返礼品としての辛い記憶を抱えたまま、
社会復帰を果たした“オリガ”。
支援団体のおかげで何とか日々を過ごしているものの、
未だに男性への恐怖心を拭えずにいた…。
しかし、団体の代表である“田中”にだけは、
少しずつ心を開くことが出来つつある。
自身の社会復帰をサポートしてくれただけでなく、
組織の一員として招き入れ、面倒まで請け負う人柄は
彼女の希望であった。
『ゆくゆくはこのおかしな制度を無くして彼と…』
そんなことまで考え始めた矢先に田中が倒れてしまう。
彼のためにできることは…
衝動に駆られた彼女はたった一人で危険な潜入捜査へ向かう。
返礼品の施設内で、裸にされ家畜のように扱われる女性たち。
それ目の当たりにした瞬間、背後からの強い痛みで気を失ってしまう。
目を覚ますと逆さに縛られ、周りには施設の男たちが…。
そして、彼女のトラウマが再び蘇ることに…。
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