このレビューはネタバレを含みます▼
光嶺学園高校に通う山岸巧はライトノベルが好きな高校生の男の子。
彼はある日校舎内で落とした本を拾ってもらった。
その相手が学園内で有名な御崎秀一だったため一瞬身構えてしまう。
その理由は彼がやくざの子供であるということや先輩をたたきのめしたことがあるという武勇伝などが生徒たちの間で出回っているためだった。
なので眉目秀麗で成績もよく先生や先輩たちからも一目置かれているにもかかわらず周りに人がおらずいつも一人だった。
そんなうわさとは違って紳士的な態度だった御崎のことを悪く思えない巧。
それは帰宅途中に建物の間にはさまった猫を助けるところを目撃したことでより一層そう思うようになった。
雨に濡れていた御崎を家に上げた巧は着替えとシャワーを貸すが…。
頭がよくてでも誤解されやすい人の理解者になりたいという思いはわかるけど中々実行に移す勇気がないので巧はすごいと思った。