もうこの表紙ですでに参りました!
絵の引力がすごい。中身がさらに凄すぎた。
-Mr.Rain-と続く-Hatter-でその世界の作り込みや絵のセンス・力量に舌を巻きましたが、本作はその比じゃない。
前作で不穏な動きをしていた男たち、ハ
ロルド・岩城・サムの過去に光を当てるスピンオフ的作品。
もしかしてこっちがメイン?!いや、どっちだっていい!
まだ完結していません。甘々…ありません
#3は6/27発売とZAKK先生のTwitterにありました。
今となっては前作CANIS-Dear Hatter-でリョウが対峙しようとしていたのは、まるで歯が立たない相手だったんだと気づく。背負うモノと覚悟が違いすぎる。
孤児院で仲良しの3人組、優しげなシスター、里子として貰われていく子どもたち…うわぁぁ、フラグ立ちまくりだよ
ただ一緒にいられることだけを望んだ子どもの頃。
あどけなさの残る表情が、あることをきっかけに一変し、顔つきに影と険しさが、眼差しに鋭さと暗さが差し込まれていく。
クスリ・ウリ・企業買収など、現実にも起きているような裏社会にもつながる闇が克明に描かれており、手に汗握る展開は映画さながらです。前作で点となっていた謎が線となり繋がっていく様は鮮やかですらあります。
暗闇の中、互いだけを信じ、決して手を離さないと誓った3人の覚悟から目が離せません。前作でサムが岩城に軽口のように言った「愛してる」の意味すら違って見えます。
とにかく面白いので、ZAKK先生の世界に是非溺れてください。読み応えたっぷり、登場人物も多いので、集中して読める時に一気読みをオススメです。ただし、まだ終わってませんので、先が気になりすぎて眠れなくなるかもしれません。
*最終巻、9/27→10/27に延びたと先生Twitterより。お体に気をつけて…楽しみにしています!!
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