あの夜を境に四人の関係は歪んだ。卒業間際、俺と、亮太、青野、橘の仲良し男女四人組は温泉旅行へ。そこで俺は青野に告白しようと決めていた。しかしまったく青野と二人きりになれない。それどころか王様ゲームで橘とキスすることになってしまう。橘にキスをされた弾みで消えた明かり。キスされながらも慌ててつけなおすと、そこには亮太に肩を抱かれ、恍惚とした表情でうつむく青野がいた。青野の小さな唇が濡れたように照らされている。その光景を理解できないまま、俺は橘と、青野は亮太と一緒の布団に入り再び明かりが消えた。そして暗がりの中、隣の布団に目を向けて見たものは――