実の母が死に、継母に虐げられたチルチルとミチルの幼い兄妹は、幸せをもたらしてくれるという青い鳥を探し求めて、ふたり家を飛び出し旅に出たのだが、その途上、獣に襲われ逃げ込む形で森の中の豪壮な館に辿り着く。そこには”姫”と呼ばれるリーダーとその手下の女たちと、下働きの”蛍”というたったひとりの男がいて、兄のチルチルは姫の慰み者として囲われ、妹のミチルは邪魔者として外に放り出されてしまうのだった。自分に好意を寄せる蛍の助けを得て、本来の目的を達成するために兄を救い出そうとするミチルだったが、もはやチルチルは元の