私が可愛すぎて、緊張しちゃったってことか。元“陰キャ”だからこそ、きっと誰かを救うことができる。それぞれの想いを抱いて文化祭本番を迎えるコミュ力低めな青春ストーリー、第6巻!連載の気になる続きを24ページ描き下ろし収録!【あらすじ】文化祭のクラス演劇『美女と野獣』の美女役として、苦手だったダンスシーンを志月恵助との特訓で克服した楠木静は、来る本番に向けてやる気をみなぎらせる。そんな吹っ切れた彼女を見て安心する志月の元にやってきたのは乙部萌。いつもと違う長髪姿を見せびらかす彼女は戸惑う志月をからかうように、当日はメイドカフェをやるから見に来いと、なぜか彼だけに声を掛けて去っていく。蛇川梨里沙もまた、体調の悪い自分に代わって誕生日ケーキを買ってきてくれた志月の優しさに触れて、どうでもいいと思っていたはずの彼への感情に揺らぎが芽生えていた。そして迎えた文化祭当日。無事に劇が終わったら楠木を誘って文化祭を一緒に回ろうと決心していた志月だが、まさかの野獣役が欠席するトラブルの対処に追われる。脚本を書いて演出を仕切っていた入江紗和が適任と代役を頼み込むが、彼女は主演という重荷に耐え切れず逃げ出してしまう。説得のためにその後を追ったのは楠木だった。果たして劇は無事に開催されるのか…!?「一緒に嫌な思い出を、この劇で楽しい思い出に上書きしましょう」文化祭は特別で、楠木もまた特別な存在だと思う時、彼女は俺のことを特別だと思ってくれているのだろうか?