「いとしの猫っ毛」の、みいくんと恵ちゃんが付き合う前、高校時代の話がメインです。
私はこちらを先に読みました。
どちらが先でも大丈夫ですが、小樽編を先に読んだら、是非「いとしの猫っ毛1、2」もでお読みください。
本編では、これでもかっ
てくらいあまあまの2人ですが、ここに至るまでにものすごい葛藤があったわけです。特に、かなり小さい時から、幼なじみで、親友で、男性である恵ちゃんを好きと自覚していたみいくんの葛藤は、家庭の事情などもあり、相当なものでした。本当に、読んでて辛くて泣けてしまうくらい…。
恵ちゃんは至って健康的で、両親に愛されて育った普通の高校生。そしてノンケです。
片やみいくんは、大好きな父親を早くに亡くし、頼りなはずの母親は、大人に成りきれない、自分大事なタイプ。なのでいつも心のどこかが寂しくて…。
みいくんは、“ノンケだけど恵ちゃんが好き”というのではなく、清水という色々好奇心を満たしてくれ、尚且つ甘えられる存在の男性がいたし、東京に行ってからも、2丁目で色々寂しさを紛らわしていたので、ゲイなんですね。
彼は肉親や親しい人の死に何度も立ち会ったため、強いけど弱いんです。寂しさに耐えられない。で、結構女々しいし、チキン。
その点、見た目ホンワカしている恵ちゃんの方が強いです。
これは、みいくんの粘りと、恵ちゃんの強さの結果ですね。
色々ありましたが、HAPPY ENDです。
本当に色々ありすぎました
でも湿っぽくならないのは、この作家さんの絵柄によるんでしょうね。
大好きな作家さんなので、この猫っ毛シリーズもいつ購入しようかと思いつつ、ついに既出の全シリーズ購入できました。
読むのが勿体ない気がしてしまいまして
エロは所謂全部イタシテいるシーンは出てきません。
でも表情とかエロい
猫っ毛本編を読んだ方、読んでいない方、お勧めですのでぜひを!
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