フォローしている方が先生の作品をレビューされていて懐かしくなり、積読の中から久しぶりに読み返しました。はぁー…何も言葉が見つからないぐらい現実的で、臭いまでしそうでした。
この作品を鬱とかトラウマだと言ってしまえばそれまでだけど、これが
社会だなと。無意識にマウントして他人行儀に大変だなでも自分は大丈夫、と読みながら思ってしまうけど、その大丈夫な毎日は自分が無意識に作っている幻想なのかな?と。TVやネットで好きなものだけを見て人間関係で理想的な社会人を演じこれが自分だと、そんな幻想の中で毎日生きている。だけど足元はこの作品の様な現実で、たまにチラッと見ては不安を感じる。みんな不自由な中で生きているなと、そんな風に感じた物語でした。心療内科のお薬を飲むと作中の様な、あんな感じになりますね。それもまた、現実的でした。
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