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作品内容

【ナタリーとフランシスの哀しい恋物語】富豪ローム家にうまれたナタリーは、屋敷の前に捨てられていたフランシスと兄妹のように育てられ、結婚を誓い合う。しかし当然反対されたふたりは海に身を投げた。それから数年後。離れ離れの場所で命をとりとめたナタリーはフランシスを発見するが…。せつない純愛物語、第1巻。

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作品ラインナップ  全7巻完結

  • 砂の城 1

    494pt/543円(税込)

    【ナタリーとフランシスの哀しい恋物語】富豪ローム家にうまれたナタリーは、屋敷の前に捨てられていたフランシスと兄妹のように育てられ、結婚を誓い合う。しかし当然反対されたふたりは海に身を投げた。それから数年後。離れ離れの場所で命をとりとめたナタリーはフランシスを発見するが…。せつない純愛物語、第1巻。
  • 砂の城 2

    494pt/543円(税込)

    【愛した人を忘れられず苦悩するナタリー】愛したフランシスの子供に「フランシス」と名づけ引き取り、生活を始めるナタリー。成長したフランシスは、ナタリーを守れるようになりたいとの願いから、コレージュへ進学し寮に入ることを希望する。ナタリーはフランシスの心が離れていくのではないかと激しく動揺し…。せつない純愛物語、第2巻。
  • 砂の城 3

    494pt/543円(税込)

    【ナタリーを想い成長するフランシス】コレージュに進学したフランシスは、上級生のフェランやエドウィンたちとのさまざまな出会いと交流を通じて、心やさしい少年に成長する。一方、ナタリーは新しい一歩を踏み出すため、亡き恋人フランシスの墓を訪れる。そんなある日フランシスは、美少女ミルフィーヌと出会い…。せつない純愛物語、第3巻。
  • 砂の城 4

    494pt/543円(税込)

    【フランシスと離れて暮らすことを決断したナタリー】フランシスの人生を狂わせてしまうと感じたナタリーは、童話がみとめられたことをきっかけに単身アメリカに渡り、テレビ局の社長ジョフ・ハワードと親密になっていく。一方、フランシスはナタリーの肖像画を描くことで、寂しさを紛らわせていた…。せつない純愛物語、第4巻。
  • 砂の城 5

    494pt/543円(税込)

    【ナタリーへの愛を確信するフランシス】絵画コンクールで入賞したフランシスは、研修旅行でナタリーのいるアメリカへ。突然行って驚かせようと、ナタリーに内緒で会いに行くがジェフ・ハワードからナタリーと結婚するつもりだと告げられ、激しく動揺する。ナタリーへの想いが愛だと気づきフランシスは一層想いを募らせる…。せつない純愛物語、第5巻。
  • 砂の城 6

    494pt/543円(税込)

    【忘れようとすればするほど、強くなる想い】帰国したナタリーは、成長したフランシスとかつての恋人の姿が重なり心が乱れる。ナタリーは強く惹かれあいながらも、気持ちをおさえ離れて暮らすことを選択する。そんなある日、ナタリーは倒れてしまい、駆けつけたフランシスと再び一緒に暮らし始めることに…。せつない純愛物語、第6巻。
  • 砂の城 7

    494pt/543円(税込)

    【ナタリーとフランシスの愛の結末は!!】ようやく結ばれ、ふたりで暮らし始めたナタリーとフランシスに、穏やかで幸福な時間が訪れる。そんなある日、フランシスはミルフィーヌの最後の願いを受け入れ、ふたりで旅行に。それを知ったナタリーは不安に怯え…。せつない純愛物語、ついに完結。 【同時収録】くうちゅう・しばい

レビュー

砂の城のレビュー

平均評価:4.5 54件のレビューをみる

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高評価レビュー

トラウマを作った大ッ嫌いな漫画だが。。
この話は、一条先生が嫌いな話を作るおつもりで取り組んだ作品だと、何処かで語っていた。私も全くだめ。人の不幸を見せつけられる。幸せになるか、これで安心か、とホッとしたいのに、束の間の平穏を見せたあと、折角築いた砂の城を、ザーッと波が浚って行ってしまうのだ。何度も何度も幸せが、こぼれていってしまう。。。

人魚姫とかマッチ売りの少女とか、映画の、風と共に去りぬとかカサブランカとか、私が事前リサーチして迄ハピエン志向となった原因の話は他にも幾つもあるが、これはあまりにも酷いのだ。
苦難があっても、幸せがその後に待っていると、そう信じて読み進めたいのに。

絵がまた流麗なラインで、ナタリーの幸せを見つけようとする読み手の気持ちの高揚を汲み取り、そして突き落とす。
一条先生の原画展へ数年前に行ったときも、この異色の存在が先生の画業紹介に燦然とあり、嫌いなストーリーだなんて、それをどうやったら、こうも描けるんだろうと、唸ってしまった。

嫌い嫌いと言いながら、単行本と文庫本と持っている。
二度と読みたくない癖に。
そして読んだのは、これ迄に私はたった二度。

印象的で、心にずっしり影を落とす厄介な作品。
文庫本はシンガーソングライターの中島みゆきさんのあとがきにギャグの乗りがあり、陰鬱なストーリーをひっくり返す強烈なギャップ。

