大学生の柏木 星空は唐突に、皇子だった記憶――「前世」を白昼夢に見た。
目の前の男・暁明に好意を伝えようとするも、口から零れるのは関係のない言葉ばかり。
哀しい記憶に目を覚ますと、そこには暁明にそっくりの男がいて……。
名も知らぬ男に「次に逢ったら逃がさない」と宣言された星空は、ある日自宅のアパートで再会を果たす。
保険会社の社員だと名乗る男・園村暁生の細やかな気遣いに暁明の面影を重ねた星空は、思わず目の前で涙してしまう。
しかし、園村は二人きりになった途端、突然キスをしてきて――!?
似ているのに全く違う、前世と今の記憶が紡ぐファンタジーラブ