「カンナちゃんのお母さんって…料理下手なんだね」
友達の家のご飯の美味しさを知ってから、
極度の薄味好きの母親のご飯の異常さに気づいてしまったカンナ。
遠足の日、ついに我慢の限界がきたカンナは、母の作ったダサくて臭いお弁当を投げ捨ててしまう。
しかし、そのお弁当を同じ学年のこもぐちゃんが発見!
なんと、不味そうな弁当を「おいしい」と頬張り、幸せそうに平らげる。
その屈託のない笑顔と、美味しそうに食べる姿に、一目ぼれをしてしまうカンナ。
自分とは正反対のこもぐちゃんに対する強い興味。
そんなこもぐちゃんにも、実は秘密が――。
このドキドキは、ただの友情? それとも…
不味いお弁当が繋ぐ、二人の物語。