佐条たちだけでなく、ソラノ、響も卒業、成年になっていて、それでもなお「同級生」「卒業生」「空と原」の雰囲気を残しているそれぞれのその後のお話集。京都の古い民間に住む佐条と、バイクを跳ばして会いに行く草壁の二人は場所もあいまって時間の流れが特
に違うように感じます。寄り添う速度も愛し合う速度もそれぞれの3組でした。有坂と響の歳の差がどんどん気になる回でしたし、ソラノの成長とハラセンの変貌ぶり、(そしてマダって..マジかっ!!)にも注目の回でした。目次で "小松" と見て「誰?」と首を傾げてしまったのですが、コマさんにはそんな過去があったんですね──の一冊でした。でも初めから追っているせいか、草壁&佐条には特に感情移入してしまいます。どんな20歳を迎えるのかな。
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