両親を亡くしたアイナは、アシュベル公爵家を継いだ叔父の元で家族として暮らしているが、義母と義姉に虐げられる毎日…。そんな中、突然、義母からアイナへユーストン伯爵との縁談が告げられる。望んだ縁談ではないが、アイナにとっては、虐げられ続ける生活から解放されるチャンスでもあった。自由を手に入れる夢を見たのも束の間、大金と引き換えに変態に売られただけだと知り絶望に包まれるのだった。馬車の中で逃げ場のないアイナを救うために王子であるシオンが現れて――!〈br〉王子に「ずっと探していた」と言われたものの、アイナには会った記憶さえない。一体なぜ助けられたのか?シオンの言葉の意味は?そして、この二人の再会は幸いか、不幸の始まりか――。【恋するソワレ】