「挿れてもいいですか?」そう囁いたのは、かつて世界を震わせた冷酷な暴君――のはずだった。異世界の無人島に流れ着き、ひとりで生き抜いてきた私。そんな私の前に現れたのは、銀髪の美青年だった。彼は、私が夢中になった小説の主人公。でも本来なら、誰も近づけない冷酷な男のはずなのに……。「君には、優しくしたい」私にだけ向けられる甘い表情。誰もいない島で、逃げ場はない。クエストのためと言い聞かせても、近すぎる距離と熱を帯びた眼差しに、心も身体も抗えなくなっていく。「これはクエストだから……仕方ないのよ……!」暴君になるはずだった美青年との、無人島から始まる危険で甘い溺愛ロマンス。