4つの短編は内容は薄いけど、どれもなかなかよく纏まっていて手軽に読めました。
お気に入りは、最後の時代モノ身分の差love。
〜入試の時の傘といい、惚れた相手には自分から手を出す古風なところ(笑)がある百瀬は、ぶっきらぼうだけど
優しくて、君塚が思ってるよりずっと大事に思ってるのが伝わってきた。
〜親元を離れ東京で下宿している純朴少年に手を出したお兄ちゃんは、悪いヤツかと思いきや意外に真剣みたいで安心した。
〜モデルと2人きりで無人島に遭難…。非日常から始まった関係が、しがないサラリーマンの日常に戻っても、恋は終わらなくてよかった。
〜再び仕官が叶った小吾郎のために身を引いて送り出す嘉七が健気。小吾郎が迎えに来るラストもよかった
表題作と2つめの短編の後日談。
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