ネタバレなしで…とのレビューのオススメを見て、試し読みとあらすじ以外の内容を調べることなく購入。普段はそんなことしないのですが。せっかくお金を払って購入するもの。残念な思いはしたくないタイプです。レビューを読みまくって購入しても残念な思いを
することはあります。だから辛口レビューこそ入念に読みます。でも今作は下調べなしで購入したためか、購入してから読むまで少し寝かせてしまいました。結論から言うと、迷っている方にはぜひ読んでほしい。導入で攻めに提示される謎は謎のまま物語は進行していきます。だからといってストーリーを複雑にすることなく、フワッとミステリアスなまま。それもうまい具合に心地いい。そうして迎える終盤。明かされる真実。その真実が、それぞれの想いが切なくて、やるせない現実が哀しい。でもこの物語はその哀しみを掘り下げることはなく。それは一重に物語の中で流れた時間と、そして登場人物の人と成り故かな…と。なので読後はあたたかく、柔らかな幸福感すらありますが、一方で消えない切なさも残る…スミマセン!内容の参考にはなりませんが、やはり私もネタバレなしで読むことをオススメしたいです。ただ読後もビックリ箱的な感覚ではないです。読み終わりストーリーを知った後でも、再び読みたいと感じます。
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