何処かで見たかもしれないような設定なのにとても新鮮。
素直になれず言葉態度裏腹であるばかりで肝心なところが全く彼女に伝わらない好意の空回り、彼の知られざる顔を知ったルチェッタのリアクションが可笑しい。そしてそのかわいらしさもどかしさがとび
きりのコメディになっていて楽しい。
まだ既刊2巻だがこうした焦れを描くことに長けた天乃忍先生の手腕がいかんなく活かされていて、冒頭の出来事の二度目を、二人がどう動いて迎えていくのか、これからのルチェッタの面白い変化を期待している。
ガチガチに時代考証があるわけでもなく、時代物の雰囲気をなんとなく味わいながら、気楽に読める。
続刊出たらレビュー追記したい。
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