りあちゃんのずば抜けた『カワイイ』に対する執着心とぶっ飛んだ距離感と行動力に、ついついタジタジになりながら流されてしまうはるひちゃん……
ストーリー展開的に「りあちゃんちょっと強引では?」と思いましたが、我が強すぎて昼の世界では生きづらそ
うなりあちゃんなら仕方ないかと、謎の説得力がありました。
また経緯は珍しいにしろ、優しい家族がいるにも関わらず、コンプレックスとお金で苦しんでいる真面目なはるひちゃんが夜の街に沈んでいく不穏さは、観ていて胸が締め付けられそうでした。
常にピンクのネオンが可愛らしく夜を照らしているのが印象的で、りあちゃんには夜の街はこう見えているのかなとこちらまでふわふわした気持ちになる、酔える作品です。
百合好きにもオススメしたいです。
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