エリーゼの父は最悪の男だ。男児を産めぬと妻を責め、別の女に入れ揚げた。家にも帰らぬようになり、ついには愛人と暮らすため、母とエリーゼを身一つで家から追い出した。そのあまりの仕打ちに、母は心を壊してしまった。
壊れた母以外の全てを失ったエリーゼは、生活のため働き口を求めるが、父の謀略により職を得ることすらできない。それでも、憎き父への復讐を胸に、エリーゼは唯一の働き先である娼館に足を踏み入れる。だが、そこでエリーゼに与えられた仕事は娼婦…ではなく、移り気な色男・レオナルドのミューズとなり、彼を愛という地獄に落とすことだった!
二つの復讐に身を焦がすエリーゼに、祝福の鐘は鳴り響くのか…。
※この作品の1話は『溺れるほど愛されて、幸せになってみせますわ!アンソロジーコミック7巻』に収録されています。重複購入にご注意ください。