意識した訳ではありませんが、『ラベルド・タイトロープ・ノット』シリーズと同作家さんでした。そう、『ラベルド〜』の時も思いましたが、いつもタイトルがお洒落で新鮮です
なので今回もまず意味を調べました。イリデセンス=虹色、リフレクタ=反射材で虹
色の反射材…なんて素敵と思いつつ、レインボウの虹と何が違うのかというと、イリデセンスとは、虹の7色ではなく光を受けた水面の煌めきやプリズム反射のことで、英語では使い分けるそうです。
大まかな内容はあらすじを参考にしていただくとして、ストーリーを読み進める上で、実際の会話(セリフ)よりも心の声の割合の方が多い印象です。流れ的に大体はセリフか心の声か分かりますし、吹き出しの根元部分の違いでどちらか判別できますが、人によっては読みにくさを感じるかもしれません。
それ以外は、大人で割り切った関係から始まる二人なので、あまり大事というかビックリするような展開もなくスマートな展開でした。そんなどちらかと言うと静のイメージの主カプに対して、レンと獅子戸が動的で…どんな思惑があるのかないのか、やたら掻き回してくるもんだから、その辺のドタバタは数少ない盛り上がり部分だったと思います。
特に獅子戸が、とんだ勘違い野郎で自分基準の変な思い込みで動くから、予測不能な面白さがありました。そんなレンと獅子戸が出てくるスピンオフがあると知りまして、そちらも読んでみるつもりです。レンはともかく、獅子戸のその後には興味がありますので。ちなみにタイトルは『フロウフルレメディ』こちらもお洒落なタイトルです
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