実は、以前から読みたいと強く思っている「プライド」や「有閑倶楽部」にまだ手を伸ばしていないのは、この「砂の城」から未だに立ち直れていないからだ。
昔雑誌で、漫画家の先生方が写真でお顔を見せてくださったとき、当時、一条ゆかり先生と里中満智子先生は凄くお美しかった。その後、池田理代子先生もだと分かり、漫画に於ける美の追求が、描き手に表れるのか、と妙に納得したものだ。

服がダサかったことが一度もなくて、横文字名前の似合う絵がめちゃめちゃ上手くて、独特の雰囲気があって、スピード感や時代超越感があって、どこを取っても一条ゆかり先生の世界は真似できないだろう。70年代当時から、画風に洗練と、劇場空間にアートがあって、ポップで。
そんなオリジナリティーとセンスの塊の作品群の中で、この異色の「砂の城」だけは、私の中で砂の城のように歳月が流し去ってくれない。もろい存在感ではないのだ。
それがちょっと辛い。一度読んでしまった者は忘れられないのが、砂の城。
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12件
2021年3月12日
もしもアニメ化されたなら…主題曲は…
昭和のまだまだ、シェイクスピア的悲劇の物語がウケることがあった時代の漫画、な気がします。最近の異世界ものが流行っている今、こんな原作がアニメ化されたなら、相当な異色作になりうるかもと、妄想してしまいました。
(↓ここは、一条ゆかり先生に一読してほしいな➰)
もしも、アニメ化されたなら、主題曲は
オープニングは、高橋幸宏の「Ripple」英語とフランス語の歌詞が印象的で、出来ればピエール・バルーの部分を、大貫妙子さんのヴォーカルに差し換えてもらって(もしくは、ヴォーカル部分全部ハモって頂いて)、男女の恋愛の歌っぽくしてもらう。
エンディングは、デヴィッド・シルビアン&坂本龍一の「Blue of Noon」この曲は、結局CD化されることがなかった、隠れた「名曲」ですが、YouTubeではチェック出来ます。ピアノのエモーショナルな美しい曲です。
この辺りの音楽は、「星降る夜に聞かせてよ」なんて作品を描かれる、洋楽好きそうな一条ゆかり先生は、多分知ってらっしゃると思うのですが…??(どうでしょう?)
あと、挿入歌として、大貫妙子さんの「黒のクレール」や「彼と彼女のソネット」そして荒井由美時代の「ベルベット・イースター」や「翳りゆく部屋」みたいな雰囲気ある、一条先生も好きそうな?歌を選んで流して、演出してみるとか…。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンなみのビジュアルで描かれたなら、ちょっと注目されるかも?(なんて…)
最近はやたら不倫だの浮気だのとかが、ニュースになることが多いなか、「一途な想い」を描いたこの作品は、人々の印象に残る…なんてこともあるかも知れません。
願わくば物語のエンディングのほう…これだけ頑張って生きた主人公たちに幸せな何年間かが有って欲しいような…二人の間に子供をまた授かるみたいな…(美輪さんも「苦労して頑張った人にはその分のご褒美があるわよ」なんて仰るし…なんて…。マンガに言ってもですが)
(これも妄想→)一条ゆかり先生には、演出家兼、助監督的なことをして頂いて、現場に関わってもらい、大貫妙子さんには音楽的演出などに関わってもらいます。そこに松任谷由実さんも暇潰しの如く現れて、昭和の大御所様たちが、ああでもないこうでもないと…。演出してみるとか?
ついでに、お茶会でも開いてぴーちくぱーちく昭和の文化的懐かし話をすれば、元気も出たりして➰?(ははは…)
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0件
2023年11月5日
名作です
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 「りぼん」1977年7月号から1979年7月号まで、および1980年9月号から1981年11月号まで掲載。裕福なローム家に一人娘のナタリーが生まれた日に家の前に捨てられた4才のフランシス。身分の差はあれど2人は将来一緒になりたいと願い、ナタリーの両親も理解を示します。幸せな未来がやってくると思っていたところでナタリーの両親が事故に遭い...。作中で「人生なんて砂の城のようなものかも知れないわね つくってもつくってもいつのまにか波がさらってしまう」というナタリーの台詞があるのですが、ナタリーの幸せはいつも もう少しのところで脆く儚く消えてしまいます。他のレビュアーさんが、とっても「砂の城」に思い入れのある方だと思いますが、2度しか読んでいないとレビューされていて、頷けました。読むのがしんどいです。一条先生が これでもか、これでもかという障害のてんこもりのお昼のメロドラマを目指したらしく、第一の障害は身分の差、第二の障害は年の差でナタリーが綺麗なお姉さんから綺麗なお母さんぽくなっていく感じがせつなかったです。ナタリーはとても優しい人に囲まれて童話作家として成功し、お姫様と王子様が結ばれる物語を書きながらずっとフランシスのことを思い続けていて、本当にナタリーにもっと幸せになって欲しかったです。ナタリーの人生を暗転させることが悪意によるものとは限らなかったのも辛かったです。登場人物のそれぞれの恋が激しくて、当時の「りぼん」の読者はどんなふうに感じたのでしょうか。そしてラストはどう受け止めたのでしょうか。ナタリーにとっては幸せなのかな。綺麗なラスト。綺麗じゃなくてもよかったのに。昭和的というか。たとえ行く末で恋に敗れようが仕事に生きて行けばよいのに。あー、ロベールどうしてもっと押してくれなかったの?フランシスと再会したときもあんなのある?そんなことをつらつら考えました。心情的には星4です。あまりにナタリーに辛いことが起こり過ぎて、アメリカのナタリーとジェフの関係もちょっといびつに思えるので。でもこんなにのめり込む作品はなかなか無くて、すごいと思うので星5で。重くてダメージがありました。なかなか読むのに勇気がいりますが、重たいのを読みたい方にオススメします。
