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作品内容

祖母に死なれ天涯孤独となった、枕野(まくらの)ゆり。ところが祖母の遺書で実は母親は生きていた、その上、兄弟が3人もいることを知り…。

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作品ラインナップ  全16巻完結

レビュー

薔薇のためにのレビュー

平均評価:4.7 135件のレビューをみる

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高評価レビュー

あまりにも名作
私が小〜中学生に上がった頃、母親がプチコミック(この漫画が連載されていた雑誌)を買っていて、私は同時期に連載していた別の漫画を読むついでにこの作品もチラチラ読んでいた記憶があります。もう30年くらい前なのかぁ。あの頃は口も性格も悪いキャラばっか寄ってたかってヒロイン虐めて、ヒロインも何も言わず現状を享受していて、何で言い返さないんだろうってイライラしながら読んでたと思う。作品の良さがまるで分かっていなかった。それでも、途中から読んでたにもかかわらずどこか惹きつけられるものがあり毎月必ず読んでいました。
長く連載していた作品なので最後まで話を追うことができず、だんだん雑誌から離れていき最終話も知らないまま30年。SNSの広告で久しぶりに目にし、元々画力があり印象的で素敵な絵で昔から大好きだった事もあり、また5巻分も無料で読めるなんて!と嬉しくなって軽い気持ちで無料分を読んだものの先が気になりすぎて16巻大人買いしてしまいました(笑)
途中涙無くして読めず夜な夜な枕を濡らしながら数日掛けて大事に読み進め、やっと読了しました。
大人になってやっとこの作品の良さが分かりました。購入してよかった。本当に素敵な作品です。
ある意味少女漫画らしいシンデレラストーリーだけどハッピーエンドまでの過程が辛くて、でもヒロインはどんな辛いことがあって心を砕かれても立ち直って問題と向き合い乗り越えていく。人間らしいのに心が綺麗で惹かれます。
今この令和の時代に平成の名作に改めて出会えてよかったと思う。きっとふとした時にまた読み返すと思う。そんな作品です。
まっさらな気持ちで読んでもらいたいのでネタバレは一切書きません。迷っていたら絶対買いです。文句なしの⭐︎5です!
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0件
2025年6月4日
名作!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 懐かしいなぁ。もう数十年前の作品ですよね。当時はすごく質の高い作品と感じていたものの、ある種の「重さ」が辛かった。でも、今は自分もそれだけ齢を重ねたので、登場人物すべての気持ちに、寄り添っていくことができるのです。私も大人になったんだなぁ(笑)。

今読み返しても、「人間」というものを骨太に描いているから、色あせることがない。懐かしくて3巻無料立ち読みしたら、結局全巻購入してしまいました(笑)。思うツボだねw。
北海道の風景が、またいいですね。この作品の中で描かれる北海道が好きで、憧れました。

しかし、読み返してみても、私はどうも菫さん、ずるいなぁって思っちゃうのよね。苦しんでいるのは分かるし、理由も分かるのだけど、ゆりに甘えすぎだろ、と。
また、葵くんの想いが切なすぎて、途中見ていて苦しくなります。社会規範を超えてさえ貫こうとするゆりへの想いを抱えてなお、ゆりの幸せを願わずにはいられない彼の心を思うと、辛いなぁ。葵君、私は君が好きだよ。

登場人物すべてが個性があって魅力的です。深い、人間の心の苦しみや葛藤を真正面から描いているから、時が経ってもこの作品は人の心を打つのだろうなぁと。ゆりのまっすぐで、正直な性格は憎めないです。彼女は本当に、美しい。デブでブスという設定にもかかわらず、人を魅了します。



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35件
2014年9月10日
ちょっとネタバレ〜
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ うわぁ〜。これ、大好きだったな〜!!!

花屋敷家の子どもは芙蓉、スミレ、葵。そこにやってくるもう一人の子ども「ゆり」は戸籍上は3人と異父兄弟。でも実は異母兄弟です。ちょっとひねりがあって、分かりやすい異母兄弟じゃないです。え?どういうこと?って思った方は是非読んでみて下さい(笑)

ゆりが家に来たことで、花屋敷家の空気がどんどん暖かくなっていくのが伝わります。
兄弟の関わり方はそれぞれ役割があって…
ゆり×葵はコメディー。
ゆり×芙蓉は家族、見守り、諭す、リード。
ゆり×スミレは恋、せつない、癒し、成長。

