてたどり着いたのが妹「セシル」サイドの展開。
    物語は完結していませんが、妹サイドの閑話としてのお話は現在8コあり〝知りたかったのはこれだぁー〟と叫びたくなる気持ちを抑えて妹サイドだけを読み耽りました。ずっと続きになっていて、姉に対する自分の態度も含めて皇帝になった「アルバート」や父親たちに姉の思いをぶっちゃけるのです!これはもう爽快でした!
    この妹サイドを読むまでは作品の評価は1にしようと思っていましたが、この部分がコミカライズに描かれるのなら俄然読まずにはいられません。爆上げです。

    それともうひとつ腑に落ちないのは「女神」の存在です。
    人生をやり直させてくれたのは女神なのですが、前世、魔法が存在しない世界観でリーティアが生まれた時に気に入ったからと〝加護〟を与えようとしたら、元々魔力を備えていた彼女はソレを弾いてしまって、その加護が全然関係無い聖女と呼ばれるようになる「レリーナ」に宿り特別の力を与えてしまったとの事。
    1回目で女神は何故主人公を助けなかったのか・・・と⁉︎
    いいね
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  • ヴァレリアン公爵夫人の穏やかな復讐

    西宮瑠花/丹空舞

    えー!公爵さまの秘密「見たな」で何が⁉︎
    ネタバレ
    2026年6月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ほわ〜としたこの作画、カッコいいとか可愛いでは括れないけどとても個性的ですごく魅力的。かなり好きな感じ。
    伯爵家長女の主人公「レベッカ」は実の母が亡くなり、すぐに後妻が来て、妹が生まれてからは疎まれた存在。庭の片隅の小屋に押しやられて使用人のような扱いを受け空気のように暮らしていた。
    義母の企みで、名のある公爵家との縁組が決まりそうになるも先方から断られ、腑に落ちない義母は噂どおりの手管を使って公爵を籠絡しろと無理やり公爵邸の前にレベッカを打ち捨てていく・・・コレが冒頭の場面。

    レベッカには実母から残された本により植物の知識がふんだんにあり、何もできないけれどお花屋さんくらいはできるかも、とけっこう能天気。
    深夜の公爵邸の前での不思議な言動でとりあえず屋敷の中に入れてもらえて凍死はまぬがれる。
    公爵家当主も、ソノ容貌と仕事に対する冷徹な対応とでかなり酷い評判になっていたが、公爵夫人の座を巡って突撃してくる貴族令嬢は後を絶たなかった模様。
    公爵家の思惑もあり、仮の婚約が結ばれることになるが・・・
    1巻までの時点では、まだまだ婚約締結後の穏やかな日々が繰り広げられるだけでそれ程物語は動きません。
    ただ、巻末レベッカが目撃してしまった公爵さまの謎の小屋は・・・⁉︎
    一体どんな秘密が・・・
    タイトルにある実家への復讐(どんな復讐が始まるのか⁇)と相まって、もう、気になるー‼︎
  • ヒモクズ花くんは死にたがり

    あめこ

    二人の生い立ちは秘密の花園
    ネタバレ
    2026年6月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 物語のプロローグとして、読み手の興味を引くため少しオーバーな表現(クズで危ないヤツ風)が必要だったのでしょうか。
    掲載誌は『デザート』だし、本当のヒモクズゲス野郎だったなら、たとえヒロインが酔っ払っていたとしても、知り合ったその日に部屋に連れてきてこ〜んな穏やかな展開にはなりませんよね。(並行して半グレのやばい作品を読んでいて、比べただけでも本作は少女漫画でホッとします)(有川ひろ先生の『植物図鑑』の出会いの場面、部屋に上げるいきさつ等を、全然違うのですがなぜか思い出しました)
    人生に絶望している感じの主人公二人ですが、その過去は3巻時点ではまだ何も明かされていません。
    ヒロイン「楓」さんの血のつながらない弟は早くから登場していましたが、どうやら両親の再婚による連れ子同志の模様。
    実の母の新しい家庭に対する慮った態度が楓さんを抑圧していたのかな⁉︎
    義弟の執着の正体はまだ本人にも自覚はなさそう。
    「花」くんの過去にはネグレクトを思わせる回想が出てきますが、現在超難関大学に合格している現実からは乖離しているようですが、さて何が彼を闇へと駆り立てたのでしょうか⁉︎

    今後、二人の生い立ちを含めてその謎が紐解かれていくのでしょうが、作品への星の数に悩みます。
    ずっと謎を引っ張る現在の手法がいつまでなのか・・・
    とりあえず星5で、続きに期待したいと思います。
  • 二度目の人生では、お飾り王妃になりません!

    清川和泉/さとうさなえ/音中さわき

    ペンダントに秘された真実
    ネタバレ
    2026年6月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作画の美麗に惹き寄せられて他のサイトで読んでいました。
    続きが気になったので原作も完結まで読ませていただきました。

    冒頭、処刑される寸前の描写なので綺麗さが発揮されていませんが、もう少し試し読みが長いと沢山の方に気がついていただけるかもしれません(^.^)
    デフォルメの絵もとっても可愛い。

    物語は、無実の罪で収監されなんの弁明もできないまま時をさかのぼる流れから始まるので、少し読み進めないとお話の輪郭さえ見えてこないかもしれません。
    タイトルの『お飾り』の由来は、生まれた時から王太子の婚約者になる立場だったけれど、虚弱体質の為その役目を十分に果たす事ができなかった主人公が、王妃になってもその身体の弱さで公務もできずほとんどの時間をベッドで過ごしていて沢山の人の負担になっていたことからの事象。

    でも、ソレもコレも全て理由があったのです。
    読み始め初期は〝魔法〟が存在する世界観だと気が付きませんでした。
    舞台である『ラン王国』は近隣諸国に比べても際立った産業もなく弱小の国だったが、魔法に寄与する〝魔宝具〟なるモノをこの国の〝魔術師〟が作り出した事により徐々に国力を高めていき、今では他国に抜きん出た存在になっていた。そしてその道具を起動させるための魔鉱石の存在が物語に大きく影響してくるのです。

    本作の特筆すべき点として、時を戻してソコからやり直す本筋に対して、もし・・巻き戻らなかった場合の一度目の人生の続きを見る事ができたこと・・でしょうか⁉︎
    主人公自身もそうなのですが周りにいた信頼できる人々までもが、二度目を生きる〝今〟とかけ離れた世界線にいたのがとても興味深かったです。

    二度目を生きる主人公「セリス」が、〝もう何も失うモノはない〟と捨て身の行動を起こしていく事で色々な事が変化していく成長物語だとも思えます。
    ただ原作では、顔色ひとつで他人の思いの裏側まで察してしまうセリスの聡い感覚は、あまりに都合の良い解釈だなぁと思えたので、コチラのコミカライズでは表情の読み取り等をどう表現されるのか、楽しみにしています。
  • 女伯爵マレーナが幸せを掴むまで~私を裏切った方たちにはすみやかに復讐させていただきます~

    Perinya/三毛猫寅次/エトワール編集部

    殺されかけた女伯爵の起死回生の逆転劇
    ネタバレ
    2026年5月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 国を救った英雄の子孫である「マレーナ」女伯爵は、自身に受け継がれた目の色をどうしても子孫に受け継いでいきたいと願っていた。結婚して5年の夫とは仲も良く、領地経営も新しい作物を模索しながら、領民が幸せに暮らせるように尽力していた。
    けれど視察途中に倒れて、それから原因不明の病で寝込む日が増えていた。
    そんなある日の夜中、客間に灯りがついていることを不審に思い確認しにいくと、なんとそこには夫が・・・。

    子は鎹(カスガイ)と言いますが、努力の末授かった子供は宝物でしたが、やはりその出自には興味が出てくるものなのでしょう。マレーネが本当の幸せを手にするためには本作の進行は納得の流れですし、高齢になってしまった執事の憂いと思いの中で、子供がある行動を起こします。

    毎度、先が気になる作品は〝待て〟ができずに原作を読みにいってしまうのですが、コチラのコミカライズも間もなく完結を迎えると思われます。
    読まれる方が少ないのは本当に残念な良作です。
    ぜひ沢山の方に知ってほしいと思います。
    いいね
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  • 泥船貴族のご令嬢~幼い弟を息子と偽装し、隣国でしぶとく生き残る!~

    寺里甘/江本マシメサ/天城望

    ミステリー部分には惹きつけられました
    ネタバレ
    2026年5月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ コミカライズを読めるところまで読んでから原作で完結まで辿り着きました。
    コチラのコミカライズも残すところわずかと思われるので、間もなくエピローグを迎える事でしょう。
    ただレビュー数の少なさに驚きと共にあまり読まれていない事が残念です。

    死に戻りでの起死回生逆転劇なのですが、一度目の人生が終焉を迎えるまでの展開は酷い虐げられ方で、酷使されるサマや弟が周りにいる人間に暴力を受けたであろう傷だらけの姿は、この劇画タッチの作画が悲壮感を醸し出していて見るのも辛くなっていました。
    二度目の人生になってからは、誰に悪意があるのかがわかっているので同じ過ちを繰り返さないように対処した為、難を逃れ主人公と弟は隣国に渡ります。

    そして、第二部仕様のような雰囲気がガラッと変わっている背景の中、お世話になっている侯爵家に出入りしている騎士さま始め、王家にまつわるミステリー仕立てになっていて凄く惹きこまれました。
    亡くなった侯爵家の孫の死の謎、王妃の一人息子と初代公妾の子供と二代目の公妾の男児が複雑に絡み合い、皇位継承権をめぐり、王妃派と公妾派の対立における国内の混乱等々。
    コトの真相が知りたくて原作を最後まで駆け抜けて見届けましたー。

    面白い!
    面白いのですが星を一つ減らしたのは、物語の人間模様が複雑で説明がすごく長くなっている事。複雑なコトの裏側には意味があるのですが、途中で悪役がわかってしまう事や前世との結びつきと叔父一家のその後など、物語後半には再度の登場もあるのですが全体的に希薄に感じてしまう部分がありました。(個人の感想です。すみません!)
    時を巻き戻したのは誰か⁉︎・・・なども少し薄かった印象です。
    いいね
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  • 病弱な? 傷物令嬢の秘密の結婚~あなたを幸せにするために~(コミック)

    高嶋サキ/魯恒凛

    颯爽と悪をくじく主人公、その過去は壮絶
    ネタバレ
    2026年5月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ すごく面白い‼︎
    他サイトで読んでとても気になっていました(魔鉱石が無くなっているのに気付き犯人は⁉︎というところまで読んでいたので)
    物語冒頭では本作の重要なところは全て伏せてあります(謎が謎を呼ぶ展開)

    不器用なヒーロー「ランスロット」は婚約者に裏切られ〝婚約破棄〟を突きつけなければならない所を、先方に請われて〝婚約解消〟で済ませてしまう。親友の皇太子はとっても怒ってくれるのですが、ヒーローはめんどくさくてどうでもいい感じの対応。それが悪手になって、裏切った元婚約者は早々に浮気相手の公爵令息と結婚してヒーローの悪い噂を流しまくっていたのです。そして冒頭のヒロイン「オルタンシア」が彼に嫁ぎたいと家族に報告する場面になります。そしてそれには深い深い訳があったのです。
    他サイトで原作は完結しているようなのですが、そちらでとても力を入れていらっしゃる作品のようで、シーモアで配信されるのは少し遅くなるのかもしれません
    (原作だけでも早く先が読みたい気持ちが〜!シーモアでの配信待ち遠しいです)

    物語はヒロインが嫁いできてとてもサクサクお話が進みます。侯爵家にへばり付いていた『悪』をバッタバッタと裁いてゆくのです。
    きっとこの調子で最初に登場した浮気モノの元婚約者も〝大岡裁き〟ならぬ〝シア(オルタンシアの愛称)裁き〟によりキチンと制裁されるのではないかと推察いたします。
    ヒロインの実家には秘された事情があるようで・・・その為コトにあたる前段階からの準備も怠りがなく、適材適所に人員の配置がしてあり、信頼のできる配下が居るのもすごく良いです。

    読み手を待たせる事なく反撃開始して、そこからザマァが甘かった部分(母親と共に侯爵家に寄生していた娘ヴィヴィア)を補正して徹底的にやっつけちゃうのも爽快です。怒り狂ったランスが初めて女性に手をあげた場面です。
    鈍感なシアがもどかしい・・・
    あぁ、続きが待ち遠しい・・・
  • 冷酷参謀の夫婦円満計画※なお、遂行まで十年【単行本版】

    寿千花/戸瀬つぐみ/yuiNa

    重厚なストーリーと魅力的な主人公二人
    ネタバレ
    2026年5月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いつも眉間にシワを寄せ、睨みつけるように見る「鉄の参謀ラウノ」
    口が悪くて嫌味と憎まれ口しか言葉にしないような恐〜い存在。仕事にも厳しく規律遵守の堅物。
    けれど、照れ屋で強がりで不器用で…心根はものすごく優しくて•••
    作画の古風な感じが目にとまり読み始めたら止まりませんでした!ものすっごくいい作品‼︎

    10年前『カルタジア王国』と合併して『スヴァリナ国』は『州』になった。
    その戦いの最中、カルタジア軍の中にいた裏切り者を探す為、捜索した船庫に奴隷として捕まっていた「ベアトリス」と出会います。
    「ラウノ」が言う〝気の迷い〟で拾ってしまった12歳の少女。
    不遇だった自身の生い立ちと重ね合わせ〝子供なんて面倒だ〟〝人助けなんて無縁だ〟と思いながらも放っておけなかったのです。
    一方ベアトリスは、使用人として保護してもらいラウノの側にいられる事に幸せを感じています。
    彼の一挙手一投足が彼女には素敵に映るのです。でも使用人として弁えなければならないと思いながらもラウノの特別になりたい気持ちは強く、それは拾われた12歳の時からの長い片思いだったのです。

    そして冒頭のプロポーズになる訳なのですが・・・
    世間に与える印象を和らげる為、仕事より妻子を優先する愛妻家になり、夫婦円満で穏やかな生活を送っていると世間に知らしめる為だと滔々と語るラウノですが、真実は・・・(単話15話分読了済み)
    結婚は任務だと納得し、偽装結婚の妻役をラウノとずっと一緒にいる為果たそうと決意するベアトリス。
    そしてラウノの新しい任務として、10年前に合併した『スヴァリナ』総督として着任。
    スヴァリナ出身のベアトリスはカルタジアに反感を抱く地元民の印象を良くする為、妻として任務に協力するのだと決意も新たに赴くのです。

    ベアトリスの胸に重く残る回想のシーンのアレコレ。スヴァリナ語で書かれた「眠りの竜と姫君」は誰が・・
    一度最新まで読み進めて再度読み返してみると、回想部分で沢山の伏線が張られているのがわかります。

    二人が結婚(すごく簡素でキスも無しだった)し、初夜のシーン。甘々ではないけれど二人の幸せが溢れる場面。
    原作ではもっと詳細な描写があるとか・・・♡

    コミカライズがとっても気に入ってはいますが、原作も勿論読ませていただく予定です。完結を見届けて、心穏やかにコミカライズを追いたいと思っています。
  • 身分差に終わった恋を、今さらですが。

    渡鍋ぽんず/STUDIO ZOON

    ギルが切ない…ガーベラ一本の花言葉
    ネタバレ
    2026年5月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 【追記】
    8話 ギャーッ突然の窮地‼︎どうなる⁉︎

    7話 白黒の本編の中、回想場面で薔薇の花だけが赤い・・・カラーではないだけに強烈な印象。
    赤い薔薇一本の花言葉は届かないまま母王妃に無惨に握り潰されます。
    そして現在、花祭りの準備の中ギルが贈った一本のガーベラの花言葉は・・・
    王女の告別式の案内に隣国のゲス旦那が動きそう・・・あぁ不穏な展開(-.-;)y-~~~

    物語に気持ちを全部持っていかれてます‼︎
    ガーベラ100本の帰結希望‼︎

    【1〜6話】
    隣国に政略結婚で嫁いだ王女「オリヴィア」は、最低で最悪なゲスの王太子に初めから愛想を尽かしていた。離縁する為かすかな抵抗でアレコレ模索するも空振りで、気付けば10年の歳月が流れていた。
    何歳で嫁いで等の表記がないので今いくつになるのかはわからないのですが、回想で髪が短い事や、王女ではありえない奔放で子供っぽい行い(階段の手すりをドレスでちゅる〜っと滑ったり、ベランダからカーテン⁇シーツ⁇を結んで繋げて脱走したり・・・)から、幼なさの残る年齢だと推察いたします。護衛騎士だった、現在騎士団団長は10年前と比較すると随分渋くなっておられる感じ。
    王女が結婚するまで多くの時間を共に過ごした二人は、秘する想いもハッキリとはしないまま、言葉もなく見つめ合うのだけれど・・・そして、自分の運命に逆らえるはずもなく離ればなれになる。

    ・・・と、悲哀の様相が漂う中、作画の大胆なデフォルメと王女のぶっ飛んだ発言などで、コマは終始笑いがこぼれる感じの展開です。作れる料理は〝ゆで卵〟とか。
    劇画タッチの内容とギャグ要素満載の展開に読み手は翻弄されてしまいます(^^)
    魔法などのチートがない世界観も新鮮。(ただ 刺された傷はどうしたのだろうと気になります)

