お互い世の中の生きにくさも身をもって痛いほどリアルに体験、しかしそれに腐ったり泣くだけで若い時間を浪費したりなどせず、なお闘う。世の中に、社会のため立ち上がる人がいるが、ヒロインもそんな凄い人物。苦しみを利他へ活かす驚異の精神力。
表に出
られない闇の中に潜む犯罪チックなものを、ヒロインのような勇気?、使命感?、正義感?で何とかすることは、実際危険極まりないからこそ、彼の存在は地獄に仏?。(ヒロインのことはたとえ)浮浪児であっても好き、とくるカッコ良い彼は、ヒロインの行動の訳を知る前から気持ちが押し寄せていて、読んでいてはぁ〜と溜息。
ありきたりの話に飽きたときは特にお勧めする。
ヒストリカル物なのに型破りで、しかも、上流階級の様子と下町の裏通りの治安悪そうな一帯、光と影が示されていて、読後感は充実。
私は、彼イーサンにそんな風に愛される彼女を羨ましいと思えた。
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