だいっ好きな本仁先生の作品ですが、1巻にあたる辺りはBL色は薄め。
でもご心配なく、どんどん色っぽい話が増えていきます
美しくワガママで頭脳明晰な青猫男爵と、男爵のお気に入り刑事・蜂王子、子供ながら男爵のお目付け役の助手・虎人君。
そして怪盗・硝子蝙蝠。
彼らの複雑な関係と事件を絡ませ、お話は進みます。
これ短編の連なりで結構長い(現在5巻)ので、まず読まれるなら9話『夢歩く〜』とかオススメ。
コミカルな場面が多いシリーズなのに、このお話は笑いが一切なくエロも耽美で、涙が溢れてくる秀逸さ…私マジ泣きしました
ポイントに余裕のあるかたは、1話から読んだ方が人物の相関図もよく解って感動もひとしおかと。
いつもすましてる青猫の暗く切ない過去や、虎人君の悲しい生い立ち(ここもマジ泣き)、親友であり生涯の安らぎの相手・鶯、硝子蝙蝠との激しい愛憎…と飽きることがありません
『DOG STYLE』ほど、線が太くなく本仁流耽美もたっぷりなこの作品
沢山のオトコを惑わせ、抱いたり抱かれたりの青猫をぜひご堪能下さい。
もっとみる▼