最初の作品の「半身」は、たぶんハッピーエンドになるんではないかなと思っていたので、まあ良かったなという感じでしたが。ただ、二作目の「華の幻水の宴」は、これも同じく、古代中国が舞台の、「妖姫幽玄奇」のように、悲劇的な結末になるのかな?と予想し
ていたので、この大団円は、いい意味で予想外でした。最初は主人公がそのまま、夫を素直に愛し、敵将の彼を恨んでいたはずなのに、実は夫の愛には本当の中身が伴っていなかったことを知り、やがて彼女がしだいに謎の敵将の方に惹かれ、ついには彼こそが自分の本当の運命の相手であることを知る、というのも無理のない感じの話の運びに思えました。
また話のセクシー度も、申し分ないです。
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