両親が海外赴任している笹塚家。
学業があるため“公彦”は、妹“更紗”と共に、
こちらへ残り留守を預かっていた。
そんな公彦は更紗にきつく当たられている。
嫌悪とかそう言うのじゃなく、単純に更紗は、
幼いころから気が強くそれが彼の日常になっていた。
そんな状況もあり彼は更紗の真逆である
“大人しいMっ娘”がいつしか好みになっており、
いつか現れるかもしれない運命のMっ娘のために、
彼はSM系のアダルトグッズを通販で揃えていたのだが、
そんなある日……。
更紗は公彦に何かを投げつけてきた。
「何よ、これはっ?
いったい何なのよ、このいやらしいものはっ?
お兄ちゃんの部屋で見つけたのよっ!」
グッズ一式が更紗に見つかってしまう。
「お母さんに言いつけてやるからっ!
お兄ちゃんが、『仕送りでこんなものを買っている』って」
「そ、それは……」
「それがいやなら、私の言うことを聞きなさい」
妹は、薄ら笑いを浮かべながら脅してきた……。
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