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12件
2021年11月9日
砂の城に生きる私達とは
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 一条ゆかり先生といえば、ドロドロとした女の情感を大好物とする少女漫画界の大御所。この「砂の城」はドラマ化もされた80年代恋愛漫画における金字塔的名作です。「悲劇のヒロイン」という言葉は、この主人公ナタリーの為にある言葉かといわんばかりの悲劇っぷり。孤児や格差社会、駆け落ちに心中、記憶喪失をふんだんに織り交ぜながら、不幸続きで怒涛の展開が大波になって読者を呑み込んでいきます。
当時、一条先生は自立した活発な女性が好きで、敢えて本作では対照的な主人公を描くのに挑戦したそう。あまりの悲惨さに初見では可哀想だとナタリーに同情したけれど、読み進めていくほど、作中でエレーヌが明言したように「身を焼き尽くすほど愛する相手を見つけられた貴女は一番幸福な女なのかもしれない」と思い始めました。たびたび周囲や過去に囚われすぎて自分の幸せを優先できない姿も最初は理解できず、どうしてと苛立ちさえ募りましたが、『王子様とお姫様を含めて皆が幸せになる物語』を誰よりも尊く想い、それを絵本にして名誉実力ともに世界的に評価された人だからこそだったのかなぁと。おとぎ話の中に身を置き、現実世界の理不尽を恐れ、自分の砂の城が崩れるのではないか...と終始、情緒不安定なナタリー。でも本当は、城が崩れて流されても、また一から作る強さが人間にはあるのだと言いたいですよね。実際、どんな悲劇の波が幾度と襲いかかろうと、全てを流されてしまうわけでなく、彼女の側にはいつも絶えず大切な友人達やフランシスがいましたよね。それは、時に絵本として読者に寄り添い、時に恋人としてフランシスの白昼夢に現れたナタリー自身も同じです。たとえ、命を波にさらわれてしまった後でさえも、エディットのように新たな時代を生きる人達の中にだって、ナタリーは生きています。そうして誰かの「砂の城」があった場所に今度は次世代の子ども達が新たな「砂の城」を作っていく...。人の命、そして、人生とはこういうものだと改めて気づかされる、素晴らしい作品であることに間違いないでしょう。
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3件
2020年7月25日
永遠の名作
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 子供の頃に読みました。懐かしいなあ。多少なりとも色々人生経験を積んだ今では、子供の頃は理解できなかった登場人物の気持ちが(少なくとも以前よりは)理解できるようになったと思います。ナタリー達の結婚に反対したマリア叔母様の気持ちとか。ずっとナタリーを見守り続けたロベールの気持ちとか。ジェフへの愛を素直に表現できなかったジュラルディンの気持ちとか。ヴォージュを愛していたエレーヌの心が、なぜ急にミッシェルに向いたのか、とか。子供の私には分からなかったことか、今では分かります。そういったことを全部ひっくるめてこの作品を見ると、重くて暗くて、時には読むのが苦しいんだけど、それ以上に深い味わいのある作品だと思います。人生は確かに砂の城のように儚いけど、それだけじゃないって今では知っているからこそ、ナタリーの最期が一層哀しく切ない。でも、もうこれ以上「幸せ」という名の砂の城を崩される不安がない世界に、幸せな気持ちに包まれたまま飛び立ったのは、彼女の魂には救いだったのかもしれません。幸福とは、人生とは何なのかを読者に問いかける、永遠の名作の一つです。
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0件
2024年7月29日

最新のレビュー

ムムム
凄いお話ですね。時間を超えて今の時代に読んでもちっとも遅れてない。先を進んでる感じです。さすが一条先生‼️
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0件
2025年4月22日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

儚い純愛の物語
編集:クリアブラック(シーモアスタッフ)
「有閑倶楽部」でも知られる一条ゆかり先生の少女漫画です!ナタリーとフランシスは結婚を誓いますが、身分違いで反対され共に海に見を投げてしまいます。離れ離れになっても想い続ける繊細な恋模様と、しっかりと描かれたキャラクター達の心情とストーリーに考えさせられます。過去にドラマ化もされています!

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