1〜9話までは「PET」に関連がありその前作と言えます。
3作品から成り立っています。全体的にラブシーンは少なくアッサリです。私的には「白鳥の歌」が一番好きです。切ない雰囲気でキャラも萌でした。 次に「約束の月」で「指輪の秘密」。どれも
ハッピーエンドで読後感良いです。個人的には「指輪の秘密」は購入しなくても良かったと思いました。
以下ネタバレあり。
「白鳥の歌」
PETと言う人間の嗜好を満たすための愛玩対象が売られている時代で、PETは色んな動物ミックスの幼児の人型をしています。主人公は出来損ないで完全な成人人型の鳥PETと恋に落ちますが、そのPETは自分が不完全で寿命も残り少ない事を気に病み…。受けのPETは儚い健気な青年で萌キャラでした。
「約束の月」
幼なじみで兄弟のように育ったロウとセイシンが、ある時を境に恋人になり、相手の気持ちを知るためにロウが傭兵として戦争に行く話。2人は大人手前のhigh teen位の設定でしょうか。私的にはもう少し大人の魅力があった方が良かったです。あと離れ離れの期間が長く、ラブシーンが少な目がイマイチ。アツアツラブと言うよりは、葛藤を乗り越えて絆を深めるストーリーかな。
「指輪の魔法」
アラジンと魔法のランプのようなファンタジー。
欲のない大富豪の青年が願いを叶えてくれる妖精と一時を過ごします。相思相愛でも触れ合えない2人。ベタな展開ではありますが。
このストーリーが不満なのは、妖精が萌キャラで無いこと。せっかく美しい設定なのに、ガサツな少年みたいな見た目で色気無いです。美麗なキャラだったら萌ストーリーだったのですが。
総合的には★3.5位です。 一度読めば十分かな。
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