「これ以上…私を待たせてはいけませんよ?」
愛が重い軍人伯爵×没落華族令嬢の大正浪漫熱愛新婚物語!
当主が借金を遺して急逝したため、没落寸前の相馬伯爵家。
娘の光子は、父の誇りと夢を守るため、成金の男爵家とお見合いをすることにした。
ところが両家のパーティーの場に、相馬家家老を代々務めた古賀家の長男・忠士が現れ、こう告げる。
「光子さんは、すでに私と婚約しています」――。
突然の求婚、身に覚えのない「約束」、幼き日の甘く苦い思い出。
悩み戸惑いながらも、いつしか光子は、忠士の激しい愛情に蕩かされていき…。