子供の頃から親の影響もあり、強いαを求め続け、己を律して仕事でも結果を出しつつ己にも他人にも厳しかった恒吉。そしていつの間にかα至上主義になって無意識に差別主義者になっていたところへ厳しい現実が叩きつけられるという出たしなんですが…いやー、
凄かった。オメガバの作品なのですが、突然自分のジェンダーが変わってしまった為に環境も人も何もかもがガラリと変わり、恒吉へ突き付けれられるシビアな現実。序盤は、その辺りがらなかなかにシビアで読んでいて胸が痛かったです。恒吉の絶望が伝わってくるので。その中で、本人は何1つ変わっていないのにという葛藤の下りで、ジェンダーとは?個というのは?という自分の気持ちや思いと現実とのはざまで揺れ悩むところが特に胸に刺さりました。紆余曲折ありつつもそんな恒吉がホッとできる相手であるお隣りに住む麻川も実は同じように突然変異でβからαへ変わってしまったが故の悩みや葛藤、諦めなどを抱えていて出会うのですが、そんな二人が両想いになるまでの気持ちの描写など丁寧に描かれてます。麻川という人に出会えて本当に良かったね恒吉!と思えるストーリーです。因みに二度程オメガバならではな事件も発生するのですが、そこでも麻川が助けてくれるので、安心して読んで大丈夫です!ネタバレ無しがいいと思ってレビューなど読まずに読破した私はギャーーッと一瞬なりましたが汗、ちゃんと成敗されますので安心読めますよ!因みにオメガバならでは巣作りも読めるのと勿論例の重要なアレですよ、オメガバ必須のシーンは、描き下ろしで読めますので、期待を裏切らないです。因みにえろえろはエロいです笑。番外編は、微笑ましくてこういうイチャイチャがもっと読みたい!と思う作品です。
オメガバなんですが、主人公の前向きさいい意味で逞しい部分が徐々に出てきて読めるので、オススメな作品なので是非とも読んでみて欲しいです!
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