主人公が自分でかわいくなくて、太ってるし〜って思ってるけど、まさにその通りの絵(笑)っていうところがまたいいんだよね。
性格がいいからだんだんかわいく見えていくけどね。最後のダイエットのくだりは、綺麗になりたいって気持ちがわかるけども、カツラをつける必要はあったのかな?セリみたいなのが、なんとも言えず。でも結局リバウンドするところはゆりだわ〜。

何度も読み返したくなる作品で、読後は幸せ気分に浸れます。
まだ読んだことない方には、是非全巻読んで欲しいです!ストーリーが綺麗につながっているので全巻損なし!
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22件
2018年8月28日
美しい作品。逸品です。
主人公ゆり以外は皆美形の花屋敷家の人々のストーリー。女優で母のしょう子の自由奔放な生き方で振り回される子ども達。姉の芙蓉、兄の菫、弟の葵と突然兄弟姉妹になってゆりの人生が大きく変わる。ゆりが家族になった当初は家族と言っても『血の繋がった赤の他人』みたいだった花屋敷家の人々が、ゆりと関わってから段々本物の家族になってゆく様に思われる。ただの恋愛物ではなく、各々がとても重い過去を背負い、血を吐くような思いを抱いているが、ゆりと関わる事で、少しずつ癒されていく、またゆりも花屋敷家の人々や周りの人々に出会いふれあい成長していくというヒューマンラブストーリー。
ストーリー展開は奥手な主人公ゆりに合わせてゆっくりだが最後まで全く飽きず、キャラ設定は脇の人々も含め各々の個性が際立ち、また詩的な感情表現が素晴らしく、この作者さん独特の世界観。
枕野一郎さんとセリさんがキーパーソン的存在なのは勿論、猫吉さんがこの家族に大きく影響を与える。
鮮烈な印象とは違い、じんわり心に染み込む作風。笑いあり、涙あり、そして暖かい幸せな気持ちになれる。何度読んでも飽きない、本物の逸品といえる作品。絶品です。
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23件
2014年7月6日
未練が苦しい人に読んで欲しい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 最愛の人と別れた後、どうやって生きていったらいいのか。本作ではそれぞれにそんな心境のキャラクターのその後のストーリーが描かれており、表面上に見えるより内面は繊細なキャラたちの苦しみが描かれていました。
「一番愛してる人に死なれちゃったらあとはもう誰が恋人でもおんなじなんだ お母さんには」と、人生の一番いいときは過ぎてしまったと感じている消化試合のような残りの人生を、主人公がそれぞれに関わっていくことでほんの少しずつ影響を与えてくれたのだと思いました。
すみれは真面目だからこそ、今でも思い出して泣いてしまうくらい亡くなった恋人が好きなのに、ゆりに惹かれる気持ちをどうしたらいいのかと悩んでいるところで「自分を責めるのは特等席が一つしかないと決めているからさ」と諭されるシーンが印象深いです。人生の第一志望ルートから落っこちてしまったとき、どうやってそれを受け止めてどうやって別ルートを進むのか。またその別ルートはその人にとってずっと第二希望以下にしかならないのか。
横暴な性格の家族!という始まりでしたが、どこまでも全員が真面目なんだと思いました。
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29件
2022年9月4日

最新のレビュー

この時代ならではの絵柄すごく可愛い!
この時代ならではの絵柄すごく可愛いです!内容もよくてどんどん読んでしまった…
何回も読み返したい作品です!
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0件
2025年6月5日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

もっと美人に生まれたかったなぁ
営業:チョコボール(シーモアスタッフ)
筆者は、吉村明美さん「麒麟館グラフィティー」「海よりも深く」があり人間模様をドラマチックに描き共感出来る作品が多いので凄く楽しみに読みました。主人公は、チビで太めでそばかすで剛毛の為可愛い子が良いからと恋人にもあっさり振られてしまう枕野ゆり。自身のコンプレックスを振られた後に電車で思い返す姿に女性なら1度は思ったことがあるんじゃないでしょうか?そんな、ゆりに追い討ちをかける様に唯一の肉親の祖母が亡くなり家まで追い出されることになってしまいます…。天涯孤独と落ち込むゆりに祖母からの手紙で自分が美形で今も活躍する大女優の娘で兄弟がいる事を知らされます…。小学館漫画賞を受賞。台湾電視公司でドラマ化された「薔薇之恋」の原作になります!キャラは面白いしほろっとくる場面も多いのでおすすめです。

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