    でも王女だった頃、昼寝用のハンモック・ブランコ・一年中咲く花等々の郊外に立つ小さな家に憧れていたオリヴィアは、連れてこられた騎士団長の家がその夢の世界だった事を知り、騎士の想いに少しづつ気づいていくのです。
    幼かった王女より騎士さまの想いが強かったのでしょうか。
    『準男爵』という叙爵を受けたのも、彼のかすかな望みが故だったとの事。
    事故で亡くなった(コトになっている)王妃の後釜に、オリヴィアの従姉妹の登場などもあり物語は混沌とした様相を呈してきました。6話の結びの言葉も気になります。
  • お飾り姫の溺愛計画

    野澤佑季恵

    女性ジャンルでこんな作品初めてかも‼︎
    ネタバレ
    2026年5月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 綺麗な作画(コレは欠かせません)。
    プロローグの入りからは何の変哲もなく、さぁ物語の始まり・・・と思っていたのです。
    ただ、チラッと気に留まった第一話の扉絵の王太子の首輪。
    えっ!…っとその鎖の先の王太子妃は…(二度見しました)

    よくある王族の政略結婚の図。
    王太子妃になった隣国の王女は、自身の両親の仲の良さに穏やかな生い立ちを受け、自分も婚姻したならお相手とそのような関係を築きたいと憧れていたとの事。
    けれど生活の中で公務に追われる二人にはなかなか時間も取れず、週に一度の閨では早々に自室に戻るように促される日々。
    夜中の静まり返った廊下で人知れず涙する王太子妃。
    その途中、深夜の廊下で出会った侍女の言葉で、体験で人生が変わるほどの衝撃!(侍女さま、よくぞ自分の癖を晒して導いてくれたもんです)
    自身の立場や国の対面・処遇などを思えば実際に行動に移すのはかな〜りハードルが高い。
    けれど、この先の人生を、毎夜涙を流す自分を想像して行動に移す王太子妃。

    はぁ〜、物語は始まったばかり。
    なろう系だったらすぐに原作に飛ぶのですが・・・
    次巻を待つしか術がなさそうです。
    この作品は、作画も堪能しなければ魅力が損なわれそうですものね。
    又 素敵な作品に出会ってしまいました!
  • 婚約破棄だ、発情聖女。(コミック)

    藤峰やまと/まえばる蒔乃/ウエハラ蜂

    ストーリーはよく練られていると思います
    ネタバレ
    2026年5月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 何だろう??凄く読み進めにくかった印象です。
    1巻では色々な意味不明な事が多く・・・
    例えば『コッフェ王国』国王から、もの凄く嫌悪されている聖女という存在が
    何故王太子と婚約に至ったのか、そして〝5分で婚約破棄〟とはどういう意味なのか。

    他の作品との違いを“発情聖女”として、その特性を特殊なモノとして他との区別を鮮明にされたいのだとは思うのですが、物語冒頭では上手く表現できていなかったように思われます。

    4巻まで読了。
    隣国『ベルクトリアス帝国』に渡ってから、身分を隠していた皇弟ヒーローと行動を共にし、
    国に蔓延る憂いを解決していく展開は良かったです。
    そして、その延長線上での祖国「コッフェ王国」への遠征は、虐げていた人々への「ザマァ」を
    期待して作品に興味も湧いてきました。
    原作の方も2巻までのようなので、それほど長くはなさそうです。
    4巻末で、味方のように振る舞っていた人物の何やら怪しい独り言。
    困難が待ち受ける次巻が気にはなります。
    いいね
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  • 【単話】選ばれなかった王女は、手紙を残して消えることにした。

    清音圭/曽根原ツタ/早瀬ジュン

    妹の末路を見届けたい!
    ネタバレ
    2026年5月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 500年前、精霊の力を欲して王都のリノール湖の下にあった『精霊の国』を軍力で制圧しようとしたが精霊たちの激しい抵抗にあった為、その報復として湖の水源を塞ぎ干上がらせ精霊国と精霊たちの大部分を喪失させてしまったという歴史がある『アントワール王国』。
    その為世界の中でただ一国、精霊が存在しない国になってしまった。
    精霊の加護がなくなった国は、慰霊碑を建て日々精霊に祈る事でかろうじて雨がもたらされるが、乾いた土地に作物は育ちにくくなっていた。その雨を乞うために王家直系の者が祈らなければならないのだが、その祈りには、戦争時飛散した精霊の中で悪霊と化したモノたちが怨みを込めて祈る者に耐え難い苦痛を与えるのだった。そしてその苦痛を、物心がついた頃から後継の王女である主人公が全て押し付けられていて、隠匿されたその事実の為誰からも敬われず粗雑な扱いを受けていた。(つっ…辛い‼︎)
    そんな中、王配になる予定の婚約者と妹の不貞を知り、執政に関する全てを押し付けられていた重責なども重なり遂には失踪・・・という流れ。

    単行本1巻と単話の6話まで読んで原作をWEB版で完結まで読んできました。
    自国の王族である家族に加えて王配になる予定の婚約者も最低なクズ野郎で、全て押し付けてきたのだから居なくなられたら困ることは明白なのに主人公に「死んでくれ」とか・・・
    そしてやっぱり後を追って探すのですけどね。

    気になる点としては、タイトルの“手紙を残して”はお話の内容にはあまり関係がなかったし、なんなら、すぐに後を追われて湖に落ちていく姿を見られてるし・・・
    ストーリーの中で腑に落ちない部分は幾つかあります。例えば、助けてくれた少年の母国に渡る途中立ち寄った宿屋の女将さんの首に掛かっているネックレスの謎の回収はWEB版原作ではありませんでした。この部分も書籍では加筆してあるといいなと思います。

    最終的なザマァは、溜飲を下げてくれる程徹底的にやってくれます。
    スッキリします。
  • 【特装版】その天才様は偽装彼女に執着する

    村山犬/ちかふじ/エトワール編集部

    高評価に期待してしまいました。
    ネタバレ
    2026年5月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まもなく3巻が出るようですが、とりあえず2巻まで読了。
    世間から一目置かれるシゴデキ・イケメンは若干25歳。兄の友人という事で知り合うヒロインは29歳。兄は32歳。なぜ兄の友人なのかは説明無しで物語は始まります。
    ヒロインは前の職場で恋人に裏切られ、その上彼女が原因のように噂され、いたたまれなくなって退社。
    実家は父が浮気で家を出ていて(この事実は2巻で語られます)母と兄のみ。そんな家庭で、冒頭ではお見合いのような場面で婚活しているって・・・な〜んか整合性が無い印象。
    就活の合間だからヒーローの臨時職に着くという設定もだけれど、冒頭の婚活での席の隣り合わせでの出会いは何となく唐突で・・・
    そこに意味を持たせる何かがこれからの流れにあるのかもしれませんが・・・。

    そして職場の友達だった「紗矢」という存在。
    恋人を取られて職場を追われて、何故再び連絡を取りあう仲に戻れるのか・・・ハッキリ拒絶できないヒロインに苛立ちを覚えます。
    そしてその流れにフィクションだからと納得できない、説明不足の感じを否めません。
    (悪役を極めたような当て馬さんは、物語の設定としては好物なのですが)
  • 堅物皇太子、私は自由を謳歌させていただきます!

    藤臣/かるぼなら/木原梨花

    気になる作品・・・???
    ネタバレ
    2026年5月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この物語はこの構成で良いのでしょうか⁉︎
    『神鏡』の儀式(帝国で結婚を許される二人が一緒に手をかざすと鏡が光る)を109回もするんだぁ・・・とか、
    それまでに父陛下も皇太子も何も手立てを尽くさないのか・・・とか、
    何故王妃候補がこのヒロインでなければならないのか・・・とか、
    沢山の人々の前で〝婚約破棄〟を口にした事が何も無かったかのように〝冗談〟になるのか?・・・とか、
    そもそも格下の令嬢の方から婚約破棄が言い出せるのだろうか・・・とか、
    皇太子を見限って清々したはずなのにデートの誘いには乗るんだぁ・・・とか・・・
    ツッコミどころ満載で、イライラしてしまうのに妙に苦笑いしたくなるような、そんな進行のお話です。
    そして、隣国の王国の第一王女(レビューで沢山の方の指摘があるように変な段カットの髪型)は、「最後のデートをお楽しみください」などと勝ち誇っている訳で・・・
    そしてそして、ヒロインから届いた最後通告の手紙に対して皇太子がどう出るのか・・・
    しっかりギャフンがあるのだろうか・・・とか、

    疑問がいっぱいなのに、やっぱりレビューされている皆さま同様、先が気になります!
  • さよなら、英雄になった旦那様 ~ただ祈るだけの役立たずな妻のはずでしたが……~

    進む/遠雷/とき間

    いい!・・すっごくいい‼︎でも辛い
    ネタバレ
    2026年5月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 物語冒頭、1年8ヶ月もの間ただひたすら夫の無事の帰還を祈り続けた妻に「遠征の間、側で支えてくれた聖女を愛してしまった」と告げる夫。茫然自失で涙も流せない妻の作り笑顔が見ていてとても辛い!
    下級騎士の夫と針子の妻。
    準男爵の次男と子爵の姪の平民(この事情はコミカライズでの説明は無いようです)二人は学園に通う幸運に恵まれそこで知り合い卒業と同時に結婚の話になるが、「不死魔獣(アンデッド)」討伐のため突然の辞令で遠征する前日に結婚式を挙げ正式な夫婦になった。
    手紙自体が高額で連絡も取れず、時々王城の外に張り出される公示で戦況等は知れるものの安否を知れる術も無い中、突然夫が聖剣を手にして目覚ましい活躍をするようになった事を知る。そして風の噂で、夫と聖女である女性との距離なども聞こえてはきていた・・・妻を知る者は、初めは同情的ではあったものの、戦況が困難なものになるに従い〝わきまえなさい〟〝身を引くべき〟等の流れになっていた。

    離婚を告げられた日、最後の家財道具を売って夫の為に具沢山のスープを作って待っていたのに・・・
    妻は「何故・・」の一言も言わず「わかりました、旦那様」と離婚の為の書類にサインをするのです😭
    もうそこまでで、この作品にのめり込んでしまいました。

    妻は、夫と聖女の噂が聞こえてくるようになってから針子の仕事もさせてもらえなくなり、生活の為家財道具を売って暮らしていたので、トランクひとつで街を出ようとします。
    お世話になった親友に別れを告げ、お礼にただ一つ残ったウエディングドレスを渡します。親友はなけなしのお金をかき集め路銀として手渡します。
    妻は王都を離れることだけしか頭になかったので、一銭も持ち合わせていなかった事にそこで気がつきます。
    そのお金で馬車に乗ることができました。
    この親友が後々いい仕事をしてくれます(妻が夫の帰りを待つ間にどんな生活を送っていたか等を切々と語ってくれるのです)

    原作を完結まで見届けてきました。
    お話はアンデッドを根絶やしにしていない状態での討伐遠征軍の帰還を決めた国王と宰相、そして国家転覆を画策する人物の思惑、壮絶な闘い等々・・・
    原作は「完結」表示にはなっていませんが2巻で完結のようです。
    粗い印象を受ける作画ですが、優しい笑顔とか人の温かみの表現が上手い絵師さまだと思います。
    コミカライズも追いかけたい作品です。
  • 賭けものになった側妃【単話版】

    甘海老りこ/真昼

    青紫の指輪に隠された真の意味⁉︎
    ネタバレ
    2026年5月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ すっごく魅力的な作画。
    冒頭から怪しげな雰囲気がピリピリ伝わってきます。
    周囲の傍若無人ぶりが読み手の頭を混乱させます!

    辺境伯と平民の間に生まれた娘は母を亡くした後、慈しまれもしないで早々に孤児院に預けられてしまう。その後王太子の婚約者を仕立てるべく辺境伯である父親に引き取られ教育を受ける。たった一年で教えられた事を全て履修し13歳で婚約者としての立場を得る事にはなるが・・・。
    貴族社会で片親が平民である事で蔑み虐められるのに、主人公は少しもへこたれない。何か抗うわけでもない。自分の立ち位置を自覚し、出来る事を成すだけと淡々と職務に励むのである。

    読者としては、されるがままに虐げられる姿は見るのも辛いのですが、彼女の矜持は〝そんなこと〟には関心が無いのだった。
    (もう辛くて苦しくて続きが知りたくて、原作を読みに行きました)
    これは原作での物語後半に彼女の生い立ちが語られる時に明かされる部分ではあるのですが、涙なしには読めませんでした。
    物語はまだまだ前半。
    怪しげに感じていた主人公の雰囲気は段々と変化していきます。
  • 追放令嬢からの手紙~かつて愛していた皆さまへ 私のことなどお忘れですか?~【単話】

    マチバリ/田中ててて/中條由良

    単行本版を待ち侘びています
    ネタバレ
    2026年5月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作品を知ったのが二年前で、コミカライズになるのを待ち侘びていました。(でも、できれば単行本版がもっと待たれます!)
    ラノベ原作は履修済みです。
    こちらのコミカライズを読み始めて、ストーリーは知っているはずなのにうろ覚えだったところもあったので原作を読み返してみました。なのに再び没頭してしまうくらい面白いです。
    コミカライズの先生も上手いと思います。

    無実の罪を着せられ断罪され、母国を追われてしまった公爵令嬢「リーナ」。
    この手の作品の既定路線である悪役令嬢にされ婚約解消からの国外追放。
    ですが本作はまず、5年後に届いたその令嬢からの気遣いに溢れた手紙を受け取った、断罪した側の王太子の過去の振り返りと現状とその複雑な想いなどから始まります。
    そしてその手紙は同時期に他の人物(王太子妃・令嬢親友・王太子の近衛騎士)にも届けられていたのです。

    それぞれの人物が手紙を受け取り、過去を振り返り、「リーナ」への悲喜交々な思いを新たにするのですが、それは本当に自分勝手な思いやりのカケラも無い都合のいい解釈で・・・。
    封筒や便箋・封蝋などを細かに調べ始め、「リーナ」の現在の思惑を探ろうとする受取人たち。

    令嬢はずっと登場しません。
    読み手も彼女の今がどうなっているのか気になって仕方ありません。

    王太子の憂いである大雨による大河の氾濫での国の膨大な損失と、回避の為の護岸工事を河を接する隣国との会談で何とか自国有利で進めたい思惑と、それが思い通りに進まない現状とが、彼をどんどん追い詰めていきます。
    手紙を受け取った人々の歯車が少しづつ軋む感じが胸を締めつけます。

    本当に面白い作品です。
    コミカライズも是非読み進めたいと思っています。
  • 頼くんとヨリを戻すわけには!

    旗谷澄生

    こんなヒーロー今までいなかったかも
    ネタバレ
    2026年5月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さま。
    長く少女漫画を読んでおりますが、イケメンでカッコよくて優しい・・・けれどマウントとってちょっと偉そーな態度のヒーロー、は確かにいなかったなぁーと思います。

    物語の始まりは、中学時代に皆んなの中心だったヒーローにヒロインが告白したことから。幸運にも付き合う事になった二人はとても順調。高校受験も彼に勉強を教えてもらいながらなんとか乗り切った•••と思った矢先、まさかまさかの彼の不合格。それから連絡が取れないまま新しい高校生活の始まり。町でバッタリ会った彼が目を逸らしながらのスルー!それで失恋決定という流れ。

    冒頭 地元の知り合いに一人暮らしの部屋を斡旋してもらった事から、衝撃的な再会&隣り合わせ!
    もう、先が気にならない訳がありません。

    それから彼のストーカーのような復縁要求にストレートな愛情表現。ヒロインの戸惑いと蘇る胸の痛み。
    読者としてもニマニマしたりズキッと胸に響いたりと感情が行ったり来たり。
    実はヒーロー「頼くん」はヒロインの事全てを忘れてやり直すつもりだったとの告白があり•••
    この出会いを大切に、ココからリベンジが果たせるのか・・・「頼くん」の試練は続きます。もちろんそれに引っ張り回されるヒロイン「初穂」の災難(?)も続きます。
    エピソードのアレコレも中々面白い展開。作家様のセンスが光ります。これからも見守りたい作品です。
    そして、
    2巻で初めて明かされるヒーローのバイト先。作家さまはどんな設定だったとしても、彼のバイトのお仕事は決めていらっしゃったとの事。ホント〝頼くんっぽい〟と感心して笑えました(^.^)
  • キスより先に誓います【単行本版】

    美麻りん

    作家さまは応援したい!
    ネタバレ
    2026年4月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『恋ヶ窪くんにはじめてを奪われました』の作家さま。
    同時進行での制作との事。お身体十分いとわれて頑張っていただきたいと思います。

    『恋ヶ窪くん』のもどかしい恋の行方やその後の展開などはキュンキュンさせていただいていました。
    ただアチラも巻数を重ねてくると、新しいエピソードでも同じような印象を受けるようになってきて段々興味も薄くなっていました。
    今回新作のコチラ1巻なのですが・・・
    二人が偽装結婚で同居に至るまでの馴れ初めがとっても希薄に感じてしまうのです。
    女優業の崖っぷちで結婚に逃れようとした流れも、ヒーローに深く関わっていくきっかけの重要な場面だった所をもう少し丁寧な心情の表現があると良かったなぁと思うのです。

    ヒロインが168㎝、ヒーローが190㎝。女装もお仕事の範疇でしょうが、例えばドレスなどは高いヒールの靴は必然。そうすると2mほどの大き過ぎる人になってしまわないのだろうか・・・と老婆心ながら思ってしまいます。
    実物を遠くから見る分には見栄えもすると思いますが、SNSで配信して動画を見せるような画面越しならば、設定はもう少し違っても良かったのかもしれません。
    そして作画に対する読者としての最大の関心事として、背景が少なく顔のアップはがりなのは残念な気持ちになってしまいます。
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  • 氷の貴公子なのに過保護すぎです!~ひとりでキャンプしていたら異世界で山の神になってしまった件~

    倉地よね/小山内慧夢

    短い恋のお話
    2026年4月24日
    『未完成でも恋がいい』の倉地よね先生。
    やっぱり絵がいいのです。
    さあ〜っと作品一覧を見ていて、パッと目に止まるのですから。
    で、出会った作品がこちら。
    異世界転生といっても、今の流行りが出来上がる前の雰囲気の展開。転生陣から聖女に呼び出される系では無く、足を滑らせて落ちたところが、迷い込んでしまった今まで見たこともない世界だった・・・的な。
    生身の自分のままなので、勿論チート能力などもありません。
    でも、主人公はポジティブ。そしてこの世界のヒーローと出会う訳ですが、身分の高い相手だろうとは思いつつも、言葉も飾らず普段と変わらない対応で気さくに好感度を上げていきます。(ひとりキャンプで鍛えた経験が生きてます)
    貴族社会の不敬のどうのこうのはちょっと脇に置いておいて、短い恋のお話を楽しむ作品です。
    サクッとしてて私は好きだなぁ。
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  • 破局予定の悪女のはずが、冷徹公爵様が別れてくれません!

    甘夏みのり×仲島歩/琴子/

    何だろう・・・何故だろう・・・
    ネタバレ
    2026年4月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 原作の琴子先生の作品は沢山読ませていただいて好きなのですが、何故か本作はハマれません。
    前世日本の貧乏OLだった女性が、唯一楽しみにしていた小説の世界に転移して悪役令嬢になっていた事にある日突然目覚めて気づく・・・という流れは他の作品でも沢山ありますが、本作では、本来の傲慢で奔放で自分勝手な悪役令嬢の存在が消えてしまって、恋愛経験の無い心優しい控えめな全く別人の女性になっていて・・・。
    小説の内容から今後の戦争回避のため悪役令嬢を演じて正規のヒロインとの出会いを演出するという流れ。

    コミカライズの展開が唐突なのか説明不足なのか、護衛騎士「エバァン」の存在も何となく曖昧だし、「アル」というストーカー少年は降って湧いたような登場の仕方でした。
    「マリアベル」の誘拐事件も、町の子供たちの人さらい事件も、エピソードの顛末に起伏が無く盛り上がりに欠けるように感じています。
    2巻まで読みましたが、どなたかがレビューされていたように、完結したら覗いてみるくらいでいいかも・・と思ってしまいました💦
  • 愛が重すぎる小谷くんは、絶対に彼女を逃さない【単行本版】

    タチバナ

    一途な想いの成就を見守りましょう
    ネタバレ
    2026年4月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 三年も片思いをしてチャンスを狙っていたイケメンヒーロー。
    シゴデキで人当たりも良くファンも多いヒーローなのに、想いを寄せる人にはな〜んかポンコツ(^^)
    天然おとぼけヒロインは恋に疎い漫画の世界を愛するオタクキャラ。
    微妙なすれ違いはあるものの、脇目も振らず一途なヒーローの頑張りで恋は少しづつ進展していきます。

    本作は、ありがちな当て馬の登場での恋の鞘当てや駆け引きなどが無く、想い合う二人のモダモダな恋の進展を楽しむ作品だと思います。
  • ハイスペ婚にもほどがある 13人の偉人たちとの恋愛リアリティーショー

    原スサノ/ななお

    ショーの視聴者は神さまとの事
    2026年4月19日
    13対1での恋愛リアリティショーを漫画で描くって・・・なかなか無謀!
    それも男性陣は歴史上の偉人を全て日本語仕様に設定しての進行。人選は何処から⁈それも3巻完結・・・やっぱり無謀!

    1巻の段階でほとんど興味が無くなってきたので流し読みしようと思っていたのですが、1対1での掛け合いというかエピソードでは、その偉人の歴史上の生い立ちなども織り交ぜながらいい話になってきたりして・・・少し作品に対して評価を上げました。
    作画の作家さまの〝あとがき〟で、どう風呂敷をたたむのだろう⁉︎と思われていたとの事。一読者としても「そうだよねぇ」と共感しきり(^^)
    絵師さまはしっかりした作画でもあり、13人もの書き分けも大変だった事でしょう。お疲れさまでした!
    お話を閉じて完結するって大事‼︎
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  • 【単話】公爵家の長女でした

    彩川ぬるぴょ/鈴音さや/たむ

    綺麗な作画と凝った進行
    2026年4月17日
    異世界転生作品なのですがなかなか趣向が凝っています。
    転生前の自分を「“私”」で表現してあって、現在進行形の公爵令嬢を「私」と表記。
    その違いを踏まえながら前世と今世を振り返りながらの進行です。

    婚約破棄からの生家での報われなかった生い立ちは、嫌われたくない認められたい思いが、全てを飲み込む都合のいい傀儡のような令嬢として捉えられていて、主人公を俯かせ自信を奪い取るには充分な環境だった。
    今世のこの状況は、まぁ、幾つかの他の作品にも見られがちな進行ではありますが、前世の記憶を思い出し、回想の中での、その家庭でのエピソードは理不尽で、「お姉ちゃん」と呼ぶ母親の身勝手さに怒りを覚えると共に、今世の母親と前世の母親の、妹との扱いの違いは姉妹に亀裂を生むのだろうに・・・などと考えながら、ふたつの物語を読んでいる感じでした。

    もう先が気になりWEB版は読み切ってきました。
    現在第一部の完結との事で、その後のお話は続くようです。
    書籍の方は大幅な加筆との事で、お話の前後や内容の膨らませ方などが違ってくるのでしょう。
    沢山の作品を読んで、世界観の中で、帝国と王国の違いや関係性なども理解してきましたが、
    本作は、主人公の父公爵や王国の国王が、物語冒頭では間違った裁量をしてしまってはいても、まるでおバカな宗主では無く、それぞれの立場で物事が考えられる人物だったのは、中々奥の深さを感じました。

    絵師さまも綺麗な作画で読みやすい進行です。
  • 魔力がないと勘当されましたが、王宮で聖女はじめます

    夏乃ナ/新山サホ/凪かすみ

    キチンと言葉にして伝える事が大事ですね
    ネタバレ
    2026年4月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 4巻まで。
    本編で主人公は、母と妹に言われるがまま我慢して下を向いて耐えて何も言い返さない内向的な少女で、読んでいて全然気持ちがスッキリしない展開でした。が、サイドストーリーが良くて救われました。
    格式ある魔法使いの家に生まれ、父が亡くなってからは没落一方の実家において、魔法が使えないからと家族に蔑ろにされ家を追い出された主人公は、ひとりぼっち頼る人もない中、宮中の下働きの下級侍女として3年半が経っていました。
    そんな中、実は王子であったヒーローと再会するのですが・・・。
    宮中の魔具部屋の掃除を担当する様になり、自身の無かったはずの能力が発現してきます。
    その道具たちの怨念のこもったストーリーを幻覚の様に見た事で、モノにこもった無念を晴らしていくサイドストーリーが三例登場します。それまでに張られた伏線もうまく回収されていき、其々のモノたちの良い物語だったと思います。

    そして4巻。
    主人公の名声を噂づてに聞いた母妹が突然尋ねてきます。
    相変わらず横柄な態度。
    これに対してのザマァもよかったです。
    色々な誤解も解けていい方向へ向かうかと思われる最後。
    次の5巻でラノベ1巻分が終わりのようです。
  • 真面目系天然令嬢は年下王子の想いに気づかない

    片町ひろ/柚子れもん

    ヒロインの当初の動機が薄くなっていく・・
    ネタバレ
    2026年4月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 3巻まで。
    お話の冒頭はテンプレ婚約破棄シーン。そこからさまざまなパターンが世間に広がる数多の物語たちですが、元婚約者からその弟を勧められる展開は初めてで惹かれました。
    厳しい王妃教育を受け優秀な侯爵令嬢である主人公は状況の思惑等も読み取れる鋭い感性があり、第二王子に毒を盛っていた侍女に意見された時の対応は、悪意を受け流せる機微もあり凄くカッコいい場面でした。それなのにその後の恋愛に対する鈍感さは読んでいて少し苛立ちを覚えるような表現で・・・同一人物と思うにはとても違和感を感じました。
    原作はまだラノベにはなっていないようで、現在2章までWEB版で読めるようです。3章で完結のような原作者さまの書き込みがありました。
    作画の先生も上手いのに、ギャグ寄りの展開になると凄く魅力が落ちるように感じます。

    原作者さまの『悪役令嬢に選ばれたなら、優雅に演じてみせましょう』も、冒頭はとても魅力的なのにその後に続かないような気もしていて、本作も同じ匂いが・・・。
    本作も高評価に釣られましたが、この先は迷います。
    第一王子は、実は弟を救いたくて主人公に弟との婚約を提唱したのかも・・・などと勝手な深読みをしたりしていますがどうでしょうか⁉︎
    ヒーローが成長して、二人が並び立つ姿はとても見てみたい気持ちはあります。
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  • 年の差十五の旦那様~辺境伯の花嫁候補~

    此林ミサ/扇レンナ

    人は繋がって生きている事を教えてくれる
    2026年4月6日
    完結まで読了して本作の奥の深さを知ることができました。
    人と人の繋がりは一辺倒ではなく、誰かの不幸は誰かの嘆きになり、誰かの喜びは他の誰かの励ましになる・・・そんな事を考えさせてくれる作品でした。
    主人公の生い立ちの愛に恵まれなかった辛さや、義妹に婚約者を奪われて厄介払いのように年の離れた辺境伯に嫁がされる流れは、一般的な異世界令嬢モノの様ですが、その脇でひっそり語られる『豊穣の巫女』の役割が明かされる過程において、義妹だったり辺境伯の元婚約者だったりの真実の思いやその背景にまで踏み込んで表現されていて〝人とは〟見る角度によって受ける印象が変わってくる事を知らされ、それぞれの事情や考えている事は詳しく聞いてみないと解らなかったりするものだと思わされます。
  • 闇の王子といけにえの花嫁~その愛は呪い、でも甘い~

    tsugumi

    ヒロイン「フィオナ」の立ち位置が解らない
    ネタバレ
    2026年4月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 〝生け贄〟として(その事実は隠されているとしても)離宮に上がったのなら、側仕えは侍女ではないのかしら?
    「アベル様のお世話をしています」との説明がありますが、フィオナ自身が侍女にお世話をされながら入浴したり着替えを手伝ってもらったり、ましてやいつも着飾ったドレスを着ているのも物語の理解になかなか追いつきません。
    作画は綺麗で背景もしっかりしているのに物語は進みません。美しいヒロインとヒーローを見るための絵本のような印象です。
    〝生け贄〟とはどういう事なのか気にはなります。
  • 貴女にかまう暇はないと言われた侯爵令嬢の幸せすぎる末路【単行本版】

    橘花明/日車メレ/天路ゆうつづ

    イヤイヤイヤ、「末路」って・・・
    ネタバレ
    2026年4月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日本語としてどうなのでしょうか⁉︎
    「末路」とは、否定的なニュアンスで使用される言葉ではないでしょうか⁉︎
    物語や人生などの悪い締めくくり・望ましくない顛末に使用されます。

    1巻と単話8話まで読みました。
    本作は、出来の悪い王太子を将来に渡って補佐するため選ばれた優秀な婚約者である主人公に、堅苦しさと劣等感を持った王太子が浮気して婚約破棄に至り、傷心の主人公を、実は二年前から気にかけていた王太子の従兄弟でもある近衛騎士の公爵が、気持ちを隠すために冷たい態度をとっていたものの、転がり込んできた幸運にデレを隠せなくなり、その熱い想いに主人公も惹かれていくというストーリーだと思うのです。だとしたら、結末は幸せに満ちているはずだと思うのですが・・・
  • 死に戻り令嬢の仮初め結婚 ~二度目の人生は生真面目将軍と星獣もふもふ~

    日車メレ/ゆりはらあき

    すっごく面白いし白黒の作画がいい!
    ネタバレ
    2026年3月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 出会えてよかった!と思えるほど好きな作品になりました。
    扉絵のカラーよりも本編のほのぼのとした筆致が凄くいいです。
    でも物語自体は、タイトルのもふもふを愛でるような内容ではなく、かなりヒリヒリした展開と謎、一度目の人生の失敗は二度とできないと誓う主人公の悲壮な覚悟、そして再び出会えた自分の相棒のあまりにも変わり果てた姿に驚愕し、冒頭に描かれた事態に守れなかった事への罪の意識に苛まれてしまう展開。

    舞台となる『ノディスィア王国』は星獣に愛された国として知られ、元々は二十一体居たとされる星獣も現在では七体しかいないようになっているらしい。
    星獣とは強い星神力を持つ特別な生き物で、言葉は通じないが心がある。
    この国の貴族は星神力が安定する11才になると星獣の主人になるかどうかを見定める儀式を行う。
    城にある〝星の間〟の中には主人を持たない星獣が眠っていて、ふさわしい人間がやってくると応えてくれるのだという。人間と星獣の魂には相性があり、出会った瞬間に引き寄せられるように互いが相手を選ぶとの事。
    現在活躍している星獣は三体で主人公の星獣が四体目。
    騎士団とそこに所属する使役者と協力しながら魔獣を倒して国の安寧を担っているという世界観。

    前王が使役していた星獣序列一位「シリウス」の行方不明の謎、現王の星獣がいない事、そして王太子の虚ろな瞳の理由(ワケ)等々が絡んでいるような・・・⁇

    現在コミカライズ5巻とあと一話(35話)で原作ラノベ1巻、第一部が終わり第二部が始まるようです。
    構成は三部まであり、完結しているのがとてもありがたい!(現在ラノベは2巻まで発行、完結感は出ていません。WEB版ではまだ読めます)
    原作読了。コミカライズを追いたいと思います。
  • 今まで馬鹿にされていた気弱令嬢に転生したら、とんでもない事になった話、聞く?(分冊版)

    上原誠/やきいもほくほく

    少し変わった展開、面白い!
    ネタバレ
    2026年3月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界転生といっても他と少し違うのは、現世から渡った自分をしっかり持った女性(キャバ嬢⁇)が、事故で志し半ばで死にゆく前に、現世で読んでいた小説の中(転生先)の気弱令嬢と話し・励ましている中で、令嬢の人生を譲り受け、入れ替わって令嬢の貶められた現状を変えていくという内容のようです。
    魔法などチートな能力等が存在しない世界で、主人公になった女性が、ただ強気に言い返しただけで少し状況が変わっていく。思った事を行動に移すだけで又少し立場が好転する。
    そんな中、幼い頃病弱であった為世間知らずで純粋で女性嫌いな留学中の隣国の第二王子と知り合う。

    孤立無縁だった侯爵令嬢「ジュディス」の周りが少しづつ動いていくが、彼女の夢は〝何物にも縛られず外の世界を見にいくこと〟。転生した主人公は彼女の夢をかなえる為、近道であろうと思う〝平民〟になる事を目指す。

    現在9話まで。
    語られるだけで姿が隠されていた、かつて「ジュディス」もほのかな想いを抱いていた妹の婚約者の登場。彼は入れ替わりの事実に気づいているようで・・・
    妹の策略で暴走する主人公の元婚約者の男はどんな手を使って近づくのか・・・
    フーッ💨
    続きが気になります!
  • 名もなき魔物と二人の騎士~そして婚約者は困惑する~【電子限定特典おまけページ付き】

    河丸慎

    カッコいいし綺麗だし可愛いし、てんこ盛り
    ネタバレ
    2026年3月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『スーツに性癖』『矢野准教授の理性と欲情』の作家さま。
    少女漫画ジャンルの現代劇の作家さまと認識していて、この異世界ファンタジーでお名前を見つけて思わず飛びついてしまいました。
    綺麗な作画の作家さまなのでこのジャンルは特に光るなぁと思っています。

    そして、色んなタイプの可愛きモノが登場する漫画の中でも、このモフモフ真っ黒なのに可愛いって最高です!

    前世、病院のベッドの上で大好きな小説『フリジア王国物語』のオーディオを聴きながら、最推しの「ゼロ」が好きな人に想いも告げず戦いの中で散っていった最新刊を聴き、泣いて泣いて胸が苦しくなり目が覚めたらその小説の中のモブに転生していたというお話の冒頭。
    現実に存在する物語の登場人物たちに興奮し、その中でも推しの恋を成就させる為奮闘する令嬢とその変身した姿の「クロ」。
    異世界転生あるあるの転生時数々のチート能力を授かり最強の存在なようで、沢山の魔法を内に秘めて、その能力を発揮していくのでしょう。
    主人公にとってヒーローは婚約者なのか推しなのかも、とっても気になります。

    ラストは決まっているとの作家さまの「あとがき」がありました。

    1巻終わり「えっ・・」な展開で単話版に走りました。が、何故⁉︎は解決されません。
    続きを読みたい‼︎
  • 魔力がないからと面倒事を押しつけられた私、次の仕事は公爵夫人らしいです

    ここあ/辺野夏子/秋鹿ユギリ

    空を飛ばず、速く走る想定の「騎竜」
    ネタバレ
    2026年3月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 物語は、野生の小型竜を品種改良し飛行せず草食動物のように走るものを「騎竜」と呼び、家畜のように飼われたり戦争に駆り出されたりして人々と共に生き、相棒のようであり財産そして大地から賜った贈り物として大事にされている世界観。
    主人公は魔力が少なかった為「魔力無し」と家族に疎まれ実家を追われ、今では傷病や老衰等で職務を全うできなくなった竜が最期の時を過ごす「騎竜の里」で竜たちの世話をしながら暮らしていた。
    そこに齢八十越えの老公爵の後妻となる突然の縁談話で呼び戻される。
    実家族は本人の意思も無視し、少しの猶予も与えず嫁がせるという流れ。
    そして冒頭の場面になります!
    ラノベ1巻分をコミカライズ2巻でまとめてあり、とても読みやすかったです。
    作画も丁寧でキチンと描かれています。
    モダモダとすれ違い展開は王道。自己肯定感の低い主人公は色々なことに自信を持てませんが、「騎竜」を愛する気持ちが強い事が本作の主軸でもありますし、2巻終わりではスッキリザマァも見届けられます。
    原作ラノベは2巻でエピローグのようで、コミカライズも4巻で完結でしょうか⁉︎
    この後もどうなるのか最後まで見届けたいと思います。
  • 聖女はとっくに召喚されている。日本に。【電子単行本】

    しなえまな/守雨

    摩訶不思議な世界観
    ネタバレ
    2026年3月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界転移や悪役令嬢モノを読み漁っている者として、その逆バージョンの本作は何か新しい気がして気持ちが惹かれました。
    魔法が存在する世界から現在日本に転移してきた主人公は、その身体に秘める魔法を溜め込んでしまうと体が不調をきたしてしまうという難題を抱え、頻繁にその力を使うこともできず、小出しに陰で人々の不調を改善しながら、記憶喪失を装い町の片隅でひっそりと生きて5年になる。
    1巻ではまったりとした進行で、不思議な世界観に浸る感じだったのですか・・・

    魔法というその不思議な力は、転移したこの世界では存在しないのに、八百万(ヤオヨロズ)の神が居ると信じられている日本で、例えば超能力の様な、例えば見えざる霊や魂、例えばお地蔵様や石碑に宿る神の様な・・・それ等と同等なモノとしてえがれているように感じます。

    異世界から来たという秘密を抱え誰にも相談できずいつも不安な気持ちで過ごしていた主人公に、少しづつ変化が起きてきて知り合いも増え、訝しく思っていた人物が実は石の「道祖神」で唯一の頼れる存在になっていく・・・という摩訶不思議な流れ。

    割と淡々と物語が進行するので、ガッツリ興味を持たれる作品ではないかもしれませんが、日本の昔話や言い伝え、不思議な出来事等が好きな私としてはジワーッとハマってきてしまいました。
    その中で、意外にも大変な敵に対峙しなければならない展開があったり、突然タイムリープしていたり、元の世界に呼び戻されたり・・・と不思議てんこ盛りの展開!!!
    そもそも、この現在日本へ召喚したのは誰だったのか⁉︎
    現在5巻。
    この物語がどう転がっていくのか興味津々です。
  • 姉に婚約者と王位を奪われたので、捨てられた者同士慰め合っています。

    波田ぱたこ/真白燈

    うっわー、2巻の「引き」気になる〜!
    ネタバレ
    2026年3月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 何気なく読み始めたし、それほど波乱があったわけではないのに・・・
    「ウォルター」に“何があっても湖には行ってはいけない”と言われていたのに・・・

    立場は妹でも、後継は正妃の娘である第一王女で決まっていたはずなのに、国にとって最重要視されている魔術師の決定でコトがひっくり返ってしまった!
    婚約者でもあった魔術師「レイノルド」が伴侶に選んだのは姉の「セレーナ」だった。自分の力量や国民からの人気なども考えて、後継になることに自信を持てずにいた主人公「ティアラ」は、胸の痛みを覚えながらもその決断に甘んじる覚悟でいた。
    けれどそのまま城に残れば、仲睦まじい姉夫婦の様子をいつも見ていなければならない。
    突然現れた姉の元婚約者を名乗る「ウォルター」の誘いに答えて、一緒に城を出る決意をする。
    作家さまの無言の表情の伏線は、謎を残したまま何を語ろうとしているかは不明・・・
    色々想像はできるのですが、先の大陸での複数国に渡る戦争が残した傷跡は、どんな風に二人に影響しているのか・・・

    気になる〜。次巻はいつ頃出るのだろう・・・
    いいね
    0件
  • 孤高の英雄侯爵は虐げられた公爵令嬢を溺愛する

    作歩咲知/梨莉子

    ヒロインをもう少し可愛く描いてほしいなぁ
    ネタバレ
    2026年3月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 英雄騎士で、武勲を立てたため侯爵位を叙爵したヒーローが、周りの騒めきに嫌気がさしているけれども、国王陛下からの温情をムゲにはできず、「白い結婚」を策謀し、評判の悪い公爵令嬢と契約結婚をしようとする流れ。
    物語がヒーロー目線で進行するため、よくある虐げられ令嬢の痛めつけられる場面はありません。(想像させる場面はあります)

    令嬢の実家の公爵家も騎士侯爵の目論み「白い結婚」を理解していたためか、お話としてはあっさり婚約が成立します。
    そして割と早い段階で、湯浴みするヒロインの苦痛の唸り声をヒーローが聞いたことで背中の痛々しい傷あとが露見します。
    そこからはザマァ展開に向かってサクサクことが運びます。
    新しい事実としては、ヒロイン令嬢の亡くなった母親が公爵家の正当な血筋であるということ!
    入り婿のくせにホント忌々しい実父!

    続きが気になるストーリーではあったので星5にしようと思っていましたが、作品の中でセリフが時々相応しくなかったり、ヒーローはカッコよく描かれているのに、ヒロインの可愛さが少し不足なことと、手のデッサンがとっても気になったことがマイナスに働きました。
    真実が明るみになるのは目前なので、もう直ぐ完結するのでしょうか⁉︎
    7話まで。
  • 祝福のチェスカ

    乃原美隆

    唯一無二の世界観、面白い!
    ネタバレ
    2026年3月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻末の作家さまのあとがきで、壮大な構成は考えてありつつも何処まで描かせてもらえるか解らない状況で、7話あたりで一旦まとめを考えておられたという事・・・好評だったのでしょう・・・次巻も出せるという事で長編版への進路変更へ舵をきられたそうです。
    よかったです‼︎作画も上手いし何といってもこういう独特のストーリーを生み出せる創造力が凄いです。
    1巻で何族がどんな言語でどういう思想で・・・等の説明がありますが、それらを理解しなければ物語の先に進めないかというとそんなことはありません。難しく考えなくても大丈夫!

    『凪の秤』という古代の謎の神器である天秤。
    1巻代表者が揃った会議の場で(50頁辺り)持たざる者「シキ」が天秤の文字を読んだ直後何かが起こった!
    この後、大きな状況の変化と謎が解き明かされていきますが、それにはシキの部族ニムロー族の特殊な声帯から発せられる言葉が重要なようで・・・
    2巻の時点ではもう、天秤の持つ力はあらゆる種族が公平に議論できるよう神々が授けた神器であることが語られます。それは参席者全ての持てるものを等しくする強制力があるという(ココで言葉がひとつになる為、誰が何語を話すかは重要ではなくなりますし区別も何となく理解できてきます)

    3巻にかけて、冒頭でも登場した『タタール』聖なる矢と言われる限られた者しか入る事を許されないその建物(?)の中でこれから何が起きるのか・・・
    そして主人公「チェスカ」はどんな働きをするのか・・・
    ドキドキして次巻を待ちます!
  • 高飛車皇女は黙ってない

    月煮ゆう/柊と灯/くろでこ

    英雄とその隣にずっといる人の物語
    ネタバレ
    2026年3月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビュータイトルは、4巻末幼い頃二人がお互いの関係性を語る場面での「ベリル」の言葉です。
    まだこの4巻時点で主人公「クローディア」が帝国の皇女である事以外何も語られていません。何故ずっと命を狙われていたか等の背景も生い立ちも解らない中、ただその立場から逃げるのではなく、国にとって重要な人物になる事で自分の意思を通せる存在になりたいというのが心の内にあるようです。

    この作品を4巻まで読んで、レビューを読みました。
    沢山の方が様々な意見をお持ちなのは納得していますしそれを表現する自由もあります。
    ただ、本作は第1章である4巻までを読んで評価してほしいなぁと思わずにはいられません。
    私もお話の冒頭では、ありふれた断罪劇を身分の高い女性が横やりで、その真理を糾弾するお話だと思い込みそれほど惹かれませんでした。
    けれどそれはエピソードの一つにしかすぎず次のエピソードが紡がれます。これも又世間にありふれた「悪役令嬢モノ」の似たような内容で、このジャンルをたくさん読んでこられた方なら一度は目にした物語の始まりだと感じられるのではないでしょうか⁉︎
    二番目のエピソードの令嬢は四面楚歌の中全てを諦めかけていたのを、皇女さまがお節介にも関わりを持って助けていくという流れ。
    この現状を打破していくのが誰なのか何なのかは物語それぞれによって違いますが、本作で主人公である皇女がどうして関わろうとするのか・・・それが大きな鍵となるのではないかと・・・
    物語の進行中、端々にその匂わせというか伏線が張られています。
    そして3つ目のエピソードは、冒頭、ヒロインポジで第3王子の自由な恋を唱えた、庶民から急に男爵令嬢になり貴族のなんたるか等何も理解していなかった女の子「ララ」。その後学園で無邪気に懐いてくる彼女に迫り来る危機を察し、それに対応していく皇女と従者。3巻末はとてもドキドキハラハラさせられました。

    4巻までの舞台となった『ブラシオ王国』の王太子「エリック」、皇女に想いを寄せながらも〝暖簾に腕押し〟状態で、従者「ベリル」との言葉の応酬も楽しめます。

    本作は皇女「クローディア」が自身の本当の願いを叶えるべく、様々な令嬢たちの困難を解決しながら、自身の足元を固め築き上げていく物語なのだと思います。
    コミカライズの続きを待つのが辛くて、原作が気になっています。
  • 旦那様がちっちゃいモフモフになりました ~私を悪女だと誤解していたのに、すべて義母の嘘だと気づいたようです~

    いなる/菜々/眠介

    殆どタイトル通り!でも意外にも面白かった
    ネタバレ
    2026年3月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 短いお話でしたが楽しかったです。
    契約結婚とは知らずほとんど騙されたように公爵家に嫁いできた主人公は、理由も聞かされず、あまり家に帰れない騎士である旦那様には口も聞いてもらえず、義母義姉に虐げられ、実家の貧乏男爵家へ婚家からの援助がある為逃げ帰ることもできず、使用人以下の生活を送っていた。
    そんな中「魔女の森」に捜索に出かけた旦那様の行方不明事件が起き、時を同じくして庭で何やら小さい動物と出会ってしまう。
    なんとそれは魔女に姿を変えられてしまった旦那様だったのです。
    小動物を旦那様だと見抜いた主人公は名前を偽り、二人は魔女の呪いを解くために奔走する中段々と絆を深めていくという流れ。
    ザマァ展開もしっかりとえがかれ、その後の行方不明者の捜索への展開もすごく作り込まれた感じで良かったと思います。

    ただ義母へのザマァ後、義母の怨みがつのった表情は迫力があった為、もう一波乱あるのではと期待しましたがアッサリ終了でちょっと肩透かし感がありました。まとめは駆け足だったのか、行方不明者捜索のその後などザッと説明されただけだったので、もう少しページ数の余裕があれば良かったなぁと思いました。
  • 愛され皇妃のゆううつ

    清音圭

    国政にまつわる陰謀と愛が育つ過程が楽しみ
    ネタバレ
    2026年2月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 武勇の将軍を父に持つヒロイン「明霞」と皇帝に即位したばかりの「青嵐」は、父の門弟として共に武術を研鑽しあった幼なじみ。
    二人の結婚から始まる物語は、いろんな面で才覚に溢れているのに色ごとに関しては全く無頓着で超がつくほど鈍いヒロインと、それらをぜ〜んぶ許容した上でヒロインを愛(イツク)しむヒーローという構成(微笑ましい♡)
    二人の掛け合いも軽妙で良いのですが、1巻で「青嵐」の危機に単騎で助けに行く「明霞」の凛々しい姿がとっても好みでした。
    ただ、その立場上幼い頃からずっと命を狙われ続ける「青嵐」の背景がよくわからないままの進行なので、読者は戦乱の時代的に察して読み進めるしかないのは、少し説明不足な印象を拭えません。
    恋愛模様と国政の陰謀との両天秤で進むと思うのですが、戦闘の場面で誰とどう戦っているのか、もう少しわかりやすい描写にしていただけるといいなぁと思います。(特に2巻では、爆薬とおぼしきモノを投げた敵に、阻止しようと動いた明霞とそれを助けた青嵐のコマは少し迫力にかけました)

    とはいえ、1巻で起きた事件が2巻の事件に繋がっていて、ずっと関連性があるのも好ましい展開で期待が膨らみます。
    作家さまも本作に熱を入れていらっしゃるようで、雑誌掲載時の描写を単行本になる時、わざわざ描き直しをされる程こだわりをお持ちのご様子。
    シリアスタッチの主人公二人の顔も超好みです!
    これからに期待を込めて応援したいと思います。
  • 宝石の娘と異能の王子 単行本版

    村上私/万衣花

    もっともっと評価されてほしい作品です!
    ネタバレ
    2026年2月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 怒涛の展開!すっごいです!
    実家でも奉公先でも虐げられる主人公が可哀想で可哀想で・・・気になる作品でした。
    けれどレビューで多くの方が感じていらっしゃるように、私も作画の個性に馴染めず、こう・・何かカクカクした人物の描線にしなやかさが感じられず、敬遠する気持ちが強かったのです。
    でも・・・作画の印象はそうなのですが、よくよく見ると〝漫画〟としてのセオリーはちゃんと踏襲されていて、背景の書き込みやコマ運びのスムーズさ展開の軽妙さ等、内容を読み進めていくと違和感は感じられないようになっていきました。
    加えてストーリーの奥深さ!ジェットコースター展開というのでしょうか⁉︎息つく暇がないくらいの怒涛の連続で、ココまで辿り着いたら少し息がつけるかな・・・と思っていたら、新たな試練が押し寄せてくるという展開が続いています。
    物語冒頭で、実家を追い出され第一王子の山城に奉公に来てからも酷い扱いなのですが、本当にこの頃が懐かしいと思ってしまう程、現在進行形(単行本9巻)の状況はびっくり👀なのです。
    悪辣な義母の正体は読者には初めから明かされていた展開でしたが、その生い立ちから生まれながらの悪人なのだと認識させられましたが、なんとラスボスは彼女ではなかったのです!
    二転三転する本当の悪の存在。
    主人公「アンナ」に平穏な日はなかなか訪れてはくれないようです。
    う〜、続きはどうなるんだろう‼︎
  • 婚約破棄の手続きはお済みですか? 第二の人生を謳歌しようと思ったら、ギルドを立て直すことになりました

    ナタココ/あかこ/珠梨やすゆき

    すごく良く纏まった良作
    ネタバレ
    2026年2月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界転生して婚約破棄から始まる物語は数あれど、本作は定番路線を踏襲しないところがありふれていなくてとても良かったです!
    5巻で完結というのも適度なボリュームで手に取りやすかったと思います。

    婚約破棄後には、貴族世界でも無く修道院でも無く平民になって穏やかに暮らす事を望む主人公は、前世での堅物生真面目事務員の本領を発揮して(本作での世界観は魔法が存在しません)事務職を求めて王都を出ます。
    前世で温泉が大好きだったという理由だけで、源泉のある『ネピア』という町に辿り着き「傭兵ギルド」の事務職に就くことになるという流れ。
    作画も魅力的で、くたびれおっさんの「ヒース」さんが、後々印象が変わっていくのも素敵です。
    そして、元婚約者のお相手である「アイリーン」が最大のクライマックスで又々絡んでくるのも、よく出来たストーリー構成だと思いました。
  • 死んだ王妃は二度目の人生を楽しみます ーお飾りの王妃は必要ないのでしょう?ー(分冊版)

    あまさかえで/なか

    タイトルより重厚なストーリー展開
    ネタバレ
    2026年2月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大国「アイゼン帝国」と「カルセイン王国」の戦争に苛まれてきた小国「グラナート王国」は、両国の間を取り持つ役割を担い、休戦を取り付け地域は仮初の平安を保っていた。
    グラナート王国の王妃である主人公は政務のほとんどを押し付けられ使用人には雑な扱いをされ蔑まされていた。陛下の愛情は側妃に奪われ病に侵され非業の死を遂げる。・・・からの死に戻り、3年の月日を遡っていた。
    酷い扱いを受けていた王妃が死に戻ってから明るく強気な様子なのは、本作の全体的な印象が陰鬱ではなくカラッとしている様子が伺え好印象です。
    又 謎の病に冒され死に至るまでの残された猶予の時間は3年。
    死にゆく運命に抗い、逆転のシナリオを作れるのか・・・
    ストーリーの根底には魅了の媚薬である「傀儡の香油」の存在があり、側妃の秘められた謎も含めて、回を重ねるごとにお話に重みが出てきます。
    13話まで。
  • ファリスの結婚

    宮崎うの

    気になるところが・・・
    ネタバレ
    2026年2月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本作はコチラに3話、単行本版に7話が収録されていますので購入の検討にされてください。

    舞台はアラビアンナイト風の世界で、ヒーローの褐色の肌(想像です)がたくましい感じです。
    実母を亡くした日から家族に虐げられ、実家の思惑から王弟に嫁ぐことになったヒロインが、何気ないきっかけから王弟「ファリス」殿下と絆を深めていき、怠惰で暴虐な兄を退けようと画策する彼の味方をすることになるという流れ。
    お話の最初の方で、義母や妹へのザマァもあります。
    ストーリー自体はなかなか思うようにコトが運ばず、謀(ハカリゴト)の応酬で、私が読んでいる14話時点では殆ど詰んでる状況な為、物語の続きが気になります。

    ただ、気になるところがヒロイン「サナ」の表情。
    イヤ・・この場面でそんなトロンとした顔にはならないでしょう!・・という作画が沢山あり、なんとなく卿が冷める思いです。
    他のキャラはそれ程気にならないのですが・・・なんか勿体ないと思ってしまいました。
  • 薄幸令嬢ライラの数奇な結婚 愛さないと告げた冷酷公爵は甘く夜伽を命ずる(分冊版)

    tsugumi

    ○の隠されていた悪意が徐々に
    ネタバレ
    2026年2月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さまの『可愛い僕のミア』というかなり刺激的な内容の作品を既読済みでした。
    本作はTL作品ということに気づかず読み進めていましたが、婚約式のすぐ後に「君を愛する気はない」と告げる作品は数々ありましたが、それらは殆ど白い結婚。なのに〝婚約が解消される事を未然に防ぐため既成事実を作る〟という流れは流石のTL展開でした。

    実父が疎んでいた妻とその娘であるヒロインに冷たく接し、事故死した自身の妹の忘れ形見である姪を養女にして実の娘よりも可愛がる・・・という設定も納得したくないのですが、物語の最初の方では〝素直で可愛い〟ヒロインの妹だった存在は、実はそれまでも、そして現在進行形で〝惨めで可哀想な姉〟の役割からヒロインを解放したくないようで、嫁ぎ先の辺境まで押しかけてきて企みを小出しにして悪い思惑を立てようとします。
    でも明確な敵役の登場でお話は面白くなりそうな予感。
    7話まで読了でもう溺愛は始まっていますが、妹が欲しがった祖父母の形見の指輪のいきさつ等も含めどんな展開になるのか楽しみです。
  • ヴェールの聖女 ~醜いと誤解された聖女、イケメン護衛騎士に溺愛される~(コミック)

    うれい逸/山田露子

    1巻から5巻まで一気読み
    ネタバレ
    2026年2月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読み始めに低評価レビューを確認してしまって、失敗だったかなぁと少し後悔していましたが、
    私自身は1巻を飽きないで読めたので段々気分も上がっていきました。
    5巻まで一気に読んで、うっ・・・続きが気になる!状態に。

    異世界転生モノでも少し毛色が違う展開。
    作り込まれたストーリーは謎がいっぱいで読者になかなか読み解かせてはくれません。
    5巻で○○が言うのです「突然召喚された異世界で、コチラの世界では沢山の悪意に傷つけられ身体的にもいたぶられて元の世界にも帰れない。ただの道具にすぎないのに何故全てを犠牲にしてコノ世界を救わなければならないの」と・・・。

    テンプレ展開は納得して読み進めていく異世界転移。不満を言う主人公は沢山いましたが、それでも命を張って転生先の世界を救おうとする(たとえ元の世界に戻れなくても)、只々正義感にあふれた日本人が作り出したヒーローヒロイン。
    でも世の理(コトワリ)に照らしても、不条理に抗いたい思いは必然。
    降り立ったその瞬間が好適な条件とは限らない訳で。
    ・・・と、これはお話が随分進んでからの感想です。

    本作の冒頭、34年に一度聖女が現れ、西の果ての土地から「34行聖典」なるものを王都まで持ち帰る使命を課されるという。(孫悟空の絵で少し笑わせてもらいました)
    それに加えて986年に一度聖女は二人やって来る。その片方は通常とは異なる〝死のルート(カナンルート)〟を進まなければならない。そして物語は直ぐに旅が始まります。

    背景の書き込みが少ないなぁと少し不満に思っていた作画も、巻を追うごとに進化が見受けられ魅力的になっていきます。
    そして、3人目の転生者の出現!何故⁉︎
    続きが気になります。
  • 本日、貴方を愛するのをやめます 王妃と不倫した貴方が悪いのですよ?(分冊版)

    八咫 緑/なか

    コレはかなり面白い!
    ネタバレ
    2026年2月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界転生ばやりの昨今ですが本作は随分趣向が凝っています。
    登場人物それぞれの物語をそれぞれが紡いでいくのだと思うのですが、本来物語の中に最初から存在した『禁じられた愛』という物語は誰が書いたモノなのか・・・
    お話が進行すると〝医学書〟のような本が〝ある人たち〟の手元に届きます。
    そしてそれには、中世風の舞台設定の中〝日本語〟でメッセージが書き込まれている。
    その文字を読めることが引き金になり主人公は前世の記憶が蘇る。
    王妃の護衛騎士である夫の、王妃との不貞に対するザマァなのかと思っていましたが、お話はもっと深く広がりがあるようです。
    『禁じられた愛』の登場人物であるヒロインが、その断罪される運命を変えるため立ち塞がる困難に立ち向かっていく進行。
    謎も多く、解決されていく過程もかなり面白いです!
    続きが楽しみ。
  • 継母の心得(分冊版)

    ほおのきソラ/藤丸豆ノ介/トール

    ノアの可愛さの向こうに自国の闇があった!
    ネタバレ
    2026年2月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単話版最新19話まで読了。
    配信された直ぐくらいは冒頭の、継子を猫可愛がりする現在日本から物語の世界へ異世界転移した36歳だった女性の新しい人生・・・みたいな世界観で捉えていてそれ程惹かれなかったのですが、物語が進むとお話は少々複雑になってきて・・・。まず、旦那である公爵の結婚に関わる謎(息子であるノアへの無関心を含めて)
    そして、国の勢力図を大きく左右する三つの派閥の構成とその裏切り。
    また、陛下皇后と側室らの動きから変化する均衡と謎の花の毒

    色々な要素が複雑に絡んできて物語は面白くなってきました。

    最初のページの呼ばれて駆けてくる子供たちが誰であるかもここら辺までくると解ってきます。

    物語の最初の方で語られる〝大人が子供を守らないでどうする!〟は、世情が落ち着かなければ子供達の幸せな未来もやってこないという事も含めて、未来を築く今、庇護する側の大人の役割等、現実の世界にも当てはめて考えられる責任ある対応・行動をしていくのはとても大事な事だと思います。

    これから謎解きと事態解決に向けて主人公が動き出す訳ですが、思っていたのとはまるで違う奥深い展開に、嬉しい気持ちで続きを楽しみに待ちます。
  • 団長、その色気どうにかしてください!~魔力なしのお世話係は魅了なんてされません~

    倉地よね/蓮水涼

    没落寸前貴族の主人公、起死回生なるか⁉︎
    2026年2月13日
    綺麗なカラーの扉絵に目が止まりました。
    なんと『未完成でも恋がいい』の作家さま。前の作品の時も作画に惹かれて読んで大好きな作品です。
    そして原作が『異世界から聖女が来るようなので、邪魔者は消えようと思います』の作家さま。コチラもコミカライズを11巻まで読んでいる作品なので、本作に対しても親しみやすかったように思います。
    原作の作家さまはシリアスは辛いからとラブコメ作家を名乗られていますが、私としては『異世界から〜』もワチャワチャした会話の応酬劇よりも、お話の闇だったり謎だったりのシリアス展開の方がとても魅力的に感じます。
    本作にも似たような場面が見られるのですが、作画の先生も綺麗な絵を描かれることですし、出来れば劇画タッチの展開を望みたいところです。
    なんとなく親しみのあるタッグの作家さまたち。
    魔力第一主義の世界観。魔力を持たない主人公がどう立ち回っていくのか・・・
    物語は始まったばかりですが応援したいです!
  • 愛されない花嫁は初夜を一人で過ごす

    森本マチ/リオール

    自業自得、因果応報、悪因悪果
    2026年2月8日
    どんな展開になるのかドキドキして読むのをやめられませんでした。
    学生時代の〝憧れの君〟からの求婚で有頂天になって結婚に至った主人公の結婚初夜の衝撃と、その後夫の告白で奈落に突き落とされてからの復讐の道のり。
    2巻までで〝ザマァ〟は成し遂げられますが、原作ラノベ(未読です)ではその後が書かれているとの事。
    気になりすぎて読んだ作品ですが、一応の結果が出たので落ち着きました。

    復習の内容がやり過ぎとは思わないのですが、なんとなくスカッとしない・・・と感じる気持ちがあります。
    表現の仕方?
    端々の〝善〟の側の主人公の吐く言葉?
    事の顛末の細部までを語られる事実?

    ラノベのレビューを読ませていただいて、その後の主人公の思いが綴られるような展開らしいのですが、
    今感じている感想を払拭するような結末になるといいなぁと思います。
  • きよら たまゆら

    すもももも

    もうすでに気になる展開!
    2026年2月1日
    作家さまの前作の『亡国のマルグリット』前々作の『後宮デイズ』もすごく面白かったのですが、
    本作は始まったばかりなのにもう惹きつけられてしまいました!
    今作の舞台は平安時代。
    時代背景的には天皇が政治の中心だったところから段々と摂関政治で貴族が実権を握っていき、院政から少しづつ武士が台頭してくる激動の時期。
    どの時代が切り取られた背景であっても、なんの後ろ盾も持たない(ましてやその出自を明かせない)少女が時代の波に翻弄されるのは定石。
    「きよら」が「よら」として平凡に生きていく事はできないのでしょう。
    物語はまだまだ1巻。
    これからどんなお話が紡がれていくのか楽しみでしかありません!
  • イジワル同居人は御曹司!? 新装版

    三星マユハ/悠木にこら

    ずっと積んでいてやっと読破!
    2026年1月31日
    シーモア登録して初めて知ったレーベル「Berry's COMICS」で最初に購入した作品だったような・・・
    新装版が出ていて、旧版は本棚で読まなければならないなぁなんて思っていましたが、旧作も変わらず存在していました。
    続きが気になって購入したはずなのにずっと積んでいて、今日やっと完結まで読み終えました。
    もだキュンはあるものの全体的に穏やかな進行で安心して読めます。

    新装版、加筆修正は確かに気になりますが作画の作家さまの現在進行中の『低体温男子になつかれました』を読んでいますので、そちらに注力したいと思います。

    本作は初めての連載との事で、時の流れに作家さまの進化を感じます。
    いいね
    0件
  • 小国の侯爵令嬢は敵国にて覚醒する(コミック)

    西野まほろ/守雨/藤ヶ咲

    逆境に負けず強くなる事を誓うヒロイン
    ネタバレ
    2026年1月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なぜ、第三国の侯爵令嬢が賠償金の補填のため敵国に嫁がなければならないか・・・

    温暖な島国『サンルアン王国』は観光などに力を入れている上に、
    北の『セントール帝国』相手に商売に盛んな土地柄だった。
    その帝国は、現在南側の連合国と戦争中で、主人公の母国が帝国へ戦争のための軍資金で支えていた。
    そして帝国がその戦争に負けたため、連合国から多額の賠償金を請求されたオルレアンの王室は、
    年頃の娘がいない事を理由に宰相の娘を差し出す事になったようです。
    そしてその裏には主人公の継母が関係しているようで・・・

    母国の策略と、嫁ぎ先での不当な扱いからの自立。
    帰る場所を無くした令嬢が、幼い頃から培ってきた商才と語学力が冴え、優しい心持ちが加味されて
    段々と道を切り拓いていく様が颯爽としていて心地よい印象です。
    2巻読了。
    原作のラノベは上下巻のようなので、あまり長いお話にはならないようです。
    お話はまだまだ前半戦。
    令嬢の年齢が24歳と時代設定を考慮すれば高いことが気になっていましたが、
    どうやらソコにも何やら訳アリなようで・・・。
    大金貨1000枚分の利益を連合国側にもたらし、自身の生きる場所を勝ち取るために
    令嬢の挑戦は続くようです。
    母国王室へのザマァ等、見届けたいです。
  • わたしのママは真野くんです。

    三津キヨ

    全然惹かれないタイトルだったのに・・・
    ネタバレ
    2026年1月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さま。
    二人が知り合うエピソードも既視感いっぱいでなんとなく物足りない気がしたし
    1巻までは自分には合わないなぁと思っていました。

    母親が早くに亡くなり、小さかった弟妹のお世話に明け暮れて母性を与える側になってしまった主人公は、実は母を慕う気持ちが諦めきれず、甘えたい気持ちや優しさに包まれる事を欲していた。
    そしてその気持ちを受け止めてくれたのが「真野さん」(2巻までは真野さん呼びです)
    そんな真野さんにも生い立ちの中で何やらトラウマ的感情があるようで・・・

    疲れた現代人の、働く女性誰もが欲する料理上手な頼れる優しい男性像が描かれていて、
    〝自分も絶対欲しい〜〟と叫ばずにはいられない存在、そんな真野さん。
    作画の中には美味しそうな料理の絵や可愛がられている黒猫ちゃんが登場しますが、
    作家さまの過去作を覗くと、食べ物や猫に特化した作品があるようです。
    当て馬ポジの同僚や受付女子も登場しますが、全然悪い人じゃない!・・・そこらへんでも作家さまの人柄が垣間見えるようで、この作品の優しさが伝わります。
    それに加え12話最後のページ。
    とってもカッコいい絵面。作家さまの本作での進化を感じました。

    な〜んか いつのまにか高評価に傾いていた自分にもビックリですが、
    現実にはこんな男性はいないだろうなぁと思いつつ、ほっこり癒されていたのは私自身だったのかも・・・。
  • 辺境ぐらしの魔王、転生して最強の魔術師になる

    村市/千月さかき/吉武

    沢山の思念を持っての死に戻り
    ネタバレ
    2026年1月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ KADOKAWAのキャンペーン企画の無料読みで、12巻まで読めるところ頑張って10巻まで読みました。
    つまらなくなったらやめよう・・・と思っていたのですが、予想外に面白く時間が足りなかったのが無念でした!
    物語は、問題発覚から山場があり解決そして次の山場へ・・という展開で、死に戻りの謎や原因、『聖域教会』という組織と前世で関わった人々のその後などが併せて進行していく構成で、ストーリーがずっと動くので飽きる事なく読み進める事ができました。

    主人公は特殊な血の持ち主で、不老ではあるが不死ではないという「魔王」と呼ばれ疎まれ続けた人生だったけれど、辿り着いた辺境の地で、元々心優しく人々に尽くす行いを率先してしてしまう善良な気持ちの持ち主であった事で信頼を得て、心穏やかな幸せな日々を送っていた。
    そんな中命を落とす出来事が起きる訳なのだけれど、その事がずっとストーリーに絡んで気になる展開になっていきます。

    原作ラノベは2巻までで、お話途中で販売はされていないようですが、WEB版で続きは読めるようで完結はしていません。
  • 勘違い結婚 偽りの花嫁のはずが、なぜか竜王陛下に溺愛されてます!?

    絹莢にえり/森下りんご/m/g

    鼠と竜の初恋物語
    ネタバレ
    2026年1月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 数多ある異世界モノでも鼠の種族の姫君が主人公なのは初めてでしたー。
    ちょっと気弱な齧歯族(鼠の種族)の国『グリレス国』の第一王女「ミレーユ」は民を思う心優しき人物。
    10年前の隣国同士の戦いに巻き込まれていた際、食べる物が無く窮地に陥っていた事がきっかけで、国内の安寧を望み国に尽くす事を喜びにしていた。

    竜を祖先とする序列特級最上位『ドレイク国』の若き竜王に身染められ求婚された事から物語は始まります。
    鼠の国のお祭りに竜王が来た際一目惚れをしたとの噂に、体調不良で参加していなかった第一王女の代わりに対応した第二王女と勘違いされていると思い込んだ主人公とその父国王。
    もう他国へ嫁いでいた第二王女を離婚させ送り込む為の時間稼ぎに、身代わりに立てられてしまった第一王女。

    気弱な第一王女の勘違いはなかなか続き、全員の確認不足でワチャワチャしてしまうのは定石の展開。
    ラノベ原作の1巻で誤解は解けるようですが、その部分のコミカライズはこれから!
    一番楽しみなイベントです。
    期待して待ちます。
  • 脱落令嬢の結婚

    麻生みこと

    現代の物語!独特の視点からの考察が面白い
    ネタバレ
    2026年1月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『そこをなんとか』から大好きになった作家さま。
    本作はまだまだ1巻で、登場人物の三人の令嬢は、冒頭結婚式に乗りこむ勢いからは想像もできないくらいお互いが遠い存在です。
    ハイクラスの淑女が通う大学で、その背景も超がつくお嬢さま。
    でも、一般人には計り知れない生い立ちから綿々と続く環境の中での苦悩があるようで、その吐かれる言葉たちも、作家さまらしく独特のエッジが効いてる感じです。

    実を言うと、脱落令嬢というタイトルを見て、〝え、作家さまも異世界モノを描かれるの⁉︎〟と思ってしまった私は、どんだけこのジャンルに毒されてしまっていたのかを思い知りました💦(^。^)

    本作は現代の日本が舞台の、結婚を意識しながら、親も親戚もそれから自分自身をも納得できる結婚相手を見つける為に悪戦苦闘する3人のハイソなお嬢さまが、友情を深めながら過ごす日常の(⁇)物語・・・かな。
    期待しかありません!
  • 三年後離婚するはずが、なぜか溺愛されてます

    咲宮いろは/春日部こみと/ウエハラ蜂

    想像の範囲内
    ネタバレ
    2026年1月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ う〜ん、何と言いますか・・・悪くはないのすが、初めから行方不明の兄の消息は想像できて、展開が安易に感じました。
    ただ現侯爵の母が、何故前妻の子だけでなく幼い我が子まで憎くて虐げていたのかは不明のままでした。
    2巻になって突然TL展開なのもびっくりで、その描写はサービスでしょうか!?
    既成事実は想像させるだけの方がキレイだったかも。
  • 隣国から来た嫁が可愛すぎてどうしよう。(コミック)

    あざらし県/さくら青嵐/桑島黎音

    謎は伏せられたままの展開
    ネタバレ
    2026年1月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 漢気満載の粗野で荒々しいけれど心優しい第3王子。
    王道の「婚約破棄シーン」に第三者が意義を唱える場面はこれまで他作品でも見なかったように思います。
    他国の王太子妃候補であったヒロインと主人公が初めて出会うのですが、ここでヒロインが謎のつぶやき。
    お話が進み、ヒロインの医学的知識でひとつの問題を解決し次の大きな問題に取り組んでいく展開。
    う〜ん・・・白米(が存在している不思議)と、それが原因の病気の診断。
    •••コレは転生者か•••
    ヒロインとヒーローの繋がりにも、何か曰くがありそうです。
    正義漢の塊のような第3王子が、ヒロインへの想いが溺愛に変わっていく様も微笑ましいのですが、ストーリー展開がおふざけに偏り過ぎると少々ウザく感じてきてしまいます。無駄に思える場面も多々見受けられ、隠された真実の部分は気にはなりますが・・・
    現在2巻読了。
  • 鉄の女だと嫌われていたのに、冷徹公爵にループ前から溺愛されてたって本当ですか?

    赤羽チカ/クレイン

    サクサク3巻で完結
    ネタバレ
    2026年1月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない』の原作の作家さまの作品だったので読んでみました。
    一番のクライマックスは、ヒロインの生家の伯爵家が陰謀に巻き込まれ断罪され、両親は打首、兄は投獄されていた中で自ら死を選び、主人公はひとり残されてしまうという不幸に見舞われた所でしょうか。
    助け出されたヒロインは失語症になる程の絶望の中、公爵さまとその妹の献身で生きる気力を取り戻していく。
    感情を表に出すことができず笑顔にもなれない為「鉄の女」と呼ばれるような女性に成長したけれども、助けてくれた公爵さまにほのかな想いを寄せていて、その彼の危機に身代わりとなって命を落として死に戻りになる・・という流れ。
    お話の掴みとしては面白かったのですが、死に戻ってからの人生は、いろんなことが上手くいきすぎて少し退屈な展開でした。
    3巻で、死に戻った日を超えられるか・・・が山場でしたが、盛り上がりに欠け残念な印象でした。
  • ひともんちゃくなら喜んで!

    八海つむ

    顔の表現が上手すぎる!
    ネタバレ
    2026年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さまの現在進行中の「たろうのまにまに」を読んで、独特の作画と感情表現豊かな顔にとても惹かれました。
    本作でも、ヒロインの普段の自宅での顔と、戦闘(仕事)用の化粧をした顔の落差がむっちゃ良いです!
    ストーリーの中で語られる仕事に対しての姿勢等、何かの啓発本っぽく〝アリかも!〟と思える言葉が沢山で感心しました。
    恋愛要素は薄めなのですが、ヒーローの立ち位置である依頼主の社長は、見かけによらず一途で真面目で、話の進行により段々と明かされていく性質とか仕事に真剣に向き合っている姿や社員思いな面も好感が持てました。

    作家さまにとても興味が湧いて、ひとつ前の作品『孤島部長』も購入してしまいました。
    まだ読めていませんが、(新作も含めて)楽しみです。
  • 異世界から聖女が来るようなので、邪魔者は消えようと思います

    ばち/蓮水涼/まち

    11巻まで読んでおいてなんですが・・・
    ネタバレ
    2026年1月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと以前に7巻まで読んでいて、26,1/10のKADOKAWAプレミアムでその後を読ませていただきました。
    7巻までが第一章。
    10巻までが第二章。
    11巻から新章との事。
    「瘴気」は故意に作られたモノなのか・・・が各段落が終わっても謎を残したままの展開なので、
    11巻を読み終わっても気になります。
    物語のシリアス部分はとても面白く、謎を解決していく進行も好きなのですが・・・
    多分 この作品の「ウリ」であるだろう主人公二人のモダモダしたボケとツッコミのような掛け合いが
    どうにも邪魔で、無駄に物語を長引かせているような気がして好感が持てません。

    シリアスと溺愛だったら、もっと好みだったなぁと・・・
  • 虐げられ王女に転生しましたが、竜神の加護を持つ最強騎士様に愛されて幸せです(コミック)

    羽是/三沢ケイ

    主人公の人柄がとても優しい
    ネタバレ
    2026年1月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 現在日本からの異世界転生です。
    元の世界では、祝福され幸せな結婚をしたはずの主人公の婚家での旦那のモラハラと浮気。
    義母からは行動を制限され虐げられ、蔑ろにされる日々。(何故亡くなったか等はっきり表現はされていません)
    けれどその不遇の日々での知識が今世で役だったりします。

    転生した世界では第一王女として生まれるも庶子であった為王族全員と使用人に酷い扱いを受けていて、救いようがないような状況にこの物語の設定は酷すぎると思わずにはいられませんでした。
    でも主人公は何に対しても悲観的ではなく、楽観的に俯瞰して見ている感じでお話全体が優しい印象です。

    国のため戦い功労者としての褒賞として、荒れた土地(100年前までは豊かな土地で、元々一族が所持していた土地だった)と第一王女の降嫁を与えられたヒーローは竜の加護を持つ寡黙な騎士だった。
    結婚したものの、お互いに〝望まない結婚〟だったのではないかと慮り、なかなか距離も縮まらない。
    加えて悪意ある人物の思惑もあり波乱の様相。
    主人公の隠された能力も気になります。

    竜人の末裔の設定から、今後〝番を偽装する薬〟の伏線がありましたが、
    その存在が問題になってきそうだと推測いたします。(2巻末、その薬が完成したとの事💦)

    前世でも今世でも不遇な主人公に、早く幸せがやってきて欲しいと思います。
    いいね
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  • 奥様に捨てられた伯爵様~虐げられてきた奥様は、思い切りよく第二の人生に向かいます!~

    セメント食べ太郎/三輪有利佳

    手にしていた幸せを自ら溢してしまった伯爵
    ネタバレ
    2026年1月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単話版で作品の存在を知り、クズ旦那に弁護士が離婚成立の書類を届ける場面から始まる冒頭に惹きつけられました。
    まとまるのを待っていました、が待てません。
    ラノベでは出ていないようでWEB版原作を読んできました!
    これまでの経緯などを各登場人物たちからの視点で語られていて、それほど長いお話ではありません。
    伯爵夫人「ローズ」が何故このクズ旦那と結婚する事になったかの理由なども、ずっと後の方で語られます。
    そして知的で優秀だった彼女のプライドこそが、虐げられ続けた婚家での日々を長引かせてしまったのか等も
    彼女の後悔と共に紐解かれます。
    けれど、クズ旦那をはじめ愛人、義両親、そして使用人たちの目に余る態度は本当に憎らしい忌々しさです。
    原作の作家さまも、後付けのように「執事」へのザマァを書かずにはいられなかったと述べられていたように、
    物語の最後の締めくくりは執事視点でした。
    コミカライズではそこの所がどう描かれるのか、楽しみにしています。
  • 悪役令嬢ルートから解放されました! ~ゲームは終わったので、ヒロインには退場してもらいましょうか~

    みなと/吉たか結衣/霧夢ラテ

    ありふれた悪役令嬢モノの中でコレは新しい
    ネタバレ
    2025年12月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 数多ある「悪役令嬢」モノを読んできましたが、ここまで角度の違った表現の作品は初めてで、前のめりで読み進めました。
    基本の乙女ゲームを俯瞰して、強制進行させる「システム」なるモノが存在する世界観。
    そしてそのゲームは、ヒロイン役「ファルティ」が「大団円ルート」の王太子妃になり“幸せな時間を過ごすこと”が最終目標であった為エンディングを迎える。
    エンディングを迎えたゲームは全ての強制力を失い〝リアル〟に戻るのだという事で、
    行動や精神を支配されていた悪役令嬢役の、本来のヒロイン「ルピア」が自我に目覚めるところからこの物語の本筋は始まります。

    自我に目覚めたのはゲーム実行者「ファルティ」を除く全ての人のようで(文句を言ってくる男爵令息たちは、後に公爵邸まで乗り込んできたりはしますが・・)国王や王妃も何故婚約破棄を認めたのかと、我が身を疑うという展開。

    陰影のあるホラーな顔の表現がレビュアーさま方の間で多く語られていますが、
    私はこの表現は作品にマッチしていて、悪意を表す最大限の方法ではないかと受け止めています。

    3巻まで読了。
    全方向で賛辞を送る程好印象ではありませんが、この新しい角度からの悪役令嬢のお話がどう帰結するのか見届けたいです。
  • 裏切られたので、王妃付き侍女にジョブチェンジ!

    雉間ちまこ/青山克己

    物語の「引き」はものすごく気になる
    ネタバレ
    2025年12月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 6巻まで読了。
    モヤモヤとスッキリしない感じが残り5巻でストップしようかと考えましたが、ストーリー自体は気になる展開ではあるのです。2巻での王弟妃の装飾品が盗まれた事件での誘拐からの一連の流れはとても盛り上がりました!
    6巻最後も、どうなる!・・・という危機。
    やっぱりこの先も気になります。

    ただ、色々な事が解決しないまま親善大使として隣国に行き、物語の輪郭が広がりすぎて登場人物が増えるだけで、最初の疑問は残ったままなのはスッキリしません。
    それと、シリアスとギャグが混在するこのストーリー進行に何故か馴染めず・・・

    王弟妃「プリシラ」さまは、王弟が与えられた領土を持ちそちらに暮らしていると思われる設定の中、何故王城に宮を持ち暮らしているのでしょう⁉︎10年も最側近の護衛騎士との仲を噂されているのに、その護衛騎士は婚約者がいても結婚するそぶりもないのに、王家自体が何故いつまでも側に居させるのかも謎。
    王弟は登場しませんが、本来ならその件が片付かない限り物語に納得ができません。
    それを残す事がこの物語の需要なファクターなのでしょうか⁉︎

    6巻後半にかけても、王弟妃とその護衛騎士である(元)婚約者は、何故ヒロインにそこまで執着しなければならないのか・・・
    この疑問に対する答えは、はまだまだ引っ張られてしまうのでしょう・・・。
    う〜ん・・・
    星はどうしよう・・・
  • ラチェリアの恋

    三毛猫寅次/アオイ冬子

    すごくよかったのですが・・・
    ネタバレ
    2025年12月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ コミカライズ1巻を読み、主人公のあまりに理不尽な処遇に耐えきれず
    原作を読むに至りました。
    コチラは3巻までありますが2巻で完結します。
    出版社の勧めで3巻を書く事になったと原作者さまの後書きにありました。

    2巻までの中で語られなかった部分の書き下ろしが3巻になりますが、
    コミカライズでも読んでいるのですが、できればこの3巻の内容をコミカライズでは本編の中に織り込んで
    ストーリーが展開されるといいなぁと思います・・・願望です。
    3巻では、最後の夜会の部分は2巻で書かれている為、その部分は表現されていません。
    重複するから書かれなかった事はわかりますが、何故か
    3巻を読み終わってから、もう一度完結に至るまでの夜会とその後のお話を読みたくなってしまいます。
    冒頭の胸が痛くなるような場面から、幸せを掴んでいく道のりも平坦ではありませんでしたが、
    全ての真実が明かされる期待の場面が、少し弱かったように感じられて物足りなかったと感じる自分がいるから
    でしょうか・・・
    加筆部分を加えて再構成して欲しかった気もします。
  • 朝子のムジカ!!【電子単行本】

    和田フミ江

    リスタート物語。ムジカ=音楽
    ネタバレ
    2025年12月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 現在進行形の『婚活とミシン』に出会い、作家さまの作風に惹かれ、前作である本作を読みました。

    他人からすれば割と恵まれた生活を送っていた主人公が、離婚をし実家に帰って来てからの物語。
    抱えていた心の傷は、言語化して説明するには少し難しく、モヤモヤした気持ちを押さえつけて求職活動を始める。
    中学時代の地元の吹奏楽部仲間であり親友と話した事をきっかけに、押し入れの隅にしまい込んでいたトロンボーンを引っ張り出し気晴らしに練習を再開する。

    何か特別な出来事がある訳でもなく、日常をおくりながら心の機微を突いてくるような進行に何故かとても惹かれます。
    誰しも人生の半分を生きてみると、振り返った自分史の中に懐かしさだけではない痛みを持っていたりするのでは
    ないでしょうか⁉︎
    そして行動を起こすことの難しさを知ります。
    頭ではわかっていても一歩を踏み出す事の勇気の要ることよ!
    親友の一人、専業主婦の「おーちゃん」がコントラバスを購入したのは一番の衝撃でした。

    音楽を通して心が繋がっていくって素敵だなぁと憧れます。

    後は、ひとまわりの歳の差が恋になればいいなぁ。
  • 末王女の輿入れ~その陰で嵌められ、使い捨てられた王女の影武者の少女が自分の幸せを掴むまで~

    玉木とらこ/まさき

    すっごくよかったです!
    ネタバレ
    2025年12月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 孤児だった主人公「メアリー」は触れた人物の髪色に変わる事ができる『ギフト(この世界観の中で誰もが授かる何かしらの能力)』の持ち主だった為、第三王女「レオノーラ殿下」の影武者となるべく幼い頃から厳しい淑女教育に耐えていた。

    成長し侍女として仕えながら都合よくこき使われる日々を送っていた中、
    第三王女の父である国王陛下からの命で辺境の田舎貴族の婚約者候補が現れる。
    どうしても王族としか結婚したくない王女は、影武者であるメアリーに婚約者候補の瑕疵を見つける密命を出す。

    心根の優しいメアリーと無骨だが誠実な辺境伯嫡男は少しづつ心の距離を縮めつつあったが、
    隣国の王太子の訪問でその見目の麗しさから一目惚れした第三王女は、婚約者候補を退け、なんとか隣国の王太子に取り入ろうと画策するという流れ。
    そしてその計画は全てが第三王女の思う通りに事が運び、王女は隣国に嫁ぐ事になる。

    しかし・・・

    努力の人「メアリー」の優しさと行いが報われるお話です。
    第三王女の傲慢で怠惰な生活は、実は自身の身を削っていっていたという事実。
    その陰で影武者として日々修練を積んでいた主人公は、見えないうちに自身に徳を積んでいた
    という事だと思います。
  • みいちゃんと山田さん

    亜月ねね

    「普通」という人の表現の難しさ
    ネタバレ
    2025年12月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 扉絵の幼い感じと評判になっているという前情報だけで本作を読み始めました。
    ストーリーを全然知らずに読み始めた為、第1巻から衝撃的な内容。
    重いテーマは避けていたのに、安易に手を出してはいけなかったと反省しましたが、
    お話にはすぐ没入しました。

    内容は重いのに淡々と物語は進行していきます。
    話の間に登場人物たちのサイドストーリーが挟まれるので、
    本編の「みいちゃん」のお話が薄らぐのが救いに感じます。

    自分の周りにも小学校の時から『特殊学級(現在の特別支援学級)』は存在していましたし、
    知的障害を持った知人もいます。
    けれど、こうやって物語として改めて向き合った時、自分の中でそれらを重要事項として認めてはいなかったように思います。
    頑固だったり偏屈だったり、変わった趣味嗜好だったり、何かに没頭してしまう癖の持ち主だったり、
    そして知的障害の方の行動だったり・・・
    「普通」と認識する定義の線引きは状況や場面で大きく変わってくるのだろうと思ったりします。

    お金も性も命さえ搾取されてしまう…守ってほしい存在…
    けれど家族に学校に地域に、その認識が薄ければ手を差し伸べてさえもらえない。
    「みいちゃん」の場合も世間体を気にする、唯一社会性がありそうな祖母の支援への拒絶。

    起こった事象から遡って12ヶ月の物語との事で、それほど長いお話ではなさそうです。
    現在3巻まで読了。
    「山田さん」の抱える闇の部分、過干渉の母親との関係も、本人の心の中での自立が成し遂げられるのかどうかも
    併せて読ませていただきたいと思っています。
  • やわはだに春雷

    アサダニッキ

    忍びの役割り
    ネタバレ
    2025年12月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 妖艶で麗しい影のモノが、相手を籠絡して思い通りにさせ機密を奪うという任務。
    冒頭のエピソードだけでは説明が薄い気がします。
    キャラの輪郭がハッキリしないまま、本編8ページ組織の親方と話す主人公「篝火」の右頬から血が・・・。
    これがどうしてなのか理解できませんでした(読めない私が悪いのですが)

    新作の1巻目は新しい物語にワクワクするのですが・・・なぜかときめきません。
    生い立ちでの悲惨な体験よりも、母親の態度への落胆に根差した乾いた心で生きてきた主人公。
    龍神の姫巫女に初恋した事から物語は動くようですが・・・。
    まだ1巻。
    引き込まれる内容になっていけばいいなぁと思います。
  • 汐風と竜のすみか

    縞あさと

    海辺の町の雰囲気がいい
    2025年12月6日
    海沿いの道の登下校とか高台から臨む景色とか、普通に会話する時の背景が浜辺だったり・・・
    とてもいい雰囲気!
    肉親を亡くした主人公は、引きとってくれた叔父さんが住む「竜人」の町へやってきて
    初めてその町独特の風習に遭遇する。
    ファンタジーなのに自然とストーリーに馴染む感じが不思議。
    主人公の、初めは驚いた感じではあるものの特別扱いをしない対応に、同居人の竜人「天辰(テンシン)」の反応も
    変化していき、イイ感じの日常になりつつある。
    登場人物たちの背負ってきた背景などもまだまだ語られるのはこれからです。
    爽やかな風が吹き抜けるような展開に期待ができそうな新作。
    楽しみです!
    2巻後半の読み切り『アフターザテイル』(総46頁)もとってもよかったです。
  • 鶴子はまだ四十五だから!

    邑咲奇

    流石!面白い!
    2025年12月3日
    大好きな作家さまなのに新作が出てる事を知りませんでした。
    本日のキャンペーンで知りました。うれしい‼︎
    そして独特の世界観は健在で、ホンワカしたりグサっと刺さったり改めて気付かされたり・・・
    押し付けがましくないのに作家さまの根底に流れている「人として」の誠実な感じ方が表れているようで
    クスッと笑えてしまうのに深く心に残ります。
    冒頭、結婚相談所で知り合った自称ハイスペの37歳の男が滔々(トウトウ)と語る見下した45歳論に
    私自身はムカつきながら、まだ主人公「鶴子」さんの人となりがわかっていなかったので、
    黙って聞いているだけの彼女に傷ついていないのかと心配になったりしていましたが、
    そこはやっぱり『邑咲奇』先生。いい味出してくれています。

    「○○はまだ16だから」に掛けたタイトルだと思うのですが(⁇)
    本編では45歳の自分を律して自制する主人公の姿が面白くも奥ゆかしいと思ったり・・・
    重要な登場者である猫ちゃんたちの、様々な事情も考えさせられます。

    前作「まさかな恋になりました」の欄外で、作家さまが大量に買ったスクリーントーンの使い道がありませんと
    隙間に貼って消費していらっしゃったのですが、
    今回「虎」さんのシャツの模様になるようで、そこらへんも楽しみに読み進めたいと思います。
  • 誰にも愛されないので床を磨いていたらそこが聖域化した令嬢の話(コミック) 分冊版

    皐月文/ひだまり

    途中リタイアですみません。
    ネタバレ
    2025年12月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本版2巻読了で星5をつけました。
    今 25話までやっとやっと読了。
    物語冒頭での謎な部分は取り敢えず回収されたと思うのですが・・・
    あまりにもギャグに振れた進行に萎えます。
    一番の盛り上がりのザマァ場面は、何だか端折った展開で全然スッキリできず、
    アレ父親は⁉︎アレ義妹は⁉︎・・・
    虐げられて育ち、そのあまりの対応に家出したのではなかったか・・・⁉︎

    人気があるから続くと思うのですが、一旦解決してからのストーリーの練り直しは、
    移行のエピソードが納得させてもらえなければその後を読みたいという気持ちに駆り立てられないと思います。
    水晶のお話は、私にはもういいかなぁという印象です。
    いいね
    0件
  • デリヘルと間違えて後輩くんとえっちしてしまった件。

    皆川エム

    異世界モノでいう竜人がツガイを見つけた時
    2025年11月30日
    今日で11月も終わります。
    『電子コミック大賞』のTL部門で唯一読んだ作品です。
    完結していたのがありがたかったなぁ。
    どれかに投票しようと思い扉絵の好みで本作を選びました。
    (他の作品を試し読みする時間がありませんでした)

    年下ハイスペ彼氏の溺愛。
    ストーリーは好きな感じでした。
    単行本版だったらその後の番外編があったりするんだろうなぁ・・・と、
    単話購入した事に少し残念な気持ちも。

    レビュータイトルは10話でヒーローが語る言葉で思った事です。
    ひとりごとですみません!
  • 仮面夫婦~御曹司は今夜も妻を愛せない~

    柴寅/吉澤紗矢

    美しい扉絵とストーリーが気になって・・・
    2025年11月28日
    ストーリーは最後まで重要な謎を明かしてくれなかったので、とても気になって一気に読んでしまいました。
    主人公の暗い雰囲気と、旦那になった社長の第二秘書の不遜な態度にとてもイライラしてしまうのに
    何故なのか!?を知りたくなる作品でした。
    作画の先生は漫画を描かれたのは初めてという事で、扉絵のイラストとしての上手さ美しさは際立っていましたが、
    コマ運び、背景、セリフと人物だけの展開等々少し評価を下げてしまいました。
  • 勇者の母ですが、魔王軍の幹部になりました。

    野山歩/ツヅル

    何のチート能力もないのに、母頑張る!!
    ネタバレ
    2025年11月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 突然の旦那さんの逝去で二人だけの家族になった母子。
    助けあってせわしい日々を送っていた中、息子を喜ばせようと二人でキャンプに出かけ
    久々に親子で楽しい時間を過ごした帰り道、
    黒い渦のような穴に引き込まれる息子を失わないようにしっかり腕を掴むと・・・
    気付けば神殿の祭壇の上に転移していた。

    無料で読み始めたのにいつの間にか5巻まで購入。
    皆さまのレビューで作家さまと出版社との経緯を知り、続きを読めて本当にありがたい!!
    物語は淡々と進むのに、何だろう・・・面白い!
    何の力も持たない38歳の日本人女性が、その聡い知力と主婦として得たくらいの料理の腕で
    魔王族の人々に認められていく過程に無理が無く、ひとつひとつのエピソードも納得の展開で進みます。
    息子を思う母の気持ちと種族を越えて子供たちに注ぐ愛情に、この女性の懐の深さを知るようで
    とても好感のもてる主人公です。

    人間側の世界では、息子が「勇者」になるべく頑張っています。
    5巻まで、ニアミス程ではないのですが読者には「あー・・・」と思わせる場面があります。
    それぞれの世界で、交差する接点で、今出来る事を頑張っている二人にエールを送りたくなります。

    冒頭の場面が2年後のようなので、それまでどんな展開を見せてもらえるかとても楽しみです。
  • 婚活とミシン もう一度恋がしたいけどめんどくさい気もする

    和田フミ江

    ココロが動く基準
    ネタバレ
    2025年11月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 慎重にも臆病にもなってしまう歳を重ねてからの恋愛・・・
    ヒロインは42歳。
    結婚式はしたけれど、その当日、旦那になるはずだった人の元カノが自○未遂。
    籍を入れていなかった事が幸か不幸か、彼はヒロインを捨て元カノと結婚してしまう。
    正社員だった会社では噂に影響され新しい出会いも直ぐに遠ざかってしまう。
    環境を変えようと退職するも、なかなか仕事は見つからず、現在の派遣社員としての地位に
    甘んじるしかなかったそれまでの日々。
    SNSで結婚するはずだった人の家族の日常を垣間見ながら、新しい恋をしたいと婚活に励もうとしているが、
    結婚相談所で知り合う人はな〜んか違う!!
    読み手としての視点が、晩婚だった自身を重ね合わせて〝わかりみ〟がすぎる。
    結婚しなければと思うも誰でも良いわけでは無く・・・
    心が動く基準は何だろうと彷徨っていたと思う。
    そしてめんどくさい!!・・・

    単話を追いたい衝動を抑え単行本になるのを待とうと思う。
    何か気になる作家さま。
    前作も読んでみようと思っています。
  • 彼の世の獣が見る夢は

    藤田麻貴

    鋭敏な五感を持つ主人公
    ネタバレ
    2025年11月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さま。
    ちょこっとある作品紹介文も読まずに本作に取り掛かった為、
    作画の騒がしい感じや何が起きているかわからない描写や展開に、
    あー外れたかなぁと思っていましたが、割と飽きずに1巻読了しました。
    冒頭の異世界での微かな記憶が、お話中盤でも見え隠れして、ファンタジー好き心をくすぐってくれます。
    前世で仕えていた「主(アルジ)」なる人物が今世に存在するのか・・・。

    2巻読了。
    主な登場人物たちの、何やら隠された背景。
    主人公の兄の超過保護も謎。
    関わった人物たちのエピソードを解決しながら、本筋も紐解かれる構成。
    2巻ではボディーガード「五代」の過去が少し明かされます。

    作画は読み解きにくい場面もありますが、前世の記憶がどう進展するのか気になります。
  • 「お前が代わりに死ね」と言われた私。妹の身代わりに冷酷な辺境伯のもとへ嫁ぎ、幸せを手に入れる(コミック)

    阿末りさ/しっぽタヌキ

    家系に秘められた謎と魔獣との関係
    ネタバレ
    2025年11月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 実の両親と妹に虐げられた理由は、父親がずっと抱いていた自分自身の髪の色と生い立ち。
    実家「エバーランド伯爵家」は代々金色の髪を持つものが優先されてきた歴史があり、父親も又、髪の色で実の兄に侮られていたことがトラウマで自身の長女に辛く当たっていたとの事。
    まぁ、悪態をついて娘をなじる醜い姿は因果応報の罰を受けるのでしょうが、
    母親までもがそれに加担して吐く言葉は到底看過できにくい展開でした。
    ほとんどテンプレ展開ですが、4巻に向けて魔獣「ロンロン」の謎に向かっていくようですが、
    この猫のような魔獣が可愛いくないのがなんとも残念です。
    【4巻読了】
    当初と比べても背景の書き込みが少なくなっているのがとても気になります。
    「髪色」の問題が、辺境伯の家系の事情と関連があったのは驚きでした。
    内容は複雑なのに、作画と展開に違和感があります。
  • たろうのまにまに

    八海つむ

    表情が多彩で秀逸
    ネタバレ
    2025年11月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シリアスからギャグへの移行がスムーズで嫌味がない。(上手い!)
    表情が豊かでイヤ〜な顔が又良し!

    ストーリーは、ガチガチに堅物真面目なシゴデキOLのヒロインが、
    一年付き合った(と思っていた)相手から、まさかの、言葉の刃で傷つけられ瀕死の重傷を負ってしまい、
    気持ちを紛らす為の「ヒモを飼う」という突飛な発想からの出会い。
    展開がスピーディでどんどんお話に引き込まれます。

    その元彼(⁇)男の再登場では「たろう」の大活躍で
    爽快で面白い場面でした。
    でもでも・・・
    「たろう」の何やら謎めいた背景が匂わされ、それが物語に大きく影響していく
    展開でしょうか!?
    続きがとっても楽しみです。
  • おかしな転生 最強パティシエ異世界降臨

    飯田せりこ/古流望/珠梨やすゆき/富沢みどり

    お菓子作りと領地発展が噛み合わない印象
    2025年11月15日
    面白くないことはないのです。
    卓越した才能を持ったパティシエだった現代人が異世界に転移して、
    根っからの探究心旺盛な性分を発揮し、
    必要な材料の揃わない中世のような時代にお菓子を作る環境を少しづつ整えていくお話。
    それも貧乏領地を発展させていく過程の、政治的な駆け引きを、わずか9歳が(前世の記憶は大人)
    とっても都合がいいチート能力で無双するのは爽快感はありますが・・・。
    現在13巻、読了は4巻まで。
    最新巻での年齢は11歳との事。
    原作ラノベもとっても長いし・・・。
    コミカライズのどの巻も展開はあまり変わり映えがしない印象なので、
    この先を知りたい意欲が薄くなってしまいました。
    いいね
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  • シークレットベビーが発覚したら、天才外科医の執着求愛が始まりました

    羽生シオン/一ノ瀬千景

    タイトル付けるのは・・・難しい
    ネタバレ
    2025年11月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルって、それだけで読者に興味を持ってもらわなければならないので
    決めるのはとても難しい作業だと思います。
    特に本作、何の予備知識もないまま読み始めましたが、冒頭の展開から全てを察する事ができてしまったのは
    タイトルの「おかげ」!?タイトルの「せい」!?
    それでもサクサク読み進められて、穏やかで、
    何も考えたくない日にはとても適した作品でした。
    2巻の巻末、原作にあるエピソードを本編に入れられなかったから・・という番外編は
    何かホワホワして好きな感じでした。
  • 獣人騎士の求愛事情 【連載版】

    chany/百門一新/晩亭シロ

    すみません!
    ネタバレ
    2025年11月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作画は上手くて絵も綺麗。
    ラブシーンはとってもページを使って丁寧に仕上げてありました。
    完結まで読了。

    原作者さまの『獣人シリーズ』という設定を理解していなければなかなか入り込めない世界
    なのかもしれません。
    そしてまず、「エマ」と「ジーク」の〝親友〟という設定が物語の中でどう位置付けられているのかが
    重要な気がしています。
    物語冒頭から色々なエピソードが描かれますが、そのどれもがメインストーリーに絡んでこないのです。
    軍部総帥の「アーサー・ベアウルフ」がどんな人物か長々語られますが、本筋には登場せず噂話をするだけ。
    猫科の「ベルツ」と「エリザベス」兄妹の喧嘩も意味深なエリザベス登場も、物語には何の影響もありません。
    そして「ライル」と「ルーファス」兄弟の大層な闘いも、結局ふざけたような展開で、本筋にはさほど
    必要だったか疑問です。

    簡単にまとめると、恋愛だけの内容だった気がします。
    3巻もあったのに、何も起こらず退屈なストーリー展開にとてもがっかりしました。
    いいね
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  • 逆行した悪役令嬢は、なぜか魔力を失ったので深窓の令嬢になります

    さかもとびん/蒼伊/RAHWIA

    先が長い・・・
    ネタバレ
    2025年11月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作品に出会ってしまったら完結まで見届けたい、面白い作品なら尚更。
    でも、この不安定な世の中、作家さまの体調もあるだろうし出版社の都合もあるのでしょう。
    本作は、コミカライズもラノベも一時中断があったようで読み続けられるかが心配です。

    コミカライズ5巻でラノベの2巻あたり。
    冒頭の、死に戻りの真相が明らかになるのはラノベ6巻あたり、
    そしてずっと意味深な存在だった「テオドール」の
    ヒロインと関わる何かがありそうな記憶が明かされるのがラノベ8巻あたりにあるようです。

    死に戻りのストーリーと異世界転生悪役令嬢のストーリーがミックスされたような構成で、
    思惑のある転生者が主に登場してくるのがコミカライズ4巻になってからです。
    入り組んだエピソードを交えながら当初の伏線を回収していく手法。
    コミカライズの作家さまは絵も上手いしこのまま読み続けたい気もしますが、
    長〜いお話になりそうなので、途中の無駄に思える枝葉をスッキリ削ぎ落として欲しい願望もあります。

    それでも続きを読みたくなるのでしょうが・・・
    完結までは遠い・・・
  • 婚約者に「あなたは将来浮気をしてわたしを捨てるから別れてください」と言ってみた【電子単行本】

    花都ゆうすけ/狭山ひびき

    作画は少し個性的、描き込みは細かく丁寧
    ネタバレ
    2025年10月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 【追記】
    申し訳ありません‼︎
    レビューの最初の投稿でグダグダ文句を並べましたが、4巻読了。
    ムッチャ面白くなってきました。
    死に戻りで同じルートをやり直すのでは無く、巻戻り前と起こる事件がとても変化してきています。
    その上〝やり直し〟に補正がかかるのか、4巻冒頭では自分(クラリス)が死んだ後旦那さまである「アレクシス」さまが暴走して断罪を受ける場面までを扉がみせてくれるのです。
    コノ巻戻りはいったい誰が望んだのか・・・

    そして前回の生で亡くなるはずがなかった人の突然の死。
    物語は混沌としてきて、真実が知りたい欲望が沸々と湧き上がってきます。
    アレクシスは毒牙にかかるのか・・・
    うーっ・・・続きがぁ‼︎

    【2025,10/30】
    評価が低いことに釣られて、3巻を読み終わるまでは〝なんだかなぁ〜、まわりくどいし、作画もちょっと・・・〟と
    考えていました。
    でも、ストーリーは少し手が込んでいて気になる所が沢山ありました。
    伏線の部分は臭わせプンプンなのに真相は定かでは無い!
    みんな疑っている素振りだけで事の真相はうやむや・・・。
    そして主人公が、巻き戻る前の出来事におびえてグダグダ思い悩むのが長すぎました。

    タイトルが物語の冒頭を飾るエピソードなのですが、この部分があまり構成に活かされておらず
    2年後の巻き戻り直前の出来事を冒頭に持ってきた方が、劇的な導入になり
    物語への興味を引いたのかもしれないと思うと、ほんの少しのページの前後なだけに残念な気がします。

    そして3巻終わり・・・単話の16話を覗きに行ってしまうくらい気になる終わり方です!
    うーっ・・・続きを読みたい!
  • 幼なじみからの甘すぎる求婚が止まりません

    柚井ふうこ/町野ゆき

    一途でブレないヒーロー。
    2025年10月29日
    〝幼なじみモノ〟の定番設定ではありましたが楽しめました。
    冒頭から1巻過ぎくらいまでは、ヒロインの勇気を持てない感情が
    モダモダと続いて少し鬱陶しさを感じていましたが、
    心を決めてからの展開は甘々でよかったです。
    高校生活での友人たちとの繋がりも、あまり枝葉を広げる事なく
    スッキリ完結したのも好印象でした。
    いいね
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  • 二度目のプロポーズ~元カレ社長にほだされて~

    みづき水脈/坂井志緒

    一度目のプロポーズで何があったのか!?
    ネタバレ
    2025年10月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 6年前の二人に何があったのか謎を残したままの展開です。
    新社長の勝手な振る舞いには読者としても戸惑いますし、
    ヒロインも未練を残しながらも過去の出来事と割り切って過ごそうとしているのに、
    水を差すような強引な誘い方にハラハラします。
    でも新社長の人の良さが滲み出ているような奥ゆかしさも垣間見えたりして、
    コレは大きな誤解があるのかもしれないと思ったりもします。
    作家さまの『ヒールの折れたシンデレラ』や過去作を読んでいたので、
    何となく手が出た作品ですが、多分あまり長いお話ではなさそうです。
    次巻では別れた日に何があったのか明らかになりそうなので、楽しみに待ちます。

    【2巻まで読了】
    ヒーローは、本社での部長としての仕事と買い取ったヒロインがいる会社の社長業、
    超多忙であるだろうに必死で頑張る訳は、6年前のプロポーズ後の
    自分の両親への挨拶の日が原因でした。
    長い時間をかけ成長した二人の揺るがない愛はほぼほぼ既定路線で、
    安心して読み進められました。
    いいね
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  • あなたの愛など要りません

    冬馬亮/ありおか

    2巻購入は是か非か
    ネタバレ
    2025年10月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ コミカライズでの主人公の夫のあまりに理不尽な仕打ちに、
    ラノベの方も2巻のサイドストーリー的な補足の部分まで読み終えました。

    巻き戻り前の一度目の人生で、主人公も報われない人生だったけれど、
    息子「ランスロット」の不幸は胸が痛くなるほどの状況でした。
    コミカライズでは詳細に表現はされませんでしたが、
    1回目では息子を甘やかした乳母を解雇してしまうのですが、
    巻き戻った2回目で乳母の面談をした時、「ランスロット」の従者としてその息子たちを、
    教育係としてその夫を雇い入れ、これからの子育てを万全なものとしようとした主人公に、
    不覚にも涙してしまいました。
    そう、沢山の協力者の手があれば、憂いは減るだろう事が想像できたから・・・かな。

    大筋のストーリーは、ラノベ1巻分で終わり、2巻は、その時々の状況を詳しく紐解いたお話で
    新しい事は何も無く、物語への興味も急速に萎みつつありました。

    夫「ヘンドリック」の情緒の欠けた部分は、死んだ後の白の世界でも、
    物語で語られる〝心のヒビ〟が埋まることは無く時間だけが過ぎていました。
    が、あることがきっかけで、特別な感情を抱いた相手が次に生まれ変わる時まで、
    自分もヒビを埋める努力を白の世界でしてみたいと
    この物語で本当に初めて前向きな思いを彼が抱くのです。

    ラノベ1巻の本編では、2回目の人生でも「ヘンドリック」の氷のような心は
    本人の気づきも無く幕を下ろしてしまい、
    お話が完結しても何かスッキリしないものが残りましたが、
    2巻での最後の部分を読み終えて、やっと腑に落ちたような気持ちになりました。
    2巻を購入して少し後悔していましたが、
    最終的にはよかったように思います。
    この部分をコミカライズではどう表現されるのか、とても興味があります。
  • 高2の恋の忘れ方 プチキス

    小沢かな

    完結まで読み終えて・・・
    ネタバレ
    2025年10月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 物語の最後の方で〝栞〟について語る場面があります。
    「思い入れのある写真とか大事な人からの手紙とか
    手にとって眺めていたい紙のものは、一枚二枚じゃなくて
    一葉二葉って数えるんだって」と。
    写真も手紙も紙にして眺めることの少なくなっな現在で、趣(オモムキ)のある言葉だなぁと感心しました。

    学生時代、全身全霊をかけて愛した人との想い出は、辛い傷になって残っても忘れてしまえる訳もなく
    どう抱えていればいいかわからない・・・
    物語は過程を経て一つの結論を出してくれますが、読者として納得がいく答えだったかは、迷います。

    ただ、物語冒頭の描写(妊娠を疑い病院に行こうと約束した日に、恋人が待ち合わせ場所に来なかった事実)は
    あまりにも辛い思い出で、私自身はお話にとても惹き込まれました。
    タイトルも魅力的でした。

    主人公がその時々で出す答えが正解なのかどうかも、読者側の辿ってきた恋愛観で印象が変わるのかもしれませんが、
    物語の中の家庭環境や時間軸も、私自身が納得しづらいと感じた部分も加味した上で
    記憶に残る作品になりました。
  • 氷の城壁 単行本版【フルカラー】

    阿賀沢紅茶

    う〜ん、甘酸っぱい!
    2025年10月15日
    タテヨミだった時から気になる作品でした。
    いつかは読もう・・・そう思っていましたが、やっとヨコヨミで完結まで辿り着きました。

    思春期のなんとも言えないもどかしさが表現されていて・・・。
    それも登場人物の各視点から語られる、様々な立場での見方なので、
    何処かしらはどなたかの想いに重なる部分があるのかもしれません。
    〝鉄の城壁〟では無く、氷だったのも趣(オモムキ)がありますね。
    氷は、寒い寒い中ではそれはそれは硬いシロモノだそうで、
    〝あったかさ〟がそれを溶かす(柔らかくする)要素である事も又
    物語を象(カタド)る大きな鍵だったようにも思います。

    中学から高校にかけて、クラスメイトと部活での人間関係、同性と異性への対応
    そして恋について。
    いろんな想いが行ったり来たりして、遠い昔の学生時代を思い起こし自分自身も郷愁に浸ったり。
    同窓会で、「好きだった」のひと言を今でも冗談でも言えない私がいて、
    ちょっと切なさが甦りました。
  • お人好し悪役令嬢の復讐計画~死に戻り令嬢は根が善人なせいで気付くと味方が増えていきます~

    鳩羽ヨウ/すかいふぁーむ/よどら文鳥/峰博士

    評価低くてすみません🙇
    2025年10月11日
    原案、原作、構成、作画・・と4人の作家さまで協力されて、
    漫画が刊行されるまでこぎつけられたのは本当におめでとうございます。

    辛口で申し訳ありません💦
    一言で評価するなら〝もうひと息〟という印象です。
    死に戻りの作品は数多くありますし、既視感は仕方ないとしても、設定が薄く、動機が薄く、
    展開が飛び過ぎて「アレッ?」と思うところが多い。
    例えば、最初の方で貴金属とかはたった一つしか持っていないという事だったのに、
    質屋で大量の金貨を手に入れているのは何故⁉︎
    ジャガイモを貧困者に配るのも安易で、底をつけば原資がなくなるだろうし、畑を手に入れて種芋にするという表現も無く
    侍女の借金を背負った両親が唐突に登場するのも違和感がありました。
    ヒロインは〝お人好し〟というより〝考え無し〟といった感じで、死に戻る前の状況だけが行動の原動力で、
    新たに何かを調べる訳でもないのは残念過ぎます。
    2巻まで読みました。
    単話の方では完結しているようですが・・・。
    騎士さまと自分の気持ちが動いた場面の、ページ全部を使ったコマも、無駄に感じてしまいました。

    ただ
    王と王妃の体型の変化を時間軸で変えてあるのはすごく良かったです。
  • 追放薬師アメリー ~婚約破棄されたら、ウワサの残虐王子と溺愛ルートに入りました!?~ 【連載版】

    末松樹/はんそで

    アメリーの隠された秘密
    ネタバレ
    2025年10月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公「アメリー」の故郷「セギュール領」は、東の辺境地ではあったが
    肥沃な土地に様々な薬草を育て、調薬の研究をして、
    小国『ヴァロイス王国』の宝物庫と呼ばれ長年薬師の活躍を支えてきた。
    ところが自然災害により領地は窮地におちいってしまう。
    公爵家より多額の援助と共に婚約締結と「王宮治療院」への登用の話が持ち上がり、アメリーは領土の為王都へ・・・。

    治療院では、薬剤室長の婚約者をはじめ所員に田舎モノと蔑まれていた。
    そんな中、両親が不慮の事故で亡くなったのを理由に、
    後ろ盾のないものは平民同然だ!と婚約破棄を言い渡され治療院を追放される。
    この場面で、今まで強い態度での反抗など何ひとつせず我慢していた主人公の突然の返し!
    いい場面でしたー。

    当てもなく飛び出したアメリーの危機を救ったのが、
    〝魔の森〟を挟んだ隣国『フランコル王国』の第3王子「シリル」ふたつ名〝残虐王子〟その人だった。
    国交の無い両国では情報も錯綜していて、噂に尾ひれがついて広がっていた。
    そしてフランコル王国の病の治し方が〝祈る事〟。
    そこで大活躍をしていくのが主人公・・・という事でしょうか。

    調剤薬が知られていない世界で理解を得ていくのも大変な事だと思いますし、
    元婚約者の父公爵のアメリーへの固執も気になります。

    残虐王子との絆を深めていく過程も楽しみですが、
    調薬の奥深さが語られるその背景などもとても期待してしまいます。

    レビューで他の方が言われる、作画に気になる部分があるのは確かにそうかもしれません。
    が、私は作家さまの個性と受け止めます(^-^)
  • 夜の国の呪い姫、引きこもり太陽王子の心を溶かす(単話版)

    椿ユーコ/羽鳥紘/木ノ下きの

    しっかりと「芯」のある主人公
    ネタバレ
    2025年10月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 太陽の無い国『ノイモンド王国』の王女「ヘルミーナ」は、
    陽が差さず、植物も育たない祖国がどんどん疲弊していく事に心を痛めていた。
    その窮状に救いを求めるため、
    我が身を人質のように差し出して婚約を取り付けるための契約を成すため隣国に渡る。

    隣国『グランツィア国』の太陽の王子と呼ばれる「ディートリヒ殿下」は、
    噂とは程遠い人を寄せ付けない氷の心の持ち主で、
    笑った顔を見たことが無いと言われるほど冷たく傲慢な態度だった。
    主人公は『グランツィア国』の国王から
    〝一年以内に王子の心を開く事ができれば婚約を認める〟と言い渡される。

    歩み寄れない日々が続く中、「ノイモンド王国」の姫だけに受け継がれる
    〝精霊や自然などの声を聞く事ができる不思議な力〟がキッカケで関係が少しだけ進展・・・という流れ。

    〝魔法科学〟と王子が呼ぶ学問が、王女の不思議な力が、
    融合する時、物語は大きく動くのでしょう。

    救いの無い状況の中、主人公「ヘルミーナ王女」の前向きな態度とポジティブな言葉が、
    段々と浸透していく様が唯一の希望です。
    タイトル回収の物語の進展を見守りたいと思います。
  • 大嫌いなままでいいですので、私と子供を作ってもらえませんか?

    茜たま/花戸つき

    テンポはいいのに少〜し残念な所が!
    ネタバレ
    2025年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビューで皆様が言われる通り、作画の胸がとっても気になります。
    この作品、
    素敵な顔の表情もありますが、1巻では二人の腹の内を探るためのスキンシップで、
    肩から胸までの描写がとても重要な役割があると思うのですが、
    胸の下から腰が無い事によって、意識がごっそりソコに持って行かれてしまうのです。
    加えて、2巻冒頭でヒーローサイドの幼い頃の気持ちが表現されますが、物語の初めでのいきなりの子作り宣言を
    補完するエピソードが欲しかったと思います。
    予知夢の信憑性とか時系列的な理解はどこでするのか、物語の進行に支障があるくらい説明不足を感じます。

    読者を焦らす手法は、沢山の作家さまの物語の盛り上げで必要不可欠なところではありましょうが、
    二人が真実の気持ちを明かせない理由も、鈍感な設定だけでは納得し難いと感じます。
    これから小出しにされるのかもしれませんが、
    その前に読者が離れてしまっては本末転倒。
    2巻巻末で存在が秘匿されていたらしい兄の登場が、どう物語を盛り上げてくれるのか・・・
    期待したい気持ちもあります。
  • いつわりの愛~契約婚の旦那さまは甘すぎる~【コミックス版】

    金森ケイタ/上乃 凛子

    完結まで見届けました!
    ネタバレ
    2025年9月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 物語が始まった当初、結婚の約束をしているのにクズすぎる男にムカついて、先が気になり読み続けていました。
    そしてこの男の浮気相手がコレまた最低の女で・・・。
    でもお話が進んでいき、気持ちの良いギャフン劇を見る事ができました。

    お話の中で、セリフの言い回しが「顔とスタイルだけがいい女」って・・・
    何故かフッと笑える表現だなって思ったのは私だけでしょうか⁈
    蔑んでいるのに誉めているような・・・
    それと、スパダリ夫は〝可愛い〟って言い過ぎ!
    。。。
    イヤ、すみません!褒めています!
    王道の恋愛漫画。
    安寧な気持ちのお供に最適です。
  • 巻き添えで異世界に喚び出されたので、世界観無視して和菓子作ります

    和泉杏花/天乃こと

    とても優しい作品だと思います
    ネタバレ
    2025年9月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公「サユリ」の心根が、日本人の気質のような一本筋が通っていて芯の強い、それでいて思いやりの心を持てる性格なことがこの作品を魅力的にしているような気がします。
    作画も丁寧で綺麗。美しい和菓子の世界も堪能できます。
    現在2巻。
    ヒロインとヒーローの恋心はまだ芽生え始めたばかり。
    二人の鈍感な想いが阻まれそうになると疼く心の痛みは作品のスパイスと捉えてはいますが、
    読者の心もチクッとして辛い。
    ストーリー自体は〝ちょ〜っとそれはムリクリ感がぁ・・・〟と思ってしまう部分があり、
    もろ手を挙げては惹かれませんが(すみません💦)
    この世界観はな〜んか好きです。
  • 破滅の聖女は運命の夫の溺愛から逃れたい【単行本版】

    まなづき/顧宮ちえ

    これは面白い!赤い猫の秘密
    ネタバレ
    2025年9月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻読了。
    綺麗な作画で描き込みも丁寧。
    少し混み合っていて読みにくさを感じるところもあるかも・・・ですが、
    展開も早くありふれた死に戻りではないところが良いです。
    1巻で、割とスカッとしたザマァを見られますが、敵役もなかなかしぶとい!
    2巻でも、これでもかとやり返してきます。
    弱々しかった主人公「ローズ」が、“自分が守りたい!”との思いから颯爽とした振る舞いを見せてくれるところが良いです。
    そして重大な、この物語の秘密が明かされてきます。
    死に戻った6年の月日に何が起ころうとするのか、運命を変えることができるのか・・・これからが楽しみです。
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

    凪良ゆう

    自分の足で立つという事
    ネタバレ
    2025年8月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ コミカライズで読み始めましたが
    「綺麗な文章」だから活字で読んでほしいと娘からハードカバーの本を手渡されました。
    コミカライズ1巻で、閉塞感の中で生きる主人公たちのその後がとても気になっていました。
    物語は「暁海」の16歳から34歳までがえがかれています。
    瀬戸内の島という狭い領域の舞台背景が、
    物語の冒頭での近所の住人のプライバシーを踏み越えて侵略してくるさまが、
    まだ学生の身の主人公たちに早くこの状況から抜け出したいと強く思わせる第一章。
    彼等の母親の、その依存した生き方が子供にどれほどの重荷を背負わせている事か・・・
    まだ“見捨てる”という無情さを持ち合わせていれば救われる部分もあったのか・・・
    自分ならば、母であっても子供であっても、主人公たちのように優しい思いを持てたかどうか解らない。

    「暁海」の父の愛人は、刺繍作家として独立して生計を立てられる人で、
    他の家庭を壊した十字架を背負ってはいるけれど、
    「仕事をしているから蓄えがある。
    お金があるから自由でいられる事もある。
    誰かに依存しなくていい。
    イヤイヤ誰かに従わなくていい。」
    ・・・その言葉は胸に刺さる。

    男女の身体的能力や役割は充分加味した上で、
    女性が一方的に我慢を強いられてはいけないと思うのです。
    言うことは言う自分である為に、いつでも自分の足で立つ覚悟は必要だと感じます。

    物語は終わりましたが、まだもう少しこの世界に浸っていたいと思ってしまいます。
  • 十九川くんが困らせてくる!

    桜葉ケイ

    気になる点がひとつ
    ネタバレ
    2025年8月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻時点でレビューしていたら星は5でした。(いつもだったら そうしてました)
    冒頭の婚約者の裏切りは今どきっぽい展開で、それもギャグ寄りの明るい感じ。
    作画もしっかりしていて好感大でした。
    3巻読了。
    3巻冒頭までの「君嶋さん」のターンは、当て馬キャラに寄り添うべく彼の全身大抜きカットが沢山で、
    作家さまも読者も彼に同情を禁じえなかったからか君島贔屓が強かった印象でした。
    だからこそのソノ後の展開になるのでしょうが、苦言を少し・・・
    髪型の違いだけで「橙子さん」と「藤咲さん」の顔が一緒!
    う〜ん・・・性格の良さを表わしたかったが為に似たような顔になってしまったのかもしれませんが、
    キャラの描き分けは重要!!

    溺愛一途の「十九川くん」が時々見せる影の顔が気になります。
    恋愛ごとに関してはそれ程の変化はない気もしますので、御曹司の裏側にドラマがあるといいな。
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