中学時代、能力だけでなくフェアプレーでも野球部にて注目を集めていた佐野翔真は、高校に進学してから先輩の谷本壮介から過酷ないじめを受けていた。壮介はアメリカ行きも囁かれる今や高校野球界で最も注目を受ける選手だが、その裏の顔は、女性をモノ扱いし自分より目立つ可能性のある人間は徹底的に叩き潰すという、異常者だった。そんな中、「スポーツは聖域」だとうっとり微笑む白井環が転校してきて、野球部のマネージャーとなる。壮介が翔真に「取り返しのつかない悲劇」をもたらしたその日、瞳に狂気を宿した環は壮介らを「聖域」から退場させるため動き出す――。