このレビューはネタバレを含みます▼
ある老婦人がモネの名画「つみわら」を売りたいといろいろな美術関係の仕事に就く人たちに相談していた。
昔日本人資産家が落札したのだが莫大な相続税を支払わなければいけなくなりこの絵画を売ろうとしている。
ある男性は13億円出すといってきたのだが老婦人はあまりいい顔をしない。
なぜならこの絵に対してすでに20億円の値を付けた人がいるからだった。
男はその人物を見て一気に警戒心をあらわにして老婦人に忠告した。
「この女はアート界でも有名な贋作美術商だ」と言われた女性、フジタ・レイは現金20億円を持参して老婦人のもとを訪れた。
フジタが経営しているのは展示されている美術品がすべて贋作というギャラリーなのだがそれは表向きで本当は盗品や横流し品の取引をしているのだった…。
わくわくする作品だった。
こういう業界の話だときな臭そうな人物がたくさん出てくるのがよかった。