仄暗い内面性を持つ主人公が妙に印象に残る作品。
透明人間同士だと視認出来る前提があり、UB(ユニークブラッド)と言う各々が持つ個性的な特殊能力で戦う話なんですが……
ヒューマンドラマの方に比重が高く、よくありがちなバトル系ではない感
じがします。
単なるMOB的な登場人物や、噛ませ犬臭い敵キャラでも意表を突くバックボーンがあり
台詞の言い回し、突然の回想、心理描写などを効果的に使うので
「物語の魅せ方が非常に上手いなあ」と感心します。
主人公のUBが開花する時の話あたり(3巻後半)から作者の天才性が加速するので今後の展開が非常に楽しみです。
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