1年前、妹のように大切に思う救国の聖女を救うため、自ら悪女を演じてジュエリア王国王太子・ミハエルの婚約者の座を捨てた宰相令嬢のヴェロニカ。
しかし「王太子に捨てられた女」の肩書は意外に重くのしかかり、気づけばお見合い30連敗、ただの行き遅れ令嬢になってしまった。
苦肉の策で父から提案されたのは海の異種族「人魚」の王子とのお見合いだった。
現れた7歳も年下の美少年に思わず見惚れるヴェロニカ。
しかし次の瞬間、ヴェロニカの耳に届く彼の「デュフ…」という奇妙な笑い声と、口元から覗く牙!
えっ!?キモすぎるんですけど!!!
※こちらの商品は単話ごとに収録した分冊